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ヴァンパイア騎士 Guilty (完)

前シリーズ ヴァンパイア騎士 の感想

ヴァンパイア騎士 Guilty 次話
第1話「宿命の罪人達〜ギルティ〜」
2008/10/7 01:00 テレビ東京

第二期スタート。ふふふ、相変わらず耽美でエロスな感じが実にいいです。優姫ちゃんはほんと無自覚にエロくて困る(嘘)。 そんな無防備にうなじを掻き上げて見せたらダメですよ? 襲うのはヴァンパイアだけじゃなくてよ?

あと、枢センパイがやっぱり鬱屈していていいですね。「君じゃなく、僕が優姫を守っているのも同じだ」なーんて、よっぽど悔しいんだね。 零をいびって憂さ晴らし〜。

ちょっと驚いたのが、紅まり亜本人が復活したこと。でも、閑様が乗っ取っていたときのような、文字通りの小悪魔全開なキャラではないのでちと物足りないのですが…。でも、あえて復活させたと言うことは、なにか仕掛けがあるはず。

前シリーズに引き続き、EDが雰囲気たっぷりでよろしい。血で描いた蝶の羽にそれを覆う蜘蛛の巣、という構図はうまいなぁ。

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第2話「永遠の約束〜パラドックス〜」
2008/10/14 01:00 テレビ東京

ほんと、優姫はイケナイ子だよなぁ(笑)。彼女の中では、零と枢がどう棲み分けているのか、じっくり聞いてみたい。

そんなわけで、今回は枢センパイのターン。「だめ、許さない…謝っただけじゃ…」などと優姫を押し倒しにかかります。 「僕が許すまで、このままで…」と胸に頬を埋めるシーンに、すみません、大受けしてしまいました(ぉ。 一度、やってみたいね〜、こんなこと。あ、イケメン限定ですか、そうですか。

で、イケナイ優姫ちゃんが「いいですよ、なんでもします。枢さまのためなら」(!)なんて言うもんだから、我慢できなくなった枢さま、とうとう牙を露わに…。 「ヴァンパイアになる? 長い長い時を、僕と生きる?」という問いに、なんと優姫ちゃん、「はい」と即答! 即答ですよ?

当人に自覚はないとはいえ、人間とヴァンパイアを両天秤に掛けて振り回すとは末恐ろしい子:-)。どう考えても「ギルティ」なのは彼女だよな〜。

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第3話「瑠璃玉の肖像〜ミラージュ〜」
2008/10/21 01:00 テレビ東京

いつも思うんですが、ナイトクラスの面々ももう少しキャラを立ててくれればいいのになと。 テーマを絞るために、あえてスポットを当てていないのかも知れませんが。

そんな影の薄い皆さんの中ではもっともキャラが立っている藍堂と枢の出会いのお話でした。女子は堪能したのかな?(^^;) 枢が冷たくなったのは両親が亡くなった時からなんですね。

「料理作るのキライじゃないし…」 零もマメ男だったんですね。最近、こういうキャラ多いな〜。 マメで料理が上手な彼に対してがさつな彼女。ついでにだらしない肉親がいたりするパターン。これも世相なんですかね…。

そんなマメ男に、血を流している指を差し出して「舐めて…」という優姫。ホントにもう優姫は(以下略)。これって餌付けだよ…(^^;)。 「お前をそんなもの(ヴァンパイア)にはさせない」なんて言わせてしまう優姫は、女として最強だと思います。

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第4話「悪魔の胎動〜リビドー〜」
2008/10/28 01:00 テレビ東京

「ヴァンパイアにされて苦しんでいる零に、ひどいこと言った」 一応、自覚あるのね、優姫は(笑)。それほどまでに彼女を不安にさせる過去の出来事とは…?

