え゛……ほんとに現役引退だったのか。エイプリルフールじゃないの!? しかもです。
理事就任なんかはどうでもいいんですが、寿引退ってどーゆーことですかー? 引退することより、アリシアさんが結婚することの方が驚き。
今まで、男の影なんかちっともなかったのに、裏切られた気分です(爆)。現実では、よくあることですが:-P。
しかし、そんな感傷はともかく、メイン級のキャラの一大イベントを、まったく物語に織り込まなかったのが意外です。
だって、花婿は結局出ず終いですよ? 少なくとも結婚式のシーンは必須でしょう。
そもそも、3大妖精の一人にして、ミス・パーフェクトとも言われる彼女を射止めるなんて一体どんな男?
だいたい、ウンディーネとして多忙な毎日だったはずなのに、どうやって付き合っていたのか。全くの謎のままです。
「でも、灯里ちゃんといられる、この愛おしい時間を失うのが怖くて」と灯里のプリマ昇格を遅らせた理由を語るアリシアさんですが、
う〜ん、そう読み取れるだけの心理描写があっただろうか…。
そんな風に考えていくと、どうにも寿引退という結末は唐突感があり、後付っぽいような気にさせられてしまいます。
せっかくの灯里のプリマ昇格が完全に霞んじゃっているし。うーん、素直にプリマ昇格おめでとう!でフィナーレで十分だったと思うのですが…。
でも、アリシアさんが抜けたことで生きてきたのがラストシーンですね。成長したアイちゃんが、灯里の後輩になっているところ。
アリシアさんのようにお姉さまの微笑を振りまく灯里がまぶしいです。プリマになってから、何年くらい経っているのかな?
…ってなわけで、ちょっと予想外の終わり方ではありましたが、すべてにおいて高いレベルでまとめられた作品でした。
殊にアリス絡みの話は素晴らしく、何度も見返してしまいました。
まだ1クールしか経過していませんが、間違いなく、今年のベスト3に入る出来でしょう(現時点では文句なくトップ)。
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