乙女はお姉さまに恋してる |
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第1話「口紅(ルージュ)をひいた王子様」 |
2006/10/9 01:00 テレ玉 |
まだ明かされていない理由により、女子校に女装して転入することになった瑞穂。そこにはオトコノコが知らない、禁断の世界が広がっていたのでした――。
「ごきげんよう」から始まる普段の学園生活もさることながら、やはり男にとって謎なのが「パジャマパーティ」でしょう(笑)。
なぜパジャマなのか、そして一体どんな話をしているのか……。そんなパジャマパーティに第一話から放り込まれてしまった瑞穂なのでした。
今回は地味なパジャマでしたが、これがもっとセクスィ〜なものになっちゃったらどうするのでしょうか。「第2回」以降に期待しましょう:-)。
そんなわけで、瑞穂をいじりまくるまりやが楽しい。彼女たちのお世話番の子、ツンデレっぽい生徒会長、謎の美少女とお膳立てはバッチリ。
楽しみです:-)。
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第2話「けせない消しゴム」 |
2006/10/16 01:00 テレ玉 |
入学早々注目の的になる瑞穂"ちゃん"。女子校に潜入した上に、黄色い声を掛けられるとは…ぶっちゃけうらやまし〜(ぉ。
さて、前回すれ違った謎の美少女、紫苑さん。瑞穂と意気投合するも、実は男の子であることを見破ってしまいます。
うーん、なんで判ったんだろ…。「ズボンのチャック開いてらしてよ」というのはすごい鎌掛けでしたが、紫苑さんと瑞穂ちゃんのお嬢様トークはなかなかグーです。もっと取っつきにくい人かと思いきや、意外とフレンドリーな人でした。
その紫苑さまは去年の「エルダー」だったという。分かりやすく言えば、「薔薇さま」あるいは「エトワールさま」:-)。
しかし、ちょっと違うのは生徒会などとは無関係であるということでしょうか。お陰で、生徒会長の貴子さんはなにやら面白くないご様子。
この貴子さん、正統派ツンデレタイプとお見受けいたします。ま、ツンデレかどうかは私にはあまり重要なファクターではありませんが、髪と髪を飾るリボンは結構高いポイントをたたき出しています:-)。今後の展開に期待〜。
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第3話「おとめが乙女を選ぶ時」 |
2006/10/23 01:00 テレ玉 |
エルダーになるには、全校生徒の75%の支持を集めることが必要。そりゃ無理だろう〜、と思ったら票の譲り合いでそうなるのだとか。
なるほど。少数を以て多数を制する、同種の話は銀英伝にもあったなーと思っていたら(よりによって銀英伝?)、
あれよあれよと支持を集めて瑞穂ちゃんが圧倒的な勝利じゃないの〜。
譲り合いシステムを説明した後だから、その圧勝ぶりがさらに強調されます。
さて、破れてしまった生徒会長の貴子さん。余計なことを言って引き立て役になってしまいましたが、彼女はかなりいけてるんじゃないかと。
普通、意地悪役はもっとえげつないものですが、彼女は上品だし、本質的には真面目で素直な子のように見えます。
前エルダーの紫苑さんのことも尊重(あるいは尊敬、あるいはそれ以上?)しているし。なにより、髪リボンをしている子に悪い子はいない!(それはどうか…) まりやとは、以前になにがあったんでしょうね?
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第4話「開かずの扉の眠り姫」 |
2006/10/30 01:00 テレ玉 |
「お姉さま、どうかなさったのですか?」 おっと、貴子さんってば、いきなり尊敬語で応対ですか。"エルダー"のご威光は大したものだなぁ。
でも、嫌々でもなく、嫌みでもなく、素直にそうしている感じ。そう、「素直」。突如、柔らかいキャラになりましたよ!?
幽霊に過剰に反応するのもいーですね。なんか、いきなり可愛くなったんじゃないか?
