GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- |
第1話「二人の距離 兄妹」 |
2008/1/8 03:00 MXTV |
軽々に前作と比べるべきではないのでしょうが……質が違いすぎる。演出も、キャラデザも、キャストも、背景美術も、劇伴も。
少なくとも、前作の第一話を見たときの、押しつぶされそうな絶望的な悲哀を感じることはなかった。
それこそドン引きするくらいだったんですけどね(苦笑)。前作を高く評価しているだけに、この第一話はちょっとがっかり。
それにしても、キャスト一新は納得いかないなぁ。しばらくすれば慣れるのかしら…。
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第2話「ピノッキオ」 |
2008/1/15 03:00 MXTV |
ヘンリエッタたちがほとんど出なかったためか、特に違和感もなく、ちゃんと見られるレベルになっていました。
これが第1話だったほうが印象がよかったのでは? というか、これだけできるんなら、第1話のクオリティを上げて欲しかったな…。
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GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- |
第3話「シミュラクラ」 |
2008/1/22 03:00 MXTV |
「似合ってるからいいじゃないか」 …あれ?ヒルシャーってこんな気の利いたことを言えるタイプだったっけ?
前作では、ひたすらトリエラに振り回されている印象しかなかったので意外。
他にもトリエラを照れさせたりするあたり、なかなかやりおる:-)。
とはいえ、傷心のトリエラを慰めるのは難しかったようで……しかし、膝を抱え、涙を流し、「私を、しばらく放っておいてください!」なんて堅く拒絶するさまがいじらしくてたまりません。声やキャラデザに違和感はあるけれども、今回もトリエラが俺的一番人気になりそう。
今シリーズは結構トリエラがメインになりそうな気配がするので、楽しみです。
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第4話「アンジェリカの復帰」 |
2008/1/29 03:00 MXTV |
うーむ、マルコーのイメージも前作とだいぶ違うな〜。声のせいだと思うけど。
アンジェリカは、結構可愛く描かれていてほっとした。その可愛さと「明日は私に敵をやっつけさせて」という言葉が示す行動とのギャップの痛々しさが、あぁ、GUNSLINGER GIRLだな〜と思わせますな…。
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第5話「泡沫と追憶」 |
2008/2/5 03:00 MXTV |
おおっ、パトリツィアちゃんが能登さんだ〜。俺なら別れないね(ぉ。いや、マルコーが「振られた」んだったかな、形の上では…。
そんなわけで、まだ彼のことは気になるパトリツィア。謎の新聞記者とともに社会福祉公社の調査に乗り出します。
思いっきり利用されてるよ! というか、公社を相手にするのは危険きわまりない。
それこそ、マルコーに始末されるんじゃないかと…。
結果的には彼女は無事でしたね。よく見逃してくれたな。ま、リコが誰を狙っていたか分かりませんけど。
今回はきっちり活躍したアンジェリカでしたが、彼女の昔話は前作を見ていないと分かりませんね。
実のところこの作品(IL TEATRINO)の位置づけがよく分からなかったりするのですが(続編?リメイク?)、適度に前作で補完してってことかな。
夕日に黄昏れる「トリエラ姫」、いいですね〜(笑)。まぁ、姫というのは揶揄も入っているんでしょうけど、気高さを表しているようにも思えます。
すっかりツンデレ・ツインテール娘属性が立ってしまった今の私にとって、トリエラはきっちりストライクゾーンですよ:-)
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第6話「チベタンテリアの引退」 |
2008/2/12 03:00 MXTV |
相対する組織に属する人間が、それぞれ自分の正義を推し進めることに疑問を感じ、深い嘆息を漏らす――。
構成がよいですね。
その域まで達していないジョゼは「汚いものをみたくないなら、目を逸らすのもいいでしょう」と、いつになく辛辣なご意見。
ジョゼが戦う理由は明らかにされていない(はず)ですが、テロリストに対する怒りは人一倍、という描写は前作にもありましたな。
ヘンリエッタが戦う理由は明白で、動機としては少女に相応しいものと言えるでしょうが、「憎しみというか、殺す理由は十分に。
それがジョゼさんの願うことなら…」とにこやかに語ってしまうところに、寒いものを感じますね〜。
リコとは仲直りしたのかな…。
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第7話「カテリーナ 復讐の円環」 |
2008/2/19 03:00 MXTV |
フランカ(カテリーナ)とパトリツィアが友達だったとはね〜。意外に近かった社会福祉公社とテロリストの間。
フランカは、もっとクールに割り切っている人かと思っていたけれど、爆弾で人が死ぬことは快くは思っていないのね。
真っ当な心の働きだけど、この業界では命取りかもしれないな〜。
ヒルシャーを庇って、近づきすぎたことに気が付いて赤面しているトリエラがよいね。しかし、なんでピノッキオの影を感じたんだろ…。
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第8話「クラエスの一日」 |
2008/2/26 03:00 MXTV |
前作の第5話「約束」の続きのような話でした。話の位置づけとしては、番外編的な感じでしたね。
スカボロフェアのEDがいい雰囲気です。
「ジャンさん……哀しくても涙が出ない。そんなことあります?」 ラバロとの思い出せない思い出、涙泣き慟哭。
この台詞の演技はグーでした。
ところで、ベアトリーチェって何者…??
