ひとひら |
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第1話「む、無理です…」 |
2007/4/4 01:30 テレ玉 |
いい雰囲気〜。川澄声で「やさしくしてあげる」なんて言われるだけでも、期待してしまいます(ぉぃ)。
あがり症(というより対人恐怖症?)の麦ちゃんが、演劇部に入ってどんなスクールライフを送るのか。
あんまり痛々しい展開は勘弁ですが、ずいぶんしっかりした友達もいるし、キツイ展開にはならないんじゃないかと。
野乃と演劇部の部長の関係も気になるし、期待できそう。
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ひとひら |
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第2話「まがい……物?」 |
2007/4/11 01:30 テレ玉 |
本人は大変なのだろうけど、おどおどしている麦ちゃんにはそそられます。ハキハキした声より、ごにょごにょ声のほうが良い:-)。
それはともかく、初対面の相手がダメというわけじゃないんですね。神奈ともちゃんと話せてたし。
演劇部と演劇研究会の対立に巻き込まれた麦と神奈ですが、ライバル関係になっていく感じですね。
神奈は単なるお天気娘かと思いきや、野乃と演劇部の部長の仲を「正直微妙でした〜」と鋭く見破っているところなど、意外に頭の回る子のようです。
さて、野乃さん。あの一見アンニュイなところがたまらなくよいんですが、「だいじょうぶよ。まだ、ね…」となにやら微妙な発言。
なにか期限付きなのでしょうか? 果たして演劇部が2つあることと関係があるのでしょうか?
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ひとひら |
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第3話「初舞台」 |
2007/4/18 01:30 テレ玉 |
ああ、野乃さんすてき〜。幽霊話で麦をトイレから出したり、「才能がある」という発言を「売り言葉に買い言葉」とさらりとかわしたり、麦の出番が来るまで身の上話で気をそらせたり。一見クールに見える彼女の気遣いが、素晴らしいです。
そんな彼女の事情は、声帯マヒ。一本気な神奈ちゃんのお陰でズバズバ暴露されちゃいました。神奈といえば、前回の台詞から「野乃と榊との間には本当は友情がある」事を気付いたんだなと思っていましたが、それは多少買いかぶりだったようで…。榊さんの「意地悪」は、野乃の喉を心配してのことなのでしょう。お互い意地を張っているうちに(どっちも退かなそうだし(^^;))、こじれちゃったのかな。
そんなこんなで、麦ちゃんの初舞台。立派にやり遂げましたよ! 相手役の理咲が瞳を潤ませていたのは、演技だけではないでしょう。
こちらもうるっと来てしまいました。
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ひとひら |
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第4話「頑張ってる…?!」 |
2007/4/25 01:30 テレ玉 |
初舞台を踏んだからと言ってそうそう変わるものでもなく、文字通り野乃先輩に引きずられるように部活に行く麦ちゃんなのでありました。
彼女の「む、無理です…」はもうトレードマークですね。あのオドオドした感じがたまらん:-)。
野乃さん以下、コミカルな部活風景といった描写が楽しい。野乃さんがいきなり「成績50番以内」を言い出したのは、麦に自信を付けさせるため…? 単にその場の勢いのようにも見える(笑)。でも、美麗さんとのけんか腰の会話を楽しんでいるように見えるのは、気のせいではないでしょう。
そんな楽しい日常の裏で、野乃さんの病気は悪化。誰もいない公園で、声を振り絞って練習しているシーンははっとさせられました。
無理しないで喉を温存すればいいのに、と思いましたがたぶんそれは逆で、声を出さない自分が不安で練習せずにはいられないのではないでしょうか。
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ひとひら |
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第5話「うわぁぁぁぁん」 |
2007/5/2 01:35 テレ玉 |
野乃さんの、負けず嫌いで、意地っ張りなところがよく分かる話でした。間に入った桂木さんも大変だよ…。
「水に入るのが怖いんじゃないの〜?」なんて挑発されて無言でものすごい勢いで泳ぎ出すところとか、「まだやってもいないうちから、あきらめないの。メッ!」とか言っているうちは可愛かったのですが、だんだんヒートアップしていく野乃先輩。
ギブアップした麦ちゃんに、合宿初日からブチ切れてしまいました。
麦の言い分ももっともで、そうそうすぐに変われるはずもありません。おそるおそる一歩踏み出したら怒られっぱなしで、へこんでしまった彼女の気持ちはよ〜く分かります。野乃さんは野乃さんで、麦を過去の自分と重ね合わせて見ていて、彼女の状態はよく分かっており、どうすればそこから成長できるかも実体験として分かっている。だからこそ「やらなきゃいけない」と言うのでしょう。でも、それに必要な時間は人それぞれ。