それにしても、そのエルダーたる瑞穂ちゃん。毎度感心するのがその鉄の意志ですね。そんなに懐かれて、一晩隣にいたらあーた、我慢できませんことよ?(ぉ
だいたい、朝になったらどうするんだ?ほんとは女の子じゃないの?? ってな考えを否定するような瑞穂ちゃんのひげ面アイキャッチ。
なんか、ショックでかいぞ、これ…(笑)。
幽霊の一子ちゃんは、レギュラー化?? 意外に何でもアリなのね…。
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第5話「真夜中の教会(チャペル)」 |
2006/11/6 01:00 テレ玉 |
未だかつて、こんなに明るい自縛霊がいたでしょうか:-)。そんなとびきり賑やかな雰囲気から、しっとりとした別れのシーンへの切り替わりが見事でした。
一子ちゃんのお姉さまは、実は瑞穂のお母さん。瑞穂にとっては僅かな母親の記憶に触れることができ、一子にとっては夢だったお姉さまとの結婚式を挙げることができて、これで思い残すことなく昇天するという、ちょっと感動的なラストでした。
思わずうるっと来そうになりましたね……あのまま成仏していれば(^^;)
あそこで終わっていればいい話だったのになー。一子ちゃん、いつ成仏できるだろ…。
ところで、一子ちゃんが提唱?した「結婚できる『お姉さま』」って概念は斬新:-)。そーゆー前向きな捉え方もあるのか:-)。
この作品のクライマックスは、瑞穂ちゃんは実は男だった――! で大騒ぎ。…と思っていましたが、なんだか意外にあっさり受け入れられる気がしてきました:-)。
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第6話「夏の日の狂想曲(カプリッツィオ)」 |
2006/11/13 01:00 テレ玉 |
夏。夏と言えば、水着。なるほど、あり得ないほど細い腰を持つ瑞穂ちゃんも、隠しきれないモノがあるよな〜。
そもそも、あの状況で女子と一緒に水泳の授業を受けるなんぞ、うらやましいを通り越してもはや苦行でしかない…(^^;)。
さて、何かにつけて衝突してきたまりやと貴子さん。その原因はそんなたいしたことないものでした。
逆に言えば、それだけまりやは貴子に期待していたってことでしょうか。ま、お互い張り合った結果とは言え、全力を尽くす姿が清々しくてグーですよ。
特に貴子さん。眠い目をこすりこすり、(ダメダメ、寝ちゃダメ!)という感じの心の声が聞こえてきそうなシーンが、もう可愛すぎ。
エルダーお姉さまに膝枕してもらっているところもいいし、ラストの南国お嬢様風のシーンも◎。
大きな椅子にちょこんと座ったところが、生徒会長という義務から離れてのびのびとしていて、「うふ」と笑う表情も軟らかく、とても様になっています。絵になる子だよな〜。
膝枕シーンと言えば、瑞穂ちゃんが副会長を叱るシーンも凛々しく、すっかりエルダーぶりが板に付いてきました。
もう、男に復活するなんてあきらめましょう、お姉さま:-)。
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第7話「小っちゃな妹(かな)と大きなリボン」 |
2006/11/20 01:00 テレ玉 |
おっ! 冬服登場。白地に青いリボンの夏服は涼やかで結構でしたが、黒もなかなか落ち着いていてよろしい。
OP/EDもちゃんと衣替えしています。こういう配慮はうれしいところ。
お話の方も、冬服のように落ち着いたものになりました。会長たる貴子さんだけを悪人にするのではなく(そういう雰囲気はあったが、瑞穂ちゃんはちゃんとフォローしていた)、まりやが騒ぎ立てるわけでもなく、瑞穂の意志と行動にスポットを当てて展開したところが良かったですね。
ま、あえて悪人といえば、奏に絡んできた子たちですが、それはエルダーとして一喝してくれたのですっきり。
それに、奏の「事情」に触れることなく、全校生徒を納得させた演説も鮮やかでした。お姉さま、惚れる〜。
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第8話「縮まらない記録(タイム)」 |
2006/11/27 01:00 テレ玉 |
授業中の瑞穂お姉さまと貴子さんとの会話は、もはやお約束。
貴子さんがお姉さまのことをすごく気にしているのが垣間見えて、いいシーンなのですよ。
ついでに、瑞穂ちゃんが妹たちを抱き寄せるのもお約束!? うらやましい……(爆)。
さて、今回は由佳里メインの話。彼女に憧れていた義理のお姉さんがいて…というのは、ちょっと意外な展開でした。
てっきり、まりやとの関係で悩む話かと思った…。わざわざ義理のお姉さんを持ち出さなくても、まりやでも良かったんじゃないかなぁ。
強く言いすぎたかも、と珍しく弱気に悩むまりやを見て、むしろかわいそうな気がしました。
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第9話「まりやの気持ち」 |
2006/12/4 01:00 テレ玉 |
瑞穂ロミオと貴子ジュリエット、それは確かに見たい! そんなわけで、恥ずかしがる貴子さんを十二分に堪能できました。キュート〜。
貴子さんらしいと思ったのは、練習でキスをするシーン。一度は拒むものの「演劇部に迷惑を掛けるのは筋違い」という理由で承諾するところです。
これはポーズでも言い訳でもなく、本気でそう思っているんですよね。この生真面目さが、個人的にはツボなのですよ〜。
さて、サブタイトルにもなっているまりやの気持ち。いつも自分の後を付いてきた瑞穂ちゃんがいつの間にか男らしく……は、なってないな(^^;)。
たくましく……も違うな。ええっと……「頼もしく」なってきたことに、戸惑っているようです。
彼女のこの反応は果たして恋愛感情なのか…?
