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紅 (完)

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第1話「極夜」
2008/4/6 01:30 テレ玉

これは…ちょっとすごいなぁ。真九郎(沢城みゆき)、紫(悠木碧)、紅香(石毛佐和)のやり取りが上手すぎる。 弥生さん(大久保藍子)もいいな。 OPを見たときは一体どんな作品なのか、見当も付きませんでしたが…。

とは言え、話はなかなか難しそうです。今のところ、さっぱり展開が読めません。 あのアパートの住人はどう絡むのかなぁ。でも、演出が上手いので、面白く見せてくれそうです。期待。

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第2話「溝と流れと」
2008/4/13 01:30 テレ玉

銭湯での紫と真九郎のやりとりはホロリとさせられるな…。親切にはお礼で応えることを理解している紫は賢いですね。 いままで外に出ることなく、かしずかれた生活が当たり前だった割には、素直な子に育ったと言えるでしょう。

真九郎を文字通り影からフォローしている弥生さんが、ストイックな雰囲気でなかなか好きです。猫には優しい一面を見せるところなんかがよいですね。

栗色ロングのクラスメイトの子は、真九郎とはどんな関係なんでしょうね。なんで丁寧語で話しているんだ? 眼鏡の子がヤキモチ妬いているっぽいですけど。…ふむ、真ちゃんは女性にはやたら恵まれていますな:-)。

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第3話「偽者の顔」
2008/4/20 01:30 テレ玉

紫とアパートの住人がそんなに仲良くなる描写ってあったっけ…?ま、真九郎が昼間学校に行く以上、そうなるとは思いますが…。

眼鏡を取ったら可愛かった銀子さん。真九郎に対してやたらツンケン。幼馴染みとしては、いろいろ心配なわけね:-)。 ヤキモチばっかりだと、イヤな女になってしまうところですが、ギリギリ可愛いと思えるラインに留まっています。 ま、夕乃先輩が「いちいちイヤらしい」のは同感。真九郎がかつてお世話になっていたようですが、どうも裏がありそうですな。

後半の、紫の描写はうまいなぁ。仕事だからという真九郎にがっかりしたり、彼の「不細工な笑顔」に憤ったり…。 それは必ずしも子供っぽい正義感だけではなく、紫の生い立ちにも関連していたりね。どちらもまだまだ、子供とは言えますね^^;。 ついでに、弥生さんまで子供扱いされちゃった:-)。

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第4話「才物」
2008/4/27 01:30 テレ玉

機関銃のように真九郎のミスを責める弥生さんにびっくり。もっとクールな人かと思っていましたが…。 「『男』に任せたこと?」なんていう紅香さんの台詞も気になります。この人もいろいろあるんでしょうね。

真九郎と紫の会話がやっぱりほっとしますね。どちらも未熟者だけれども、お互い相手を思いやって成長しようとしているところが微笑ましいじゃないですか。

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第5話「望み」
2008/5/4 01:30 テレ玉

ほんと……紫役 悠木碧の演技がうますぎる。「九鳳院に行くのではないだろうな…?」という不安げな表現や、 真九郎に馴れ馴れしい散鶴や夕乃に対してカチンと来て「わたしは疲れてなど、ない!」なんていうところや、満面の笑みを浮かべて「おー、いぇす!」など、ちょっと驚異的な演技力ではないかと。 気になったので調べてみたら、悠木碧さんは現在16歳だそうで二度びっくり。 二重の意味で16歳とは思えない演技ですわ。

さて、今回は夕乃さんのご実家訪問のお話。うーん、すみません、夕乃さんって絶対腹黒だと思ってました…。いい人だったのね(ぉ。真九郎に好意を寄せているのも嘘じゃないようです。そら、銀子さんも気になるわな。

弥生さんが「私の方がいい女だと思うけどな」と愚痴るのが可笑しかった。うん、いい女だと思うけど文字通り隙のない人だから、それでは男も寄ってこないでしょうね:-)。

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第6話「貴方の頭上に光が輝くでしょう」
2008/5/11 01:30 テレ玉

ミュージカルでみんなで壊れましょう思い出を作りましょうというお話。 アパートの住人達は元から壊れているようなもんだしな(ぉ。夕乃さんを投入するも、さらに事態は悪化。やっぱこの人、読めないわ:-)。

堅物の弥生さんまでも壊れちゃいましたね。ところで今更だけど、毎回シャツとネクタイの色が違うのね。 そういえば、彼女はいつ家に帰っているんだろう…。

すべては紅香さんの仕込みだったわけですが、今回唯一の被害者は銀子さんでしょう。せっかく真九郎に誘われて満更でもない表情だったのにね(^^;)。紅香さんに対する激しい反応も、今後のポイント。

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第7話「女」
2008/5/18 01:30 テレ玉

あの環さん、子供の前で痴話げんかを見せつけないでください…。経緯はどうあれ、紫を利用したのはいかんよなぁ…。

そこは紫もだだの子供ではないから、「こんなとき、せめてビールでもごちそうできればよいのだが」なんて慰めてもくれます。 えらい子だ:-)。

「男はちょっと抜けた感じの弱そうな女にすぐに騙される」と言われて夕乃が思い浮かぶあたり、やはりただの子供ではありません。 まぁ、5話を見る前だったら全面的に賛成だった:-)。

「今すぐ、夕乃と別れろ!」とすごい剣幕の紫に「身近?お前のことか?」と返す真九郎が面白すぎる。 これ、狙ってやっていればなかなかのものですが、天然でしょうね。紫も、自分のイライラの正体がヤキモチだと分かるにはどのくらいの時間が必要なのかな〜。

そんな微笑ましい展開の裏で忍び寄る大ピンチ。居場所が九鳳院にバレちゃいましたよ!?