そこを分かっていないのか、分かっているけど余裕がないのか…。いずれにしても強行突破しようとしている野乃さんなのでした。
理咲との喧嘩も驚きましたが、理咲は理咲でまっすぐな人だから、我慢ならなかったというところでしょう。
美麗さんともこんな感じになっちゃったんでしょうな〜。
「誰のために!?」という台詞は野乃さんには効いたかな。結局「退かないわ」と言ったのは最終的には、「(自分が演劇から)退かないわ」ということで、
そこを突かれた格好です。
そうそう、麦を迎えに行った甲斐くんの対応はばっちりです。あそこであれこれ説明や説得してもしょうがないし。星に語らせるあたり、センスがあります:-)。
「青春」も認めてあげよう。
予告、「…そろそろ予告は変わって欲しいです」に爆笑。
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ひとひら |
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第6話「…変われますか?」 |
2007/5/9 01:30 テレ玉 |
あぁ、もう野乃さんにシンパシー感じまくり。ほんと、彼女の気持ちはよく分かる…。
弱いところは絶対見せない人だけど、鏡に映った美麗に思わずすがってしまうところなど、ズキズキ感じてしまいます。
しかし、麦ちゃんも偉いね。なかなか上の人の心情までは気が回らないものですよ。
ついでに、お背中を流したりするところも偉いです(ぉーぃ)。この作品、なにげにスキンシップが多くて、ドキドキしますわ:-)。
戻ってきた麦に「当たり前でしょ」なんていつもの調子の野乃さんですが、酔った勢いスタミナドリンクの効き過ぎで「がんばれ」「ありがとうね」と本音がポロリ。目が覚めても麦の膝枕を借りっぱなしだったりと、ちょっと甘えたところも見せたりして、あなた可愛すぎですわ:-)。
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ひとひら |
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第7話「友達なのに…」 |
2007/5/16 01:30 テレ玉 |
……泣けた。これは泣く。野乃と美麗、ふたりが決別してから、こんな風に気持ちをぶつけたのは初めてだったのでしょう。
というより、ふたりが一緒に演劇をやり始めた時から考えても、初めてのことだったに違いありません。
なぜなら、当時はあえてこんなことを言う必要もなかったし、お互いをよく分かっていると信じていた。
でも、演劇に対しても美麗に対しても一途な野乃と、大切な野乃のことで動転してしまった美麗とが、ちょっとボタンを掛け違えてしまった。
美麗さんがあそこで言うべきだったのは、本当に言いたかったのは、「部長命令」とかそんな言葉じゃなかったはずです。
しかし、退部届を突きつけられたことで自信をなくし、その後修復できないまま、今日に至ってしまったということでしょう。
…なんてことを考えながら見ると、泣けて仕方がありません。ほんと「せつないなぁ…」(麦ちゃん)。
そうそう、泣けるといえば桂木くんです。いつも野乃さんのことを心配している彼。
報われることはないと思いますが(ないのか?)、それでも密かに応援してあげたい気分。
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ひとひら |
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第8話「一人じゃない」 |
2007/5/23 01:30 テレ玉 |
は〜、この作品はほんとに泣きのツボを突いてくれます。特に意外な展開でもなく、むしろ予告通りなんですが、それがまたこちらの気持ちを高めてくれます。アドリブどころか台本すら出てこなくてはらはら涙を流す麦ちゃん。長い野乃さんのモノローグ。美麗さんが耐えかねて出ようとするところでぐっと来たところに、台詞を文字通り絞り出す野乃さん。やられた〜(T_T)。
少々心配なのが、この最終回直前みたいな盛り上がり。何クールの作品か知りませんが、この後どうするんだろう…。
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ひとひら |
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第9話「この日を忘れない!」 |
2007/5/30 01:30 テレ玉 |
いやいや、麦ちゃんがんばったよ…泣くことはないさ。でも悔しさは、次のステップに続きそうです。
観劇後の美麗さんがいいなぁ。涙をぐっっっと堪えて、「負ける気はしないけど、ボール、入れないからね」。
彼女の立場と性格でできうる、最大限の賛辞ではないでしょうか…。
桂木さんは、野乃さんのあんな涙に濡れた顔を見た日にゃ、そりゃあ一撃ですね〜。まさに戦艦並みのビーム砲。
野乃さんは、おそらく美麗さんと口論した直後だったんでしょうね。
自分の弱いところは絶対見せようとしない彼女のこんな一面を見たら、研究会でもなんでも入ってやろうという気になりますわ。
さて、研究会が負けて廃部というのは予想通りでしたけど、すぐに演劇部に合流するんだと思ってました。
あんまりそんな雰囲気でもない、ということは2クールやるのかな?
