英國戀物語エマ 第二幕 |
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第0話「幕間」 |
2007/4/10 01:30 テレ玉 |
あれ? 今回は総集編か。でも、ハキムを案内役にした進行がちょっと可笑しくてナイス。それに前作終了から約2年が経過しており、思い出すのに役立ちました。
自分の前作の感想を読み返すと上流階級サイドに偏っていて笑ってしまいますが、改めて総集編を見ると……やっぱり、エレノア嬢が可愛くてよい(ぉ。それに、不幸ですしね〜。もちろんエマさんも幸薄い人ではありますが、男をメイドに取られた、なんて社交界で言われるのではないかと想像するだけでも不幸すぎます。
そのほか、ヴィヴィアンたんも健在のようですし、なによりエマさんも再びメイドとして働いているようです(メイドじゃなかったら作品成り立たないが:-))。素直に今後が楽しみな作品です。
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英國戀物語エマ 第二幕 |
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第1話「新しい家」 |
2007/4/17 01:30 テレ玉 |
新しく働くことになったお屋敷で、さっそく窃盗疑惑が! 相変わらずエマさんは幸薄い人だ…。
でも雨降って地固まる、奥様の信頼も得て正式雇用され、ナネットも犠牲にすることなく丸く収まりました。
あの奥様が女傑というべきかな。鮮やかな裁きでした。
ナネットは、一話限りにしてはキャラが立っていたので、残ったのはうれしいところ。エマの友人というポジションになるのでしょうか?
ともかく、あんなくだらない男とはとっとと別れましょうね…。
さて、エレノア嬢。「私の気持ちは、変わってませんから…」 もうほんとにこの子は一途すぎて泣ける〜。
そして髪を梳いてもらうシーン、これがまた綺麗なストレートヘアで泣ける:-)。
メイドのアニーにけしかけられ、彼女もまた気持ちが盛り上がっているようです。いやはや、ウイリアムにはもったいない。
しかしメイドと恋に落ちたなんて噂が広まっているのね。大丈夫なのか、ジョーンズ家は。
EDのプリンセスモードのエマさんにはびっくり。そういう展開になるのでしょうか? どんな結末を迎えるか、楽しみです。
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英國戀物語エマ 第二幕 |
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第2話「月光」 |
2007/4/24 01:30 テレ玉 |
前回、意を決してジョーンズ家に手紙を出したエレノア嬢。表向きは友人を誘うお手紙です。なるほど、搦め手できましたか。
誘った場所もクリスタルパレスという、当時の超人気スポットで間違いのない選択、のはずだったのですがね…。そこは、ウイリアムとエマさんが一夜を明かした、何物にも代え難い想い出の場所なのでした。あぁ…。
心ここにあらずといったウイリアムに、どんどん傷ついていくエレノア嬢が可哀想で可哀想で…。
せっかくあんなにおしゃれしてきたのに。あの前後に大きなリボンをあしらったドレスは、超絶ポイント高いですよ〜:-)。
彼はそれを褒めたりもしなかったんだろうな〜。
エレノア嬢、今にも泣き出しそうな顔になったと思ったら、とうとう逃げ出してしまいました。
もう、ウイリアムのバカバカバカ〜!(爆) 「…私とでは、楽しくないですか?」「もし私が目の前から消えたら、ウイリアム様は悲しんでくださるのかなって…」なんていう台詞が泣かせます。彼女、どうなっちゃうんだろう…。
もっとも、ウイリアムも罪悪感がいっぱいで、想い出の場所になんて行ったものだから思慕が溢れて涙する。
そして、それはエマさんも同じ…。ここで、その涙を目撃してしまったハンスがどう出るか。
エマさんの服が黒かったこともあって、未亡人の涙にも似たその美しさにずっきゅーんと来てしまったのかどうか。刮目して待て!:-)
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英國戀物語エマ 第二幕 |
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第3話「涼雨」 |
2007/5/1 01:30 テレ玉 |
エレノア嬢とウイリアムにとって大きな転換点になった今回。この出会いは、グレイスさんが仕組んだわけじゃなかったのね。