「残った命、全部優姫のために使わされたって、文句なんかないんだ!」 吸血行為で興奮したのか、とてもとても熱い零の台詞。 さすがの優姫もこれでイチコロかと思いきや、翌朝枢のところに行くから目が点になったよ(笑)。もっともそれは過去を確認するためですが…。

なにやらヴァンパイアの非主流派?が動き出しましたよ。このペースなら、きっちり枢の復讐劇が終わりそうですね。

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第5話「従属の罠〜トラップ〜」
2008/11/4 01:00 テレビ東京

優姫を中心にした三角関係がバリバリ燃え上がってきましたよ〜。「分かってるよね優姫、愛してるよ」 「すべての不安を君から取り除いてしまいたい」「恋人になって」とたたみかける枢先輩。これは計算されたものなのか、思わず口をついて出た言葉なのか…。

一方で、「とても嫌な気配がすると思ったら君か…」と零を激しく歓迎(^^)するのが彼です。零に流れる優姫の血を感じてジェラシーを炸裂させます。 ヴァンパイアの純血種という本来なら圧倒的に優位な立場にある彼にとって、 唯一の思い通りにならない優姫が絡むと冷静さが吹き飛んでしまうところがなんとも面白いです。 「この血が、誰に捧げられたものか、決して忘れるな」 うーむ、男のジェラシーを見て面白さを感じるとはなぁ。

「愛している」と予期も期待もしていた彼の言葉を必死で否定することで平衡を保っていた優姫ですが、「恋人になって」と言われて陥落寸前。 「従属の罠」というサブタイトルがまた面白いですな。

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第6話「偽りの恋人〜ラヴァーズ〜」
2008/11/11 01:00 テレビ東京

うはは、「意識し過ぎちゃったんだね…そんな急に、いろんなことを求めたりしないよ」 「…じゃないと、僕が心配で眠れない」なんて台詞で一度口説いてみたいもんだね! いいのう、イケメンは。

そんなわけで、恋人関係をスタートさせる枢と優姫なのであります。まぁ、もちろん優姫が想像するように、枢の事情というか狙いがあるんでしょう。 枢にとって不幸なのは、そういう計算とは別に本気で優姫が欲しいのに、彼女にはそう受け取ってもらえないことでしょうね。

それと、なにゆえ零を同席させたのか、と思ったらこれはほとんど嫌がらせだね(^^;)。意趣返しって奴ですね。男の嫉妬は怖いぜ。

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第7話「茨の口づけ〜キス〜」
2008/11/18 01:00 テレビ東京

優姫はやっぱりヴァンパイアなのか…? と見ていた今回。意外に早く目覚めの時が来たようです。

零を押し倒した後、枢の胸に取りすがって泣くシーンはインパクトありましたね〜。そして、枢による吸血行為…。

そう、なんで枢は優姫の血を吸ってしまわないのか?という疑問が昔からあったんですよね。それは、人間としての優姫に価値を見出しているのかと思っていたのですが、吸血によって彼女が目覚めてしまうことを恐れたわけですね。ならばなぜ目覚めさせたくなかったのか、という新たな疑問が出てくるわけで。

ま、ここまでは想定内としても「私のお兄さまなの!」発言は素で驚いてしまいました。そ、そうだったの…? と思ったら「いっそ、本当の兄として生まれたほうが、僕はうれしかったよ」という枢の台詞でさらに???

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第8話「追憶の螺旋〜スパイラル〜」
2008/11/25 01:00 テレビ東京

「どうしたいか、分かっている…」と優姫にされるがままにしてる枢、というシーンがまたエロスな感じ(^^)。 なぜ枢があんなにも優姫を大事にしているのか、よく分かるお話でした。ただ、枢は本当は玖蘭家の者じゃないってことですかね。

ナイトクラスの面々が盛り上がってきましたね〜。ただ、せめて瑠佳はもっと煽っておけば、「君を信頼している」という台詞が生きてきたと思うんですけどね。死にフラグが立ってしまったような気もしますが(^^;)

ラストシーン、優姫に対してドア越しに銃を突きつける零、という構図がまた面白いですね。

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第9話「復活の狂王〜エンペラー〜」
2008/12/2 01:00 テレビ東京

「今、ドア越しに感じるのは、人を弄ぶ傲慢な純血種の気配だけだ」「そうだよ、優姫はもういなくなっちゃった。 ヴァンパイアの優姫が食べちゃったから…」 売り言葉に買い言葉と言うべきか、相手を思うが故の言葉なのか、一夜にして激変した関係に戸惑う優姫と零なのであります。

