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true tears (完)

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第1話「私…涙、あげちゃったから」
2008/1/11 02:00 テレ玉

結構、盛りだくさんな一話でした。主人公の家の事情、神経質そうなお母さん、居候しているワケアリっぽい子。これだけでも十分なのに、親友の彼女との微妙っぽい関係、フシギ発言を連発しサブタイトルで締めてくれた子と、突きたいところが満載で、かえって突きづらい:-)。

これだけの要素を分かりやすく見せてくれたのはなかなかなので、続きに期待します。

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第2話「私…何がしたいの…」
2008/1/18 02:00 テレ玉

……難しいな、この作品。乃絵の言動にはぶっ飛んだところはあるものの、本人なりの筋は通っている気がする。 比呂美ちゃんは、眞一郎を取られたくなかったと素直に解釈していいんだろうか。なにか、裏を感じるんだよね。

眞一郎は父親に対して、随分気後れしているところがありますな。どういう家庭環境なんだろ。 母親の比呂美に対する冷たさもよく分からん。

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第3話「どうなった?こないだの話」
2008/1/25 02:00 テレ玉

あ〜、なんかモヤモヤ感が…。事情が分からないとなんとも。一つ言えることは、乃絵も比呂美も一筋縄ではいかんということでしょうか。方向性は違うけど、どちらも女って怖いよな〜と思わせるものがあったり…(^^;)

それに比べて、愛ちゃんの挙動は分かりやすい。のほほ〜んとしている三代吉クンと対比させると、なかなかの緊迫感があります。

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第4話「はい、ぱちぱちってして」
2008/2/1 02:00 テレ玉

「女心が分かってない」と言われがちな男ですが、女も男心ってのを分かってくれないわけで。 眞一郎が、比呂美を「籠の中の小鳥」と捉えて思いを寄せていったこと。 それなのに(笑)、彼女には別に好きな人がいる――彼女の本心は置いておいて――という裏切られたような感覚。 眞一郎の勝手な思いこみとは言え、非常によく分かる気持ちではあります。

愛ちゃんは…気持ちとしては完全に眞一郎に傾いているのね。最初から。彼は比呂美が好きだ、ということを知っていたのかな? だんだん三代吉クンが可哀想になってきた…。

「涙あげちゃった」「天空に近い」という謎発言で煙に巻いてきた乃絵嬢に、ちゃんとした理由があることがわかってすっきり。 シスコンっぽいお兄ちゃんとセットで目が離せない存在です。

さてこの作品、相当な鬱展開も可能ですが、穴に落ち込まないでハッピーエンドまで持って行ければ、かなり良作になるような気がします。

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第5話「おせっかいな男の子ってバカみたい」
2008/2/8 02:00 テレ玉

実はモテモテの眞一郎くん。知らぬは当人ばかりなり。とは言え、比呂美も乃絵も難易度高いキャラだからなー。

比呂美が屈折したところがあるのは、やっぱり家庭環境のせいでしょうけど、親同士の間に一体何があったんでしょうね。 浮気でもしたのか? それだったら、引き取ったりしないよな…。眞一郎も事情は知らないんだろうね。

わかりにくい彼女たちに比べて、愛ちゃんは「開けないで!」と来たもんだ。眞一郎が選んだ(比呂美を想定してね…)セーターを着たり、バレたらどうするのよ?と思っていたら、勝負に出た!? 修羅場期待:-)。

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第6話「それ…なんの冗談?」
2008/2/15 02:00 テレ玉

おっと、やっぱり眞一郎と比呂美は異母兄妹なのか? しかし、それだったら比呂美を引き取らないと思うんだよなー…。 眞一郎のお母さんが旦那が浮気したと思いこんでいる/浮気の事実はあったけど比呂美はそれでできた子ではない/比呂美は浮気によってできた子…このうちのどれでしょうね。最後だったら、ハッピーエンドは無理そう…。

性格的に面倒くさい(^^;)比呂美に比べ、素直な愛ちゃんは、とうとう今回ぶっちゃけちゃいました。「眞一郎が好きなセーターを勝手に買った」というのは、三代吉にとっては救いようのない発言で(眞一郎のせいにもできないし)、そりゃ表情もこわばるというもの。 あまりに鈍感な眞一郎が悪いのか、眞一郎にも三代吉にも嘘をついて付き合ってきた愛子が悪いのか…。 期待通り、修羅場ってきましたよ!?

