Rozen Maiden Träumend |
第6話「天使」 |
2005/11/25 01:55 TBS |
今回から登場したメグは、なかなかに見逃せないキャラです。病弱な黒髪色白美少女が、病院の窓の外の眺めながら歌うというシチュエーションだけでもぐっと来るものがあるというのに、点滴で過ごす自分に対して「あたしね、この状況がとても気に入っているの。すごく文学的で美しいじゃない? こんな食べ物で自分の身を汚すなんてできない」などとのたまわれた日には辛抱たまらんです(ぉ。繊細な10代の感性と電波ちゃんとの境目を歩くような台詞と、死への熱望。
「ありがとう…私の命、使ってくれたんでしょう?」と水銀燈に身の上を語るシーンもいいですわ。
水銀燈のマスターになったというのも、面白いですね。すっかり「いい人」(人形か)になってしまった真紅に物足りない向きには、いい展開かもしれません。
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Rozen Maiden Träumend |
第7話「茶会」 |
2005/12/2 01:55 TBS |
前回、水銀燈と再会したときにはっきりとわかった真紅。「私はもう戦わない…」と。しかしそれは、最高のアリスになるという宿命を捨て、ドールたちが心から望む「お父様」との再会をも放棄すること。そこに疑問を感じた蒼星石は、お父様の幻を見て…。ちょっと面白くなりそうかも。
パステル調の衣装を着た真紅は、らしくはないけど新鮮でキュートでした。
さ〜て、今週のメグちゃん。出番少ないが!(笑) 看護婦さんが話しかけても、窓の外に向かって歌うことをやめません。どうやら"天使"に来て欲しかったようです。刺々しい言葉とともに現れた水銀燈に薄く微笑んで「でもあなたは来てくれたわ」と言う。
このあたりのやり取り、距離の間合いがいい感じです。
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Rozen Maiden Träumend |
第8話「人形師」 |
2005/12/9 01:55 TBS |
悟っちゃった真紅や、毎日楽しければオールOKな他のドールたちではなく、生真面目な蒼星石を狙うところが賢いですね。まんまと乗せられた彼女は、アリスを目指して戦うことを宣言しますが…。
そして乗せられちゃった人がもう一人。水銀燈もまた、ローザミスティカがあればメグを助けられるとそそのかされてしまいます。
確かに、あんなに苦しがるメグちゃんを見てしまうとね…。
メグは気を使う水銀燈に「天使さんらしくないわね」とは言ってみせるものの、さらに不幸な影を色濃く落としています。
いや〜、こんなに不幸が似合う子がいるでしょうか。増血鬼になってしまいそう:-)
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Rozen Maiden Träumend |
第10話「巴」 |
2006/1/13 01:55 TBS |
蒼星石のローザミスティカを取り込み、すっかりご満悦の水銀燈がいー感じ。そしていそいそとメグの元へ駆けつけ、ローザミスティカの光を分けてあげるのです。
メグ嬢は「透明で、暖かくて、儚くて…わたし好きよ、この光」と指輪に宿った光を掲げて微笑みます。彼女の痩せて骨ばった手がたまらんのですよ:-)。それを見た水銀燈もまた、肩の力を抜いて穏やかな表情を浮かべるのです。戦いのときと同一人物とは思えないギャップがあります。
お話のほうは蒼星石ばかりか、雛苺までもが退場。昔、真紅にやられた影響が今更出たようです。うーむ、前シリーズではアリスゲームはまったく始まっていなかったということか? とにかく、今は戦いを否定している真紅にとって、雛苺のローザミスティカを手に入れたことは重い十字架を背負ったと言えるかもしれません。勝者と言えども、敗者に「返す」ことはできないようですし。
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Rozen Maiden Träumend |
第12話「少女」 |
2006/1/27 01:55 TBS |
実は今回が最終回なのでした。あらら、お陰でいろいろ未解決のまま終わってしまいました…。
薔薇水晶の行動が他のドールたちとは異質で、彼女の動機が今まで分からなかったのですが、それについては分かりやすい解が用意されていました。なるほど。
このサイト的にはひたすらメグ追いでやっていたので(笑)、彼女のケアがまるでされなかったことには大いに不満ですな。
彼女のお陰で水銀燈が救われたのはいいことでしたが、果たしてメグ自身は? 「天使さん」に会うことに喜びを見出し、死への憧れという破滅的な感情から逃れることができたのか、それとも未だに死をもたらしてくれるがゆえに水銀燈を求めるのか。
せめて最後に、その答えを感じられる何らかのセリフが欲しかったところ。ツボを突くキャラだっただけに残念。
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