とすれば、確かに「巡り合わせ」と言えましょう。
「ウイリアムさま、今日は笑ってくださった」「もう少しここに…」と相変わらずのラブ光線を発するエレノア嬢を、こちらも相変わらず気が付かない(というか無視している)ウイリアムでしたが、今日のエレノア嬢はひと味違った。彼を追って走る!走る! ドレスが雨に濡れても、靴が脱げても、髪がほつれても、呼びかけを無視されても、ひたすら追い続ける彼女。これを一途と言わずして、なんと言いましょうか。
恋とは違うというウイリアムに「それでも構いません」と身を預けるエレノア嬢。当時の令嬢としては、思い切った行動だったでしょう。
その後、ひたすら恥じ入っているところも可愛らしいところですが、彼女の粘り勝ち、寄り切った!というところでしょう。
まぁ、今後の展開でまたズドンと落とされるであろうことを考えると、今から可哀想な感じもしますが…。
もう一つ大きな鍵となるのが、ミセス・トロロープの登場。なんと、ジョーンズ家夫人というから驚きじゃあありませんか。
死別じゃなかったんだ…。髪を短く切り、異国風のガウン?を着た彼女は、貴族階級からはちょっと外れた価値観を持っているようです。
隠棲という感じですが、東洋の陶磁器を集めたりしているところを見ると、生活には困っていなそう。
メイドが「お嬢様」と呼んだということは、もともと上流階級の出であり、そのメイドは彼女が子供の頃から仕えているということですね。
前シリーズを見たとき、ジョーンズ家夫人は身分の低い人だったのでは?と予想していましたが、それは完全に外れ。
となると、彼女の今の状態はどうなのでしょう。離婚したのか、長い別居状態なのか…。「ウイリアムもあのくらいに…」という台詞から察するに、長いこと子供達に会っていないようですが、一番下の子はそんなに大きくないことから、ジョーンズ家を出てから何年かくらいしか経っていないんでしょうね。
しかし、家に彼女の絵が飾ってあるということは、離婚や別居という理由は違うような…。そのあたりの事情はまだよく分かりません。
…おっと、EDのキャストに「オーレリア ジョーンズ」とあるので、少なくとも離婚はないです。
偶然に偶然が重なって、またしてもウイリアムへと繋がる糸ができてしまったエマさん。その糸が太いか細いかはまだ分かりませんが、
ラストでエマさんが独白していたように「つらい思い」をすることは間違いなく、目が離せない展開になりそうです。
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第4話「求婚」 |
2007/5/8 01:30 テレ玉 |
あれが「水着」なのか〜。あれで恥ずかしいのですね。時代だなぁ。そんな当時の海水浴が分かるシーンでしたが、そこに突如現れたご婦人。…誰? と思ったら、エレノア嬢のお姉さんだというじゃありませんか。いや、びっくり。何もかも違いすぎますよ。本当に姉妹なのかな…?
とんでもない姉バカでしたが、少なくとも今回は当て馬でしたね〜。ウイリアム、求婚しちゃいましたよ。あらら。
エレノア嬢は大感激ですけど、事情をよく知る人は一様に不安な面持ちなのが印象的です。ウイリアム自身もあんまりうれしそうじゃないですが。
でも、ここまで来たら翻意したりしないよね〜?(笑)
で、一方のエマさん。自分でも「よく分からない」と語っているように、あそこでロンドン行を希望するのは全く意外な反応でした。
エマさんも女であったか…。これから予想される展開と合わせて考えると、ちょっと怖いくらいです(^^;)
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英國戀物語エマ 第二幕 |
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第5話「抱擁」 |
2007/5/15 01:30 テレ玉 |
うわー、とんでもない展開になってきました。誰にも悪意があったわけではなく、オーレリアやドロテアもちょっとした悪戯心だったのでしょうけど、まさか息子の婚約パーティにいわく付きのメイドを連れ込むことになろうとは、夢にも思いますまい。
エマさんとウイリアムの再会で一番驚いたのは、エマさんが「会いたかった…」とストレートに表現していることですね。
その上で、抱擁や接吻を拒むことなく受け入れたことが本当に驚き。いつものエマさんだったら、ブレーキを掛けていたはずです。
なんと言っても、相手の婚約パーティの日なのですから。それほどまでに強い想いだったと思い知らされました。