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第7話「ちゃんと言って、ここに書いて」
2008/2/22 02:00 テレ玉

痛いところをズバズバ突かれて比呂美がブチ切れ。とうとう乃絵と取っ組み合いのけんかですよ。 比呂美は学校では優等生キャラだったはずですが、そんな外面を取り繕うこともできないほど、乃絵は心に踏み込んで来るということでしょう。

そして乃絵は、これまでの電波っぷりがうそのように可愛いキャラに変貌〜。恋のパワーはすごいね。 「さっきから、いろんなところが、熱いの…」なんて言われたら、お兄ちゃん困っちゃうよ?(ぉ

「好きじゃなかったら、こんなに振り回されたりしない」 …いや、それはたぶん勘違いだから眞一郎くん(苦笑)。 やっぱり比呂美のことが…と言い出すに決まってる。

さて、とりあえずモテ期の絶頂にいる眞一郎に比べ、苦しい立場に追い込まれた三代吉くんですが、愛ちゃんに別れの言葉を言わせなかった! やるな! ヘラヘラした軽い奴というイメージでしたけど、大幅に株を上げました。 愛ちゃんは基本的にはずるいんですけど、それでも「愛ちゃんしかいない」と思うのなら絶対に手を離すな。 親友に譲ろうとか考えてる場合じゃないぞ:-)。

…とか思っていたら、愛ちゃん実力行使に出た〜! 胸のリボンがほどけているところがエロい(ぉ。 でもね、君遅いんだよ…なんで負ける後出しじゃんけんするのかな〜。

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第8話「雪が降っていない街」
2008/2/29 02:00 テレ玉

眞一郎とのキスを「なかったことに」されてしまった愛ちゃん。可哀想だが、これはしかたないね…。

しかし、今回はダークさ全開の比呂美が面白すぎる(^^;)。「仲いいのね」とチクリとやったり、フリースローのハンデをさらにつけたり。 しかも、にっこり小悪魔の微笑み:-)。あのシーンでは、てっきり同条件でやると持ちかけるのかと。 フリースローの距離の差は、そのまま二人の距離感の差だし、比呂美の本心はそんなに簡単には明かさないよ、ということなのでしょう。

トドメは「可愛い笑顔…そんな無邪気な顔で、簡単に眞一郎の気持ち、掴んじゃうのね」と乃絵をさっくり。こわい子…。 まぁ、眞一郎ママにあんなひどいことを言われている状況では無理もないか…。

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第9話「なかなか飛べないね…」
2008/3/7 02:00 テレ玉

バイクが炎上し途方に暮れる石動純に対し、「なんか、きれい」「ガソリンって引火しても爆発しないのね」と淡々と語る比呂美が凄すぎる。この女は…(笑)。

比呂美と眞一郎ママとは、一応和解したみたいですね。しかし、よく分からない幕引き。結局、眞一郎ママの独り相撲だったってこと?? 「そんなことあるわけない」だけじゃ納得いかんですよ:-)。

一方、比呂美を抱き寄せる眞一郎を見て、大ショックの乃絵。恨み言を言うこともなく、「あなたが飛ぶところは、ここじゃない」というのは鮮やかすぎる引き際だったけど、これからどうするのかな。 少なくとも、お兄ちゃんは納得いかないよね。バイクまで燃やした挙げ句によりを戻されちゃ:-)

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第10話「全部ちゃんとするから」
2008/3/14 02:00 テレ玉

眞一郎の時と、石動純の時と、それぞれ話すときの感じがまったく違うねぇ、比呂美は:-)。

眞一郎パパと比呂美ママの間に本当に何もなかったのかは微妙に怪しいけれど、少なくとも兄妹ではないことがはっきりしました。 となると、歯止めがなくなる眞一郎と比呂美です。

「全部ちゃんとするから」って、やっぱり乃絵をどうするかだよね〜。ちゃんとしてもらおうか:-)。乃絵兄もだまっちゃいないよ?

愛ちゃんは別れたのね。しかし、眞一郎からも「卒業」。うん、賢明だわ。

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第11話「あなたが好きなのは私じゃない」
2008/3/21 02:00 テレ玉

比呂美の小悪魔的な魅力にすっかりやられちゃってる眞一郎くん。でもやっぱり、全然「ちゃんと」していません。 結局、乃絵のことはうやむやのままですが、次回向き合うことになりそうです。

一方、比呂美の方は着々と事を進めています。男を部屋に引っ張り込んだり、キスしたり、離れないようしっかり手を打つ! 純の方には冷たい別れの言葉を浴びせかけたり:-)。まぁ、きれい事言うよりいいかもしれないが…。 そして、純から乃絵のことを眞一郎に聞いてくれ、と言われたときの不機嫌そうな顔がまた怖い! ついでにあの眼鏡は変だ(ぉ。

