魔法少女リリカルなのは |
木曜深夜の1時〜2時はものすごいことになってるわけですが…。そのうちの一つ、「魔法少女リリカルなのは」です。
今の技術やスタッフ(キャストも含む)でCCさくらを、よりオタ向けに作るとこんな感じなのかなと。…こう書くとあまり褒めているようには見えませんが(笑)、意外にちゃんと作ってあります。少なくともストレートな作品名から受ける印象よりは遥かに良かったです。
もっとも、極めて魔法少女モノのフォーマット通りという感じではありました。ただ、なのはに魔法能力を授けるフェレット君(仮)が一番最初にお礼について言及している点が、ちょっと新鮮でした。それとなのはがいわゆるドジッ娘でなかったのも好感触。
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第1話「それは不思議な出会いなの?」 |
2004/10/8 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
リリカルと言うより、システマチックな魔法といった趣です。怖いモンスターデザインと相まって、どちらかというとRPGみたいですな。
戦闘で壊れた建物が勝手に修復しないあたりも、割とシビアです。
なのは自身はブリバリな魔法少女。ユーノくんの話を聞いて、進んで協力しようとするなど素直な子ですね。
大人が失神するほどのモンスターを見ても気後れしないところもすごい。ま、あれだけオートで魔法が発動すればいいかもしれない。
CCさくらなんかは、最初からハードなアクションを要求されていたもんなぁ:-)
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第2話「魔法の呪文はリリカルなの?」 |
2004/10/15 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
「なのは」の魔法シーンは結構好きです。クールなレイジングハート・ボイスが気恥ずかしさを押さえてくれます(笑)。
ここで魔法少女丸出しな魔法の呪文なんかが出てきたりすると、ちょ〜っときついところでしたが。
なのはの着替えでユーノくんドキワク、なシーンは正しく深夜アニメしてます。ここでよく考えると、なのははユーノくんの元の姿を知らないんじゃないだろうか?
夢の中で見ただけで。そりゃ無防備になるというものです。
そんなサービスシーンがあるにもかかわらず、展開は意外に重いです。戦闘の跡が残った街や人の姿を見て「ユーノくんのお手伝いではなく、自分の意志で…」
と決意も新たに魔法少女をやっていくことを誓います。うーん、なんて生真面目な。最近ではちょっと珍しいタイプのヒロインかも。
ところで、ジュエルシードの発動条件がよく分からんのですが…。あのサッカー少年とマネージャがあまりにもラブラブすぎたってこと?:-)
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第3話「街は危険がいっぱいなの?」 |
2004/10/22 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
おおぅ、魔法バトルはなかなか見応えがあるじゃないですか。すぐに馴れ合っちゃうのかなと思ってましたが、
言葉を交わすことすらせずに次々に魔法を繰り出すあたりはクールでよろしい。表面はかりっと軽く、中身はシリアスな、なのはテイストです。あの子猫はどうなったのかな…。
ところで、なのは兄は姉とラブラブかと思ったら、外にも女がいたのか!(笑) ついでにあの家の主人とメイドの区別が付かないんだけど(^^;)。
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第4話「ライバル!?もうひとりの魔法少女なの!」 |
2004/10/29 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
止め絵をゆらゆら動かすのはさすがにまずいんじゃないかと思いましたが、その分、大立ち回りは格好良く描かれています。バルディッシュの変形が派手〜。こういうハッタリは好きです:-)
対立する魔法使い同士がつぶし合うんじゃなくて、それぞれのジュエルシードを賭けて戦うという展開は理性的でいいですな。
自分の名前は名乗っても、なのはの名前を聞く前に去ってしまったフェイト。彼女の心情が想像できるいい演出です。
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第5話「ここは湯のまち、海鳴温泉なの」 |
2004/11/5 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
とても小三とは思えない思考やセリフだなぁとは思いますが、見た目とは裏腹にシリアスな展開でよいです。
大切な友達との以前の出来事を思い出しながら、目の前に対峙している少女に真摯に語りかけるなのはにちょっと感動してしまいました。
フェイトも心が動きかけるも、アルフの制止でクールな仮面を被ってしまいました。アルフとしては、打ち解けてしまったらジュエルシード集めができなくなると
心配しているのでしょう。そうまでして集める理由とは?