枢の本当のポジションが不明だったのですが、李土と共に真なる始祖ってことなのかな。 なんらかの理由で、優姫の両親の子供ということにしておいたようですが。

元老院とハンター協会のトップがつるんでいたことも判明しました。なんとなく胡散臭い見せ方しかされていなかったので、ああそうなんだ位の感じかな。 驚かすには少し描写不足ですね。自分が信じる者以外は全部敵、という状況を作りたかったのかもしれません。

零が摂取した優姫と枢の血の共鳴で、優姫がヴァンパイアであることを強く意識させるという演出はうまいな〜。

ヴァンパイア騎士 Guilty 前話次話
第10話「戦いの序曲〜プレリュード〜」
2008/12/9 01:00 テレビ東京

優姫の得物はアルテミスって言うのか…。太ももベルトにオーバーニーの取り合わせはマニアックだね〜、どうも。藍堂くんも赤面するわ(笑)。

…なんて与太話ができなくなるほど状況は緊迫してきました。そっか、枢が零を助けたのは李土を仕留めさせるためか、なるほど…。 考えてみれば彼の体内には3人もの純血種の血が流れているわけで、この上なく贅沢な育成方法ですな。

果たして、枢の狙い通りに事が進むのか。土壇場で、優姫が裏切っちゃうような…。

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第11話「二人の命〜ソウル〜」
2008/12/16 01:00 テレビ東京

ここに二人の命、融合。壱縷の静さまへの想いは本物だったんだな〜。そして零に対しても。

これで、零にはありとあらゆる力が集結したって感じですね。酒池肉林で散々お楽しみだった李土の狙いも、その辺にあるのかな。

「優姫を守っているつもりで、一番傷つけていたんだ」と告げて去った枢さまの向かう先は? 李土と零の戦いを高みの見物を決め込むかと思ったら、そうじゃないようですな。元老院側を潰しに行くんですかね。 李土を始末すれば、どうでもいいような気もしますが…。

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第12話「世界の果て〜ピリオド〜」
2008/12/23 01:00 テレビ東京

枢さまはやっぱり元老院側を滅ぼしに行ったのか。と、思いきや結局トドメは一条に任せちゃった。 そして、李土の始末は零に任せるわけでしょ。 今回彼のやったことは、「この世界を受け止める君の眼差しが、美しいのだと…」などと物憂げに述懐するだけとは、やっぱりいい男は得だなぁ:-)。

描写が足りないから、一条の「友人としての僕は君を裏切ることない」という台詞もあんまり映えませんね。むしろ、そこまでの友情だったことを初めて知ったような…。

そして、まさしく「ミイラ取りがミイラになった」ハンター協会長ですが、裏切りの理由が永遠の美しさを得るためだったとはね。そりゃ切り捨てられるわ。

とりあえず、最終回を前に片付けるべきものは片付けた、ってところかな。 李土が「愛しい人の名前を呼んでごらん?」と言ったのは、どの程度意図していたか分かりませんけど、最も重要なその答えが次回明かされるわけです。 どっちを選ぶかというよりもどうケリを付けるのか楽しみです。

ヴァンパイア騎士 Guilty 前話
第13話「ヴァンパイアの騎士〜ナイト〜」
2008/12/30 01:30 テレビ東京

これは予想外の終わり方。てっきり、枢さまが振られて終わりだと思っていたのですが。当人も「分かっていたよ…」とすっかりその気だったのにね:-)。

そんなわけで、優姫は零の元を去り、枢とともに旅立ったわけではありますが……零を捨てたわけでもない。 別れ際にあえて優姫は零の血を吸い、ヴァンパイアである自分を追いかけさせるよう仕向けた。 このときの優姫の心情は難しいですが、少なくとも零に目標を与えたことは間違いなく、選びはしなかったけど突き放したわけでもないですね。 これを優姫の優しさと見るか、八方美人と見るか、うーん、どうだろう…(^^;)。ただ、零の血を吸わず、「憎むべきヴァンパイア」にならないよう誤魔化す悪女ではなかったとは言えるでしょう。

完璧イケメンの枢さまのシナリオも気持ちも零への嫉妬から段々狂っていく…というのが予想していた展開だったんですけど、大ハズレ。 でも、ハンター協会とかナイトクラスの連中の描写はイマイチでしたが、メインの3人に関する脚本はよかったです。