しかし、あのお兄ちゃんは、なぜ乃絵のことをあんなにも大事にしているのだろう…。 それこそが、この物語の最大の鍵でしょうね。

そういえば、愛ちゃんは結局三代吉とよりを戻したのね。条件付きで。しかし、よく考えるとおかしな話。 この関係が破綻したのは100%の愛ちゃんの所為ですが、なぜか三代吉にとって不利な条件での再出発です。 怒れ、三代吉! って言っても、惚れた方の負けって奴ですな、これは…。

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第12話「何も見てない私の瞳から…」
2008/3/28 02:00 テレ玉

まさかまさか、驚愕の乃絵END!?

なんかキミキスでも似たようなこと書きましたが(笑)。あっちは、「話の流れ的には摩央姉ちゃんENDだけど、まさか星乃さんにそんなひどいことしないよね」という驚き。こちらは比呂美ENDしかあり得ないと思っていたので、もしそうなったら驚きですよ。

ラス前に乃絵に見せかけて、比呂美ENDだとは思いますが…。

いや、しかし。

眞一郎があえて比呂美を祭りに誘わなかったり、比呂美も「彼女は私です」と冷たく言い放ったりするところで、あれ〜?と思わせるものがあります。ま、この時点では、やっぱり比呂美は小悪魔じゃの〜くらいにしか思っていませんでしたけど:-)。

その後も、比呂美はよほど不安なのか、「きっと眞一郎くんも私のこと…」とわざわざ乃絵に宣告したりしてます。 そして、舞台に上がった眞一郎の瞳に映っていたのは乃絵。そして乃絵もまた。そんな乃絵に気付いた比呂美が顔をゆがめたりして。 それはまるで敗者の表情…。

「私、言っちゃったの。私たちのことそっとしておいてって」という比呂美がまた強烈です。でも、そんな彼女を置いていってしまうのだな、眞一郎くんは。「置いてかないで…」と草履を脱ぐところが哀れです。

……敗色濃厚じゃん、比呂美ちゃん(^^;)。あの振り袖姿は、なかなかよかったですよー? と思わずフォローしたりして:-)。 これはほんとに最終回が見逃せません。

乃絵のお兄ちゃんは、やっぱり妹ラブだったのか…。優しい「お兄ちゃん」のままだったら乃絵も帰る場所があったんですが、これでは ますます乃絵-眞一郎ラインが切れませんね…。

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第13話「君の涙を」
2008/4/4 02:00 テレ玉

眞一郎の手のコーヒーカップに口を付けるのが、なんともまた……。「いいよ…」って、比呂美のこの歳にしてこの小悪魔ぶり。

結局、眞一郎が選んだのは比呂美でした。乃絵のことも大切だったし、その選択は際どいものに思えましたが。 「大切な人」と「好きな人」とは、似ているようでやっぱりちょっと違う。そういうことかな?

12話を見たときは、大どんでん返しか!?と思いましたけどねー。比呂美は、登場時の印象から、がらっと変わったのがお見事。 彼がクラスメートの女の子にちやほやされていると、割り込んできて「家に来て」とおっしゃる、この独占欲の強さ:-)。 ラストも「付き合おう」って言われているのに(言われたからこそだけれども)「イヤ!」。 ほんと、面倒くさい子である(苦笑)。私なら選ばない……が、なぜかこういう女にやられちゃったりする男心は分かりますなぁ。

失恋の痛みに耐え、涙を取り戻した乃絵は、やがては飛び立てるでしょう。 しかし、乃絵兄は、これからどうするんだろう…? あれだけはっきりと比呂美を「振った」のは、彼女を解放してあげるという意味もあっただろうけど、裏返せばやはり乃絵が好きだと。 乃絵の元からも去ったようですが、彼の行く末が心配です。

「待つのって、体力いるのよね」と比呂美をいたわる眞一郎ママ。やっぱり昔に微妙な出来事があったんでしょうね。 あの夫婦には……。

総じて、予想以上に盛り上がってくれた本作品でした。一度は付き合った女の子を振って幼馴染みとくっついたのは、 奇しくもキミキスとまったく同じ展開ですが、不思議と眞一郎ヒドイ!という気分になりません。 乃絵ともしっかり向き合っていたからですかね。ところで、今まで気にしていませんでしたが、監督の西村純二ってシムーンの監督ですね。 とても納得してしまいました。