見た目はこれ以上ないくらいの女の子、でも本当は男。そのどちらも知っている彼女としては、気持ちの持って行き方がびみょ〜な気がしますが…。
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第10話「二人のジュリエット」 |
2006/12/11 01:00 テレ玉 |
…いやもう、ただひたすらに素晴らしい。貴子さん最高〜。
前半はなにかにつけてお姉さまに話しかけて、一緒に歩いたりお弁当したり。
後半のお芝居では、胸の高鳴りを一生懸命押さえようとしているところが、良いですわ〜。
しかし、例の服が破けるシーンはあまりに派手だったので、あの眼鏡っ娘副会長が仕込んだのかと思った:-)。
さて、もう一人のジュリエット、まりや。Bパートのアイキャッチは貴子さんを転ばす絵でしたが、そんな風にできたらいっそ良いのにね…。
とはいえ、本来瑞穂ちゃんとのハードルがもっとも低いのは彼女(次点は紫苑さん)。なんと言ってもすべて知っているんだから、
自分の気持ちが固まれば問題ないはず……そう素直になれるかな、というところですが。
ま、貴子さんという強力なライバルもいることだし、たぶんあと3話しかないので:-)、ためらっている余裕はありません。
…個人的には貴子さんを応援してますけど:-)。
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第11話「戸惑いの練習曲(エチュード)」 |
2006/12/18 01:00 テレ玉 |
貴子さんのほうはすっかり「できあがった」ので、今回はまりやの方です。もっとも、まりやだって自分の気持ちは自覚しています。
だからこそ、ぎこちない態度になっているわけで…。
しかし、何の照れもなく身体を拭いてあげるシーンを見ると、瑞穂ちゃんにとって彼女は幼なじみというウェイトが大きいようです。
それとも、女子校生活が長くて慣れちゃったんでしょうか:-)。
まりやとしては、あえて男装をリクエストしてのデートで、「男と女」を意識させるようにしていますな。
実際、胸に手が当たった程度で瑞穂ちゃんが照れてますよ。作戦大成功? だけど「これが二人の、昔からの自然な距離…」という台詞の意味するところは…?
そしてやや強引な展開で、瑞穂ちゃんが男だと貴子さんにバレた!? このバレ方はかなりイマイチだな…。とはいえ、果たして貴子さんがどちらに転ぶのか、とても楽しみです。
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第12話「ラストダンスは永遠に」 |
2006/12/25 01:00 テレ玉 |
「言い訳はしません」 うーむ、とても「男らしい」…。 さあ、どうする、貴子さん、瑞穂「お姉さま」!
どうなることかと思っていましたが、実にうま〜く、さわやかに、甘酸っぱく:-)終わりを迎えました。
貴子さんとまりやの、瑞穂ちゃんを軸にした対立と和解であと2〜3話は欲しいな、と感じていましたが、二人の「仲直り」のシーンと、これからだよ!というラストダンスのシーンで綺麗にまとまりましたね。グッド〜。
週間ヒロインのコーナーでも書きましたが、この作品のキャラはみんな好感が持てます。しかし、やはり貴子さんが最高。
お姉さまが男だと分かってショックを受けたものの、誰にも言わずに執務に没頭しようとしているシーンだとか。
学園を去るというお姉さまを反射的に追いかけようとしたことで自分の気持ちにはっきり気が付き、泣き崩れるシーンだとか。
お姉さまのダンスの申し出に、「喜んで」と柔らかい笑顔で受けるシーンだとか。
ダンスの最中、恥ずかしいのかちらちらと視線を外しているところとか。
…どれもこれもツボ!ツボ!で、大変によろしいです:-)。
…というわけで、非常に楽しませてもらった作品ですが、欲を言えばあと1クール使って、まりやの恋も進めて欲しかったところ。
それに、周辺のキャラだってもっとポテンシャルがあるはず。特に、紫苑さんはもっと語れるキャラなんじゃないかな。
EDの後日談シーンを見て、そんなことを思いました。
後日談シーンと言えば、ラーメンデートのシーンが最高です。二人でいるシーンが描かれているのは、貴子さんだけ。
きっと貴子さんもそう思って、気合い入りまくりで服を選んだのに、やって来たのは庶民的な定食屋。
でもハンカチを丁寧に膝に乗せて、ラーメンを一生懸命食べているギャップが可笑しい。性格と、状況が目に浮かぶようですね:-)。
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