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喰霊〜零〜 (完)

喰霊〜零〜 次話
第1話「葵上」
2008/10/6 01:30 テレ玉

屍の次は霊ですか。そんな感じで見始めた本作。正直、ちょ〜っと安っぽいノリなんじゃない?なんて見てましたが。

ラスト5分で、衝撃の展開〜(^^;)。かっこつけてた兄ちゃんも、かわいいあの子も、みんなまとめてあの世行き!? なんかもう画面が真っ暗で、なにが起きていたのかよく分かりませんが(笑)。これってなんてバッドエンド!?

次回予告もなかったから、一体これからどうなるのか、まったく予想できません。これは次回は見ないと…。 少なくとも2話は見させる構成の勝利ですな。衝撃度はトップだわ、これ。

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第2話「憎 発露」
2008/10/13 01:30 テレ玉

すげー、登場するキャラが軒並み死んでいくよ(^^;)。これは予想外の展開。前回やられちゃった部隊って、ほんとに全滅してしまったんだな…。

つまり、「敵」の黄泉ちゃんが主役ということですかね。よく見たらED歌っているし(^^;)。圧倒的な存在感があることは間違いない。

今回は、黄泉と親しかったらしい神楽との対決がメイン。神楽のポッキー咥えてのアクションは、黄泉との関係を分かりやすく語っていましたし、"MICHAEL"という得物を使っての居合い術と見せかけてのガス誘爆、というのもなかなか格好がよい。やっぱ、制服アクションは燃えるなぁ(そこか?)。

…で、その神楽ちゃんもやられちゃったんですか??(^^;) あまりにもったいないぞ…。

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第3話「邂逅 砌」
2008/10/20 01:30 テレ玉

「私を姉と呼ぶなっ!」から一転して回想モードへ。黄泉と神楽の出会いが描かれます。

昔の黄泉は、明るくお茶目な性格だったようです。面倒見も良く、神楽が姉と慕うのも頷けます。 …それがなんであんなにグレちゃったのかな? 可能性としては、育ての親か、「黄泉一筋」の男にでも裏切られたんでしょうか。 あるいは生みの親がなくなった原因が神楽の親にあるとか。神楽に裏切られた線はないと思うんですけどね。

ま、これだけ長い回想が入ったんだから、さすがに神楽は切り捨てられたりしないよね(^^;)。

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第4話「務 大義」
2008/10/27 01:30 テレ玉

よーし、黄泉&神楽きたっ!(笑) ポッキーの端と端から食べるのはともかく、そのままぶちゅーと来るとは予想外のラブっぷり。未だに一緒にお風呂に入っているなんて、どんだけ仲がよいんだ。

…そんな風に、実の姉妹以上に仲が良かった二人が、なぜ袂を分かつことになったのか。それを描くことが、この作品の至上課題ですな。

実際、4話にして初めてOPを流したり(曲は今までEDに使っていたものだが)、二人の関係の「なぜ」を焦点にすることに、全力を掛けていることが窺えます。4話から物語をスタートさせても良かったはずで、1,2話で切ってしまった人も多かったのでは。それだけのリスクを背負う覚悟があると見ました。 女の子同士の愛憎物語になることを期待していましたが、まさにそうなったので期待は大きいですよ。

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第5話「頑 想」
2008/11/3 02:00 テレ玉

ラブコメでは定番中の定番、喧嘩している二人をくっつける作戦の決行というお話。 なんといっても、二階堂女史のポテンシャルにびっくり。普段があれではもったいないー。棒っぽりしゃべりが逆に初々しい感じを増していてよかったりします。

しかし、この作戦、黄泉の気持ちを振り向けるというのがそもそも間違えてないか?(^^) 黄泉のほうはその気満々なんだから。 紀之に攻めさせて、黄泉のデレを引き出すほうが面白い:-)。ま、神楽捨て身の目薬作戦で、丸く収まりましたけどね。

