翠が本性を晒した3話からなかなか面白くなってきた本作品。蘭と翠のやり取りがこなれてきたこの4話はかなりいけます。 テレパシーでの内緒話ってのはなぜかドキドキ感があるんだよな〜:-)。

「ウチが可愛くなかったら、世の中に可愛い子なんていなくなってまうがな」「(緑がきれいと言われて)あたし？」とぶっ飛ばしまくる翠がオモシロ可愛い。 蘭の兄に一目惚れするのはどうかと思うが（笑）、これだけ明るい性格なら最初あんなに暗く描く必要なかったんじゃ…。

1話目からこのクオリティだったらな〜。第1,2話がイマイチだったので、切ってしまった人も多かったことでしょう。もったいない…。

恋のパワーで丸くなったように見えた翠も、今回は性格悪さ全開。ま、悪いというよりきつい性格というところか。 「蘭、大変やで。あんたの彼氏、うちらのこと怖いやって」なんて台詞が出てくるとはね。 「まぁまぁ」とその場を納めた蘭は大人の対応だったけど、もうちょっとぶつかって欲しかったところ。 そうすれば、後半の生き返りイベントももっと映えたでしょう。

その生き返りイベントですけど、第5話にしてもう発動？という感じが(^^;)。まぁ、今回はエマヒクサが力を貸してくれたと解釈しましょう。 キャラ立ちまくりの翠がいなくなったら困りますし:-)。むしろ、蘭の方がインパクト薄いような…がんばれ。

やっぱり、翠が蘭の兄に惚れてるのはありえないなぁ。料理上手なところはいいとしても、幽霊オタはちょっと…:-)。 しかし、その変わり身の早さ、クールな物言いで作品タイトルを乗っ取る勢いで大活躍中の翠なのです。

でも蘭のほうも、常識人的なツッコミがかがみを髣髴とさせてそんなに悪くない（ぉ。

今回のお話、俗っぽい事件と思わせておいて、ホンモノの幽霊登場。妙に明るい幽霊ですが…。

なんだ、旅館の女将が結託しているのかと思っていたよ…。というわけで、テレパシー少女探偵団大活躍の巻。 「さて、この建物の下からはなにが出てくるんやろうねぇ…」と外連味たっぷりな翠さまが犯人を追い詰める！…と思いきや、やっぱりボケとツッコミになってしまうのは関西人の性なのでしょうか。

しかし、ダブルでテレパシー攻撃を噛まして犯人が倒れた時には、始末してしまったのかと(^^;)。

おっ、今回は翠抜きでがんばる話なのね……と思いきやテレポートで登場。…テレポートできたんだっけ？(^^;) まぁ、最初から彼女が絡むと、良くも悪くもズバズバ解決しすぎるもんな。今回の話はうまいところに着地したと思います。

なにより、「ほんとに大切な友達なんてめったに会えるもんじゃない」と翠に力説させ、蘭と二人で力を合わせるところがうまいねー。 初期のプリキュアみたいな感じ。

……ま、今も昔も女は強いってことですかね。

翠が意図的にデートに割り込んでくるっていう導入も、なんかちょっと違う気がしました。

前回「翠がデートに割り込んでくるのは違う気が」と書きましたが、今回はそれと正反対の展開。そうそう、これですよ、しっくりくるのは。

蘭と翠は別に喧嘩したわけではなく、微妙にすれ違っているだけ。蘭は楽しく留衣とデートするし、翠だって一人でも楽しく過ごしている。 でも……混雑する花火大会の最中、偶然手が触れ合って出会ったとき、互いに大切な友達だと再認識する、というところがいいです。

出会ったのが、テレパシー能力ではなく（ましてやケータイなんかでもなく）、偶然・運命的なところがまた心憎い演出。 「うち、この街に来てあんたにあわへんかったら…」という翠の声はテレパシーで伝わっているけれども、 直接それに触れることはなく、でも決してずっと手を握ったままの蘭っていうところもよかったな。

事件が発生すると、翠の独壇場ですな。黒幕？と丁々発止のやり取りがイカス。 「見た目と中身がずいぶん違うようだ」などと言われていますが、事実その通りだから仕方ない:-) 。

一方、蘭はさらわれ…てはいないのか。放置プレイ？ NHKでよかったですね。さらわれちゃったのは、麗香＠大原さやかさんです。 この兄妹、あんまり似てないね…。

いろいろと釈然としないものが…麗香が三つ目だったのは偶然？ 彼女の兄を生かしておいた理由は？（同族だから？） 三つ目族という大仰なものを出しておきながら、ケリを付けないまま終わった感じ。 しかし、じーさんがダイブしたときは思わず笑ってしまいました。あまりにもきれいなフォームだったから、なにか逃げる算段でもあるのかと(^^;)

うなぎに騙された黒服に再登場があるとは:-)。細かいところで笑いを取るな…。しかし、彼らは土砂崩れから逃げられたのかねぇ？