ウイリアムにはアンタ責任取りなさいよっ!と言いたいところですが、エレノア嬢の衣装合わせからまるで逃げるように退出するシーンなんかを見ると、切ないところです。実際、ウイリアムにはもうどうしようもないでしょう。彼の選択としては、エマさんを愛人にするくらいしか思い付きません。
さもなければ、キャンベル家が手を引くか。都合のいいことに(?)、キャンベル子爵はこの結婚に不満があるようですから、焚きつければ簡単に破談になるかもしれません(むしろ、今まで反対していないのが不思議。それほど没落しているということなのか)。いずれにしても、エレノア嬢は幸せになれそうもないなぁ…(T_T)。
ところで今回、アルが出てきました。足繁く、ケリーさんのお墓参りに来ているようです。死後もずっと変わらぬ想いを持っているのですね。
彼はそんなに出番は多くないものの、実に印象深いキャラです。
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第6話「成功と喪失」 |
2007/5/22 01:30 テレ玉 |
あのあと、あの一夜には、果たしてなにもなかったんでしょうか…。あっても不思議じゃないと思いますけどね。
「婚約は破棄」などとやっぱり戯言を言うウイリアムでしたが、ここでお母さんたるオーレリアが離れて暮らしている理由が明かされました。
もともと上流階級の人間ではなかったため社交界に疲れたのでは?と前シリーズの時に思っていましたが、まぁ、上流階級の人だってみんなが社交界が得意ではないでしょうね…。のんびりした性格のオーレーリアさんには合わなかったようです。
それにしても、可愛らしい島本須美さんの声って久しぶりに聞きました。ちょっとうれしい。
今回は出番ないかな?と思っていたエレノア嬢が、物憂げな表情で登場。うお、いといみじ〜。
前回、ウイリアムに「興味がおありにならないのですね」とチクリとやった彼女ですが、埋められない溝を感じているようです。
「ウイリアムさまは……お忙しいのね、きっと」 この台詞の長い「間」に想いが籠もってます。
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第7話「夕波」 |
2007/5/29 01:30 テレ玉 |
ウイリアム、婚約破棄宣言をキャンベル家にするの巻。もっと苦悩するかと思ったけど、それはあっさりと。
彼は、エレノア嬢に一片たりとも好意を持っていなかったんだなぁ…。エレノアのお姉さんが余計なことをしなければ、ふたりの間になにかが芽生えたかもしれないのに。性急すぎました。
もともとこの結婚に不満があったキャンベル子爵は喜んで同意…するはずなかったですね。破棄された、ではまったくもって面子が立ちません。
子爵の言い方はきついですが、彼の立場としては至極真っ当なことを言っています。つーか、私が子爵だったらあんなもんじゃ済まんな、たぶん:-)。
こういう父親の反応に対して、母親たる子爵夫人の強さに感心しました。あの励まし方は効果的。ハッパを掛けられた格好のエレノア嬢に大逆転の目は果たしてあるのでしょうか…?
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第8話「居場所」 |
2007/6/5 01:30 テレ玉 |
はぅ…。エレノアさん、マジでいい子だ…。元から好感度MAXでしたが、さらに上昇。ウイリアムへ会いに行くのに姉の同行を断ったこと。
まずこれが偉い。結婚するのは自分なんだから、当然自分でなんとかするべきです。まぁ、あのお姉さんが来たら、話が余計にややこしくなるという説もありますが。
そして、ウイリアムの第一声「申し訳ありません」に、「気持ちのいいお天気ですね」と答えたこと。
ちょっと前までだったら、「どうしてなんですか?」とでも返したところでしょう。成長したなぁ。
さらに、「私がおばあさんになって…それでも、こんな風にお庭を散歩できたら」と未来を語れるようになったこと。社交界にデビューした日に出会った殿方(しかも親のセッティングで)とここまで来てしまったという、視野の狭さ・恋に恋する乙女的な側面はどうしてもあったんですが、そういったものを越えて深く想うようになったということが、さらに成長したな、と感じさせるところです。
…ま、それでも振られちゃうわけですが(^^;)。「忘れられないと分かっていたのに」とは、アンタほんとにひどいね〜>ウイリアム。
「ウイリアムさまも、私のこと…想っていてくださると…」と泣き崩れるのは当然。
でも、本当は彼女もそれは感じていたはず。