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第9話「賢い蛇 純真な鳩」 |
2008/3/4 03:00 MXTV |
「ジョゼにいさまっ!」は良いなぁ。ジョゼの妹エンリカちゃん、かわいいですよ。OPの謎の制服の子は彼女なのかな。
幼い頃と、ちょっぴり成長した頃と2パターン楽しめます。
「行かないで!」なんて哀願にもグッときます。
家族共々、テロで失ったんですかね……。だったら、テロリストへの恨みは消えないかもしれん。
エンリカの声はヘンリエッタと同じみたいですね。ジョゼは、やはりヘンリエッタのことを妹の代わりとして見ているのだろうか。
とすると「プレゼントは儀礼的で、実がない」という彼らしくない台詞は、結構ショッキングなものですね。
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第10話「善意の花」 |
2008/3/11 03:00 MXTV |
ヒルシャーとトリエラ。この二人の不器用なやり取りを見ているだけで、微笑ましくなります。
ヒルシャーが直接トリエラを助けたところから、出会いが始まっているのね。しかも、そのときの相方はトリエラを助けるために命を落として…。ヒルシャーにとっては、ただの部下でも可哀想な義体でもなく、深い思い入れがあるでしょう。
トリエラが、助けてくれたラッシェルを「お母さん」と感じているのは、いろいろな意味で切ないですな…。
マリオって、前作の第4話に出てきた人か…。たしかに前作4話のラストでトリエラにクマのぬいぐるみを贈っていますね。
あのおじさんの娘が、あんなに明るいイタリア娘とはね〜。…ここで、トリエラが「Tiamo!」ってなかなか言えなくてじたばたしているところを想像したら、かなりよさげでした(ぉ。
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第11話「芽生える感情」 |
2008/3/18 03:00 MXTV |
10話でトリエラの昔話と来たので、今回はピノッキオ側の事情。あのピアノの曲は、「おじさん」のものでしたか。
こうしてみると、トリエラとピノッキオは境遇がよく似ていますね。ともに本当の親を知らず、育ての親から教わったのは、殺しの技術。
育ての親も冷酷無比というわけではなく、子供への接し方が不器用。
そんな二人はまた相対することになるでしょうが、とりあえず次回ではないみたいですな。
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第12話「戦う人形」 |
2008/3/25 03:00 MXTV |
ピノッキオを送り出した後、「せっかく、あなたの口数が増えたのに。残念」というフランカの台詞には、ピノッキオへの惜別とフランコへの気遣いとが同時ににじみ出ていてよいですな。
ピノッキオは大好きな「おじさん」を助けにミラノに急行。というわけで、トリエラと対峙することになります。
トリエラが、以前ピノッキオに伸された場所で決意を固めるシーン。生の感情をヒルシャーにぶつけたことを思いだし、赤面するところがまたなんとも言えないです。次回ラストならば結末としては一つしかないので、それがトリエラにどういう気持ちを残すのか、そこに注目したいですね。
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第13話「そしてピノッキオは人間に」 |
2008/4/1 03:00 MXTV |
こちらは予想を外れない終わり方でした。いや、フランカが死んだ(まぁ、助かっているような気がしますが)のは、ちょっと意外だったかな。
「ほめてください…勝ちましたよ?」とヒルシャーの胸に頬寄せるトリエラが、いつにない所作でいいですね。
ヒルシャーが見せたのも「よくやった」というような労いではなく、そっと抱き寄せる優しい労り。トリエラのうれしそうな表情も理解できます。
でも、トリエラには可哀想だけど、2課の作戦としては失敗ですかねー。クリスティアーノの捕獲に失敗し、なんの情報も得られなかったわけで。それに今回の構成だと、公社側が悪役にしか思えない:-)。
作品の出来としては、それぞれのキャラクターの描写に踏み込み不足は否めないものの、まぁまぁかなと。
少なくとも、第1話を見たときの絶望感からは、遙かによいところに着地しました。
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