エリスと霧と浩樹の、一押しで壊れてしまいそうな三角関係(ついでに陶芸少年も)が見ていて面白いですね。花瓶だって割れちゃいます。
もうエリスの言動から目を離せませんよ。
「桃…食べたい」 ここぞとばかりに甘えまくります。でも、この後の展開を考えると、これもまた微笑ましい。
「それで、霧さんに頼んだの…?」と言ってしまった後で、表情を反転させ「ありがとうございます」。怖い。この笑顔は怖〜い。そりゃ霧ちゃんも、居心地悪くなるわ。
「お兄ちゃん、一緒に寝て?」妹スキーにとっては殺し文句のこの台詞を放ち、手を絡ませ「この手で私を抱っこしてくれたんだよね」と想い出を語ったところで、パッとまぶたを閉じて眠ってみせる…。浩樹もきゅんきゅん来ちゃいました!? いつも彼をダメ人間呼ばわりしておりますが、こりゃもうしょうがない。
エリスのほうが上手。
「好きな人の彼女が持ってきてくれたの」 …この台詞はうまい。ニブい陶芸少年に他に好きな人がいることを宣言しつつ、うまくいっているわけでもないことをさりげなくアピール。距離を取る事と、より高いハードルを設定することに成功しています。案の定、「オレの気持ちは変わらないから」と陶芸少年が奮起する結果に。エリスちゃん、将来怖いぜ…。
「まだ、私がお兄ちゃんを好きだと思ってる?」 と、吹っ切れた(吹っ切ってみせた)エリスがお兄ちゃんの鼻をつまみながら。お兄ちゃんを忘れようと絵に打ち込んでみたり、でもやはり赤い色が使えなくてお兄ちゃんにすがってみたくなったりという負のスパイラルを断ち切った彼女。
「私は、大丈夫」という表情も凛々しい。こんな顔を見てしまうと、逆に追いかけてみたくなりません?>お兄ちゃん :-)
今回は、エリスのすべての面が見られたような気がします。
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