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ひとひら |
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第10話「ずっと…一緒…」 |
2007/6/6 01:30 テレ玉 |
佳代ちゃん退場かぁ。麦の無二の親友である彼女、ものすごくいい人なんですけどね。麦がずっと演劇研究会に掛かりきりだったから、その良さを十分に発揮する前に終わってしまったという感じも。ちょっとキャラ配置失敗したんじゃないかなーと邪推してしまいます。
展開としては、佳代が留学してしまったことで、再度演劇にチャレンジするというところでしょうか。でも、そこにはもう野乃さんはいないんだよな…。
野乃さんと言えば、美麗さんとすっかりよりを戻しましたねー。まだ慣れていない風の美麗の反応がかわいい。
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ひとひら |
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第11話「笑顔が…好き!!」 |
2007/6/13 01:30 テレ玉 |
佳代ちゃん、ほんとよくできた子だよなぁ。麦に付き合うこと4年。こりゃ大変だわ。麦もショックなのは分かるけど、さすがにグズりすぎだろう〜と、若干呆れながら観ていたんだけど…。舞台のシーンで涙がどわー。
「…助ける、の…私が、佳代ちゃんを支えられる、くらい…しっかり、するの…!」 麦もよく分かってるじゃないの…(T_T)。
さて、プリマヴェーラの衣装は美麗さんが繕ったことが判明。野乃には言っていないということは、野乃さんが演劇部を退部した後の話かな? あるいは野乃さんが袖を通すまで内緒にしておくつもりだった、ということかも知れません。
でも、野乃に戻ってきて欲しいと想いながら縫っていた、という方が萌えるので、とりあえずそう解釈しておくことにします。
そのときのことを思い出して小指をくわえる美麗さんがまたエロかったりします:-)。
今回もいい話だった…と和んでいたら最後に特大の爆弾発言が。
「この気持ち、もしかして…」 麦ちゃん、もしかしてってもしかして? 期待しちゃうよ?(笑) 甲斐くんも最近影が薄いしな(^^;)
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ひとひら |
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第12話「ありがとう…ございました!」 |
2007/6/20 01:30 テレ玉 |
卒業式後、野乃さんを呼び出す麦。一体、何を伝えるのか…固唾をのんで見守っていたら、なんかやたらグルグル回るし、劇伴は派手だしでびっくり。なんでこんなに盛り上がっているのか途中から分からなくなりましたが(^^;)、詰まるところ、野乃たちの想いを受け継いだ演劇者がここに誕生したということですね。
…もっと違う告白を期待していた人、反省しなさい。―はい、反省します(ぉ。
今回、最後だけあって野乃さんが素直。「(美麗と)一緒に舞台に立ちたかった」と涙ぐむところなんか可愛すぎる。
美麗さんはすっかり落ち着いているところを見ると、演劇も大事だけれど、野乃との友達関係が復活したことのほうがうれしいんじゃないかな。あのプリマヴェーラの衣装はやっぱり戻ってきて欲しいと想いながら縫っていたわけで、それは見事に成就しました。
個人的には、この二人の関係が作品の一番の見所でしたね〜。
オリナルは惨敗しちゃったけど、まぁ、それは予定のうち。では、桂木さんと野乃さんの関係は?
これは意外に脈があるんじゃなかろうか。「(オリナルは)明るくて元気だし」と自分と対比させるような言い方をして桂木を見やり、「本気で好きな人がいる」という彼に「物好きね」。むしろ遠回しのOKと言ってもいいかも。桂木さん、最後の最後で報われたか!?
さて、シリーズ全体を振り返ると、作品タイトルになっている「ひとひら」の上演が9話で終わったのは、やはり構成上バランスが悪かった。9話が最終話もしくはその1話前でも良かったんじゃないかと思います。とはいえ、演出は好みで、何度も泣かされた良作でした。
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