否定して欲しかったその直感を、最大級に肯定されてしまっては泣くしかありません。彼女には早いところ次の恋に進んで欲しいなぁ。
これを糧にすれば、もっといい男を捕まえられると思いますよ。
で、エマさん帰ってきたらしいですね(←なにこの扱いの差(爆))。
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第9話「覚悟」 |
2007/6/12 01:30 テレ玉 |
女は強いな…。泣いて泣いて泣きはらして、それで少し気が晴れたのか、前に進もうとするエレノア嬢です。
こういう時、多分男のほうがぜんぜんダメで、ずっと引きずったりするものです。アニーさんも、よくできた侍女ですな。
これで、エレノア嬢も退場なのかなぁ。
一方、大ピンチなのがジョーンズ家。対外的にも、家族の中にも亀裂が…。
それにしても、キャンベル家がそんなに勢力があるとは思わなかった。
子爵位は伊達じゃないって事ですか。でも、結局子爵は最後まで金のことしか言わなかったので、イメージ悪いですね。
どうしてあんな人からエレノア嬢みたいな素直な人が育ったのか。お姉ちゃんの方はかなり失敗しちゃったって感じですが:-)。
しかし、ウイリアムはいきなりエマにプロポーズするとは思わなかったよ。受け入れる準備というか、「すべて丸く収まる方法」とやらの算段は付いているのでしょうか。現状では、ドロテアさんがOK出すとは思えないし。というか、ドロテアさんを味方に付けなきゃ、うまくいきませんよ。
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第10話「窓辺」 |
2007/6/19 01:30 テレ玉 |
ドロテアさんがどう動くか。そこに注目していたのですが、「面白いじゃない」ときたもんだ。さすがの女傑と言えましょう。
だったら、意外にスムーズに行くかもと思いきや、ここでハンスのプロポーズ! あんた、唐突だな! というか、ほんと不器用な人だわ…。可哀想だけど、大勢には影響なしってとこかな。ウイリアムにあそこまで派手なスタンドプレイをやられちゃね〜。
キャンベル子爵の周辺がなにやら胡散臭げ。これが最後のドタバタになるんでしょうかね。
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第11話「光陰」 |
2007/6/26 01:30 テレ玉 |
うお、子爵が予想以上に汚い〜。娘はあんなに綺麗なのに。エレノア嬢は一回り大人になりましたね。あのダメ姉と比べると、どっちが上だか分かりゃしない:-)。
というわけで、大ピンチなジョーンズ家ですが、むしろエマさんにとってはそのほうが良かったかも知れませんね。
ジョーンズ家のみなさんはそれじゃ困るでしょうけど。
やっぱり大逆転のチャンスはドロテアさんか?と思っていたら、火事になっちゃった! どうするんでしょ。
エマさんが、ケリーの旧家を尋ねたシーンがよかった。階段や部屋の懐かしい風景の中にケリーさんがいて…。
「どうしても踏み出せないんです。こんなに好きなのに…」と素直に心の内を明かすエマさん。
そこにはハンスのことは微塵もありません(^^;)。同僚にも「だから男はダメなのよ」と言われてしまうハンスがどうするのか、見ものですね〜。
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第12話「花」 |
2007/7/3 01:30 テレ玉 |
すれ違いのまま終わったらどうしよう、と思ったらすれ違いどころか、子供は4人もいるわ、ジョーンズ家は立派なままだわ、気品のある夫人になっているわで、エマさん完全勝利! ここまで大団円とは思わなかったな…。
結局ハキムにおんぶに抱っこってところが、微妙に引っかかっていますが。ハキムにしても、ハンスにしても、周りの人が味方になってしまうエマさんの魅力あってのことだと言えるかもしれません。しかし、ドロテアさんは最後になにかやってくれると思っていたんだけどな〜。
もう一つ、微妙なのがキャンベル家ですね。リチャードが子爵にガツンと言ったのには溜飲が下がりましたが、さりとてキャンベル家が没落するとエレノア嬢が困ってしまう。そしてあの青年は彼女の新しいお相手でしょうか? また親の仕組んだ縁談か? と思うと少々心配。
今度こそ幸せになって欲しいものです。…と、最後までここのレビューはエレノア嬢メインでお送りしました:-)。
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