着物に着替えての夜の逢瀬のシーンはしっとりといい雰囲気でした。……これで、2話に繋がるんですかね(^^; 跡目争いで怖いお姉さんが出てきたので、ちょっと雲行きがあやしくなってきましたが。

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第6話「美 敵」
2008/11/10 01:30 テレ玉

「オッケー、ポッキー!」 って神楽あんた歳いくつだ:-)。 今回はいつにも増して制服アクションを堪能できたな〜。神楽の太ももが眩しい!(ぉ そしてゲストの女子の水着姿が無駄に可愛いぞ! 水着の二人がロッカー内で抱き合うってどんなエロゲシチュかと。

薙刀が日傘に変形するギミックがちょっとウケた冥姉さん。 もっとあくどい人かと思ったら、きついけど言ってることはまともで意外にいい人…? が、敵に「りっぱな下心を持ってるじゃないか。…略奪も望むのかい?」と看破されてましたねー。蝶を纏うこの敵、1,2話で出てきた蝶と関連があるとすれば本命の敵? 段々核心に近づいてきましたか。 で、冥姉さんはやられちゃったの…?

それにしても見れば見るほど、仲の良い黄泉と神楽。一方で、神楽の父親に対する距離感が微妙。 黄泉がその後敵対したのは、神楽を義務から解放してあげようと思ったからなのか…?

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第7話「呵責連鎖」
2008/11/17 01:30 テレ玉

あーあ、冥姉さん、悪霊?になっちゃって…。もうちょっと人間としてかき回して欲しかったな〜。

というわけで、身近な人間を切ってしまって落ち込む神楽と、神楽の成長を喜びつつも自分ではどうすることもできない出自に落ち込む黄泉という構図。黄泉はほんとにいいお姉さんとして振る舞っているわけですが…。

墓参りのシーン、1話で亡くなってしまった格好いい兄ちゃんと綺麗な姉ちゃんが出てきましたね。これから彼らの出番があるのかな。 悲劇的な結末がもう分かっているところがなんですが…。

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第8話「復讐行方」
2008/11/24 01:30 テレ玉

冥は操られていたようなものだけど、冥パパはどれくらいの野心があったのかな。単に娘バカなだけ?

憎しみをむき出しにして襲いかかる冥を、これまた復讐のため問答無用で倒してしまった黄泉。 そして、黄泉もまた謎の敵に倒されてしまいました。ここが運命の分岐点なのか。

黄泉と神楽は、窓辺で寄り添って眠ったあのシーンが、一緒にいられた最後の時なのでしょうかね…。あらゆる意味でもったいない…。

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第9話「罪 螺旋」
2008/12/1 01:30 テレ玉

一命を取り留めた黄泉。しかし、それすらも敵の思惑通りでしかなく…。 父親を殺され、恋人には去られ、冥殺しの罪を着せられ、追い込まれてしまった彼女に残ったのは神楽だけ。

かいがいしく世話する神楽にもう涙。「両端からポッキー」がこんなに効果的に使われるとはなぁ〜。 しかし、そんな神楽の想いこそが、最後の最後、黄泉をダークサイドに落すことになるとは、皮肉です。

神楽は黄泉のことを呼び捨てにしていたのに、第2話で再会したとき「黄泉お姉ちゃん」と呼んだのはなぜなんだろう、と疑問に思っていました。 それは、「普通の姉妹に生まれたかった…!」という今回の感情から出たものなんでしょうね。納得。

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第10話「悲劇 裏」
2008/12/8 01:30 テレ玉

やっと2話に繋がったーっ! 黄泉が失踪した直後のことだったのか…。

容赦ない黄泉のサディスティックな責めで、同僚を殺っちゃっいましたからねー、これは「手遅れ」ですな。 2話の演出だと紀之がやられたような感じでしたが、実際には彼はなにもできずにいたわけですね。 それで「アイツはもう来ないよ」なのか。でも、あの状況で「いくじなし」って言われてもな…。