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第6話「わかりあえない気持ちなの?」 |
2004/11/12 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
フェイトの母さんは、虐待ママだった。何をされても「はい、母さん」としか言えないフェイトが痛々しい。
幸せな家庭とよい友達(今はちょっと冷戦状態だけど)に囲まれて育ったなのはが、フェイトの事情を知った時にどうするのか…。
相手に認めてもらうために、敢えて勝負に出ようとするなのはを止めたのが、クロノ。
時空管理局とかいう組織の人らしい。組織も人も唐突に出てきたって感じです。
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第7話「三人目の魔法使いなの!?」 |
2004/11/19 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
「フェイトに笑って、幸せになって欲しいだけなんだ!」と涙ながらに訴えるアルフが泣かせます。
さて、とうとう公権力に介入されるなのはたち。ここで逃亡しちゃったフェイトたちは、悪者決定ですな。別に逃げる必要はないと思うのですが、もともと彼女たちはアウトローな人たちだったんでしょうか。
そしてついに明かされるユーノくんの本当の姿。なんだ、元に戻れるんじゃん!てっきりまだ傷が癒えてないのかと。さんざんなのはの着替えを覗いといて、こりゃあ意図的だね(笑)。
そんな見解の相違がありつつも、なのはの強力な魔力と今までの戦闘経験を理由に、うまく時空管理局と協力することができた二人。ところで、魔法やユーノくんのことを伏せたままで、一体どうやってなのはママを説得したのかは謎です。
謎って言えば、フェイトママがなんで自分でロストロギアを集めないのかも疑問だな〜。
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第8話「それは大いなる危機なの?」 |
2004/11/26 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
もう決戦?と思ったものの、残ったジュエルシードすべてを封印するという派手な展開。ケレン味たっぷりな魔法シーンがいいですね。
そしてなのはの熱い思い。「この子と分け合いたいんだ。友達になりたいんだ」と、この子はほんとにもう…。
ユーノくんとの別れの予感も感じているあたりもいいです。
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第9話「決戦は海の上でなの」 |
2004/12/3 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
プレシアに牙を剥いたアルフはアリサに拾われることに。魔法生物もドッグフード食うのか〜(笑)。
アルフにはジュエルシードを集める理由がないので、フェイトを助けるためになのはや時空管理局側に付くのはぜんぜんおかしくないですね。
「私が怒っていたのは、私たちのところへ帰ってこないような目をすること」と語るアリサ。ここで大げさに泣きの演出を入れたりせず、
むしろロングショットで目を拭うなのはを描くあたりがいいですね。
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第10話「それぞれの胸の誓いなの」 |
2004/12/10 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
なのはとフェイトの「全力全開の一騎打ち」は見物。簡単な魔法はオート発動、上級魔法は詠唱が必要という設定を活かしてスピーディかつハッタリ感溢れるシーンになってます。言葉通り、なのはもまったく容赦のない攻撃。…フェイト死んじゃったらどうするんでしょ(^^;)。
潔かった「娘」に比べて、自暴自棄的にすべてをバラしてジュエルシードを発動させるプレシア。果たして、イマイチ影の薄かったクロノくんに出番は来るのか。
オペレータの子の寝癖を直してる場合じゃないぞ:-)
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第11話「思い出は時の彼方なの」 |
2004/12/17 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
「ほんとの自分を始めるために…」と立ち上がるフェイトが涙を誘います。なのはと合流した時に見せた、ちょっと照れたような表情がまたイイです。
なのはもうれしそう。この二人には「仲良し」になって欲しいもんです。
結局、フェイトは「母親」に一顧だにされることはなかったけど、大丈夫なんじゃないかな。
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第12話「宿命が閉じるときなの」 |
2004/12/24 01:35 TVK |
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魔法少女リリカルなのは |
友達の証として、互いの名を呼び、リボンを交換するなのはとフェイト。「Little Wish」が澄んだ青空に映えて、きれいに完結しました。お見事。
王道という言葉がぴったりハマるこの作品、それに見合うよう真面目に作られているところに好感が持てました。
下手に色恋沙汰を盛り込まず、テーマを友達に絞ったのも勝因でしょう。二人が友情を確かめるシーンは素晴らしかったですね。
ちゃんと構成すれば、1クールものでもゆったりとしたエンディングを迎えられることがよく分かりました。
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第13話「なまえをよんで」 |
2004/12/31 01:35 TVK |
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