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第8話「自愛と臆病と」
2008/5/25 01:30 テレ玉

なるほど、蓮丈さまはのらりくらりとして、紫をしばらく外に置いておくつもりだったのね。しかし、それを貫けるほど、強くはない人なのよね…。

七五三ではしゃぐ紫がかわいい。世の親たちは、こういうのを生き甲斐にしているんだろうな。それを幸せと呼ぶのだろうな…。 などと思ってしまったシーンでした。

単にはしゃぐだけじゃなく、なにか真九郎にお返ししたいと思っているところが紫のいじらしいところじゃありませんか。 「悔しいな…紫は自分が子供でいることが無性に悔しい。真九郎に大したことも言えないし、大したこともできない」「今の紫にできることをやる、ちゃんとやるぞ?」「そぉか、幸せか!」このあたりの真九郎とのやりとりが、ほんと泣ける。

そこに忍び寄る九鳳院の影。怯える紫がかわいそうで…。ここまで紫に感情移入できるように持っていった演出は素晴らしい。 それだけでもこの作品は成功なんじゃないかな。

…でも、九鳳院の者が紫を取り戻すつもりだったら、どうして即刻連れて行かなかったんだろう。 実は、あれは蓮丈の手下で、警告するつもりだったのかな?

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第9話「貴方と私と」
2008/6/1 01:30 テレ玉

紫の言葉が、ただひたすらに泣ける。「死んでしまった人はもうこの世にはいない。泣いても泣いても、どこにもいない。 紫と真九郎が愛した人はもういない。でも、紫は真九郎に出会えた。いっしょにいれば二人だ。だからもう、寂しくない」 そういって「大切な人」にキスをする紫。いいシーンだ…。

なのに…。アパートに戻ったのは明らかにまずかったよな〜。強行したのだから、真九郎の本気が見られると思ったのに…。 紫にあれだけのことを言わせたのに、なんたる体たらくか。奮起するよね!?

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第10話「慣れの恐怖」
2008/6/8 01:30 テレ玉

聞き分けの良すぎる真九郎にイライラ。お前はこのまま引き下がるのか! そりゃ、銀子だって納得いかんわ。

…って、もちろん、そこで終わったら話も終わってしまうので、当然発奮するわけですが、紫の言葉が本心ではないと分かっているのだったら、なぜあの時に本気を出さなかったんだろう。てっきり、紫が自分から戻ると言い出したことにショックを受けて、奥の手を出さなかったのかと思っていました。

なんで紅香さんが真九郎と紫をアパートに戻すことに同意したのかと思っていたけれど、依頼としては一応終わっていたこと、アパートなら命までは取られないことを計算した上のことだったのね。でも、真九郎があのまま聞き分けの良い子でいると思っていたのかな〜。

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第11話「われ思考う」
2008/6/15 01:30 テレ玉

真九郎を守るため奥の院に入ってしまった紫と、紫を救い出すために九鳳院に乗り込む真九郎ご一行。

なかなかすっきり活躍できないね、真九郎は…。弥生さんは倒れ、あの気丈な女中頭も命を落としてしまった。 それでも、単身乗り込む真九郎。今度こそ、九鳳院に一矢報いることはできるのでしょうか。 最終回で、どこまでケリが付くのかな。

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第12話「われ存在り」
2008/6/22 01:30 テレ玉

なるほど、これが着地点か。確かに、九鳳院を棄てるだけじゃ根本解決ではないですな。 紫の決意で、九鳳院の人間も含め、全員助かったと言えましょう。

その分、ほろ苦い終わりかたかな…。このお話を紫の初恋物語とすれば、物語の終わりは初恋の終わり。 「なんだ…真九郎はずっとずっと先を歩いていると思ってたけど、紫と一緒ではないか。追いつかないと思ってたけど、まだ間に合いそうだ」という紫の台詞にあるように、すべての終わりではないけれど、五月雨荘に戻ることはなく、真九郎とも当分のお別れとなりました。

そんなわけで、紫の良さが光るだけに、回りの人間がなんか物足りない…。特に真九郎がね〜。 自分の身体を変えたことを後悔しているようですが、最終回で言うことじゃないような。紫のようにそれすらも受け入れるくらいの強さが欲しかった。

あと、紅香さんと弥生さん。あなたたちは不死身ですか(^^;)。殴られても刺されても大丈夫って、緊迫感がなくなってしまいます。 銀子や夕乃もイマイチ活躍できなかったなー。これだけアクの強いキャラを動かすには尺が足りなかったのかな。ちょっと、もったいないですね。