ラストの黄泉の斬撃の音は、神楽をやったものではく、神楽パパを迎え撃ったものだったんですね。 あ〜、これで神楽も退けなくなっちゃうわけね…。

喰霊〜零〜 前話次話
第11話「運命 乱」
2008/12/15 01:30 テレ玉

神楽パパが…泣かせる〜。つらい運命を背負わせたことを詫びるシーンでもうるうる感があったのに、早く一人前になればゆっくり話せたのかなという神楽に「どうかな…どんな話をしてよいやら、分からぬかもしれん」と答えるところが、不器用に、無骨に生きた父親を偲ばせて涙を誘います。 厳しい父親を演じていたけど、最期は娘を守るために隙を見せることになってしまった…。

一方、黄泉と死闘を繰り広げる対策室の面々…。戦力半減なれど、ここで室長が「現役」であることを見せる大活躍です。 彼女の武器はオヤジ殺しのスマイルだけではなかった(笑)。 しかし、桐ちゃんとのコンビネーションアタックも結局は退けられて…。室長もやられちゃったのかな。 桐ちゃんもいい子だったのにな〜、第5話を思うと嘘みたいな展開です。

殺生石の設定の嫌らしいところは、当人を単に乗っ取るわけではなく、当人の知識を活用し、憎しみを最大限に増幅させることでそのほかの感情を封殺するところですね。黄泉も正気に戻った時に、即座に自刃しようとしたわけですがそれもできず。 果たして、この悲劇の連鎖を食い止めることが、神楽にできるのでしょうか。

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第12話「祈 焦」
2008/12/22 01:30 テレ玉

いよいよ、神楽と黄泉の最終決戦です。互いに殺生石を身体に宿し、霊獣を従えた者同士が繰り広げるハイパーバトル! 火薬で加速するMICHAELってのもいいハッタリですが、排莢で気を逸らすなんてなかなか小技が効いたアクションです。

戦いを始める前に、「勝手な思いこみを押しつけて、余計に黄泉を傷つけたんだ…」と語り掛ける神楽がえらい子だよね。 視聴者はどちらの状況も見ているから気付くけど、当事者はなかなか分からないよね…。

一方の黄泉は「命乞いを聞かせて? 冥姉さんは命乞いをしたわよ。…あなたのお父上はどうだった?」と相変わらずのひどい言葉責めが炸裂しています。うーん、ぞくぞくしちゃう(ぉ。

そんな黄泉も、思い出の写メを打ち砕いてとうとう縁を切ったか、と思わせておいて、砕いたのは自分の顔の部分だけ、という演出にうなってしまいました。そして黄泉との思い出と共に、彼女を貫く神楽。「大好き…黄泉おねえちゃん」「あなたは自慢の妹よ…」というやりとりが泣かせますねぇ。

こうして悲劇の第一幕(第零幕かな)が降りたわけです。室長も桐ちゃんも生きていた!あの状況で生きていたというのは、黄泉がトドメを刺さなかった、ということだよな…? もっとも桐ちゃんは幼児退行してしまったようだし、紀之も大きな挫折から立ち直れずに斜めに生きているようで、幸せな状況からは遙かに遠い。

唯一の救いは、黄泉の表情が明るかったことでしょうか。もっとすさんだ性格になっていたらどうしようかと思っていました。 髪を伸ばしたのは、黄泉の面影を追ってのことなのかな…。

作品としては、演出が素晴らしく、連載中の原作の過去話(原作読んでいないので分かりませんが、多分そういうことだよね) をやるという非常に難しい縛りのなかで、上手くまとめました。 まぁ、物語の導入に成功したとは言えないと思いますが、最後まで見ればこの構成にも納得です。 ほんとは黄泉との決着がここで付けば、単体の作品としてはもっと盛り上がったでしょうけどね〜。