ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第1話「大気の外で」 |
2003/10/4 8:05 NHK衛星第二 |
デブリは今でも結構な問題のはずですが、2075年ともなれば大問題になっているでしょう。そういう状況がある意味日常になった世界を舞台にしたこの物語、なかなかいい感じ。熱いヒロインとは対照的に、あくまでも静かな宇宙空間が印象的です。
宇宙空間だけど、地に足のついたドラマをみせてくれそう:-)
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第2話「夢のような」 |
2003/10/11 8:05 NHK衛星第二 |
こういう話を見ると、ロボットが宇宙空間でバーニア全開で突進するのがいかに無茶なことかよく分かります:-)。
基本に忠実、過不足ない演出で楽しませてくれました。あんまりやりすぎると「できることと、できないことがあるんだよ!」なんて台詞がグサグサ来るので、このくらいでいーです(笑)。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第3話「帰還軌道」 |
2003/10/18 8:05 NHK衛星第二 |
ほー、結局遺体を家族の元へ戻すという結論ですか。すごく意外ですな。わたしゃハチマキの考えに全面的に賛成です。家族の写真が映るシーンは、それを見た娘さんが自分のことを見ていなかったわけではないと納得して、タナベに宇宙葬にしてくれるよう説得するという演出だと思ってました。
……と、ここまで書いたところで、その写真が漂うシーンをよ〜く見ると、バックの地上はインドか中東のどこかのようにも見えます。ひょっとしたらこの宇宙飛行士の故郷と家族の写真という図かも? だとすればやはり帰りたかったということなのか…。
難しいけど、心情的にはハチマキを応援したい:-)
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第4話「仕事として」 |
2003/10/25 8:05 NHK衛星第二 |
フィーさんかっこいい〜。デブリを放っておけないと言われてはハチマキも従うしかありません。ここで折笠愛の声がビシ!バシ!と決まります。この作品はキャスティング最高。
ハチマキが初めてタナベの名前を呼んだのは、道楽息子にお灸を据えたから、じゃなくてデブリ回収の大切さを分かってくれたからでしょうね。
ハチマキとクレアは、そりゃ別れるでしょう。ともに夢を追う人たちだけど、方法論が違いすぎるし。それでもハチマキに処分なし、と言われてちょっとホッとしたように聞こえるセリフはよかったです。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第5話「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 |
2003/11/1 8:05 NHK衛星第二 |
一歩間違えば陳腐な話で終わってしまうところを、説得力のある見せ方にもっていっているところがさすがです。特別に目新しいことをやっているわけではないのに不思議。腕のいい料理人の技といったところでしょうか。
ところでご存じの方も多いでしょうが、作品名となっている「プラネテス」は英語のplanetの語源であり、もともとは「さまよう人」という意味です。日本語でも「惑星」という訳語が使われています。地球から惑星を観た場合、見かけ上の恒星に対する位置というのは刻々と変化しています。しかも星座の中をただ一方向に動いているわけではなく、条件によってはいったん後戻りして(これを逆行と呼ぶ)からまた進み始める(順行)と言った動きを見せます。地球も惑星も、ともに太陽を周回する楕円軌道を回っていることによって生じる不思議な動きですが、これを観た古代ギリシャ人はplanetesと名付けたわけです。
今回出てきた夫婦も、そしてタナベやハチマキも、時には後戻りをしながらも星々の間を進んでいくplanetesだなぁと改めて思ったりします。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第6話「月のムササビ」 |
2003/11/8 8:05 NHK衛星第二 |
「ニンジャー!」 …ってTAXI2ですか。
課長に住処を頼んだばかりに、とんでもないアパートに住むことになってしまったタナベです。
が、諸般の事情を抱えたニンジャのために、またまた彼女の「愛」説法が炸裂。今回は、発奮したニンジャが人助けしたからよしとしましょう。
冒頭のハチマキとタナベの掛け合いはすっかり息が合っていて、いいコンビというところ。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第7話「地球外少女」 |
2003/11/15 8:05 NHK衛星第二 |
どっしりとしたお話を見せてくれます。ちょっとした出会いのあった人たちから、宇宙で生活することの重さを感じさせられます。無重力だから、作用させてみないとその重さはわからんのですね。
老航宙士の死を目の当たりにし、落ち込むハチマキに活を入れるフィーがまたまた格好いいんだよなぁ。
宇宙で死ぬ人がいれば、生きる人もいる。ノノはしっかりした考えをもった少女です。前向きに月で生きていくことを選択しています。もっとも、12歳とあってはハチマキの恋も泡と消えてしまうのでしょうか:-) そんなハチマキを微妙に気にしているタナベも必見。
ところで、このころの地球は泳げる海もないし、4等星までしか見えないんですか…汚れまくりですね(T_T)
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第8話「拠るべき場所」 |
2003/11/22 8:05 NHK衛星第二 |
いい話だ…。いい話すぎてコメントに困る(笑)。フィーがうまいことまとめるシーンというのは今まで何度もあったので、今回のような話に説得力があります。そりゃドルフさんも手元に置いておきたいよなぁ。
「We Copy !」にもちょっと感動。演出、脚本共に隙がない良作でした。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第9話「心のこり」 |
2003/11/29 8:05 NHK衛星第二 |
隙なしっ! 相変わらず隙のないのお話。恋愛模様と不法投棄という硬軟両面の要素を自在に操りつつ、それぞれの先輩後輩という関係を気持ちよく描いていて感動的。最後には「先生」の悲しい現実を明かして引き締めて終わるなど、文句の付けようがありません。
ところで、チェンシンもえらくあっさりタナベのことが気になっていると認めたもんだ。対処し慣れているのー。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第10話「屑星の空」 |
2003/12/6 8:05 NHK衛星第二 |
素晴らしい。ひさびさにアニメ見て涙しました。物語ってのはこう作るもんだ!という感じがびしばし伝わってきます。一つ一つの伏線の張り方、
心理描写、演出などどれを取っても文句の付けようのないデキ。…ここのところ、毎回同じような感想を書いてますが、今クールの「名作」決定間違いなしですわ。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第11話「バウンダリー・ライン」 |
2003/12/13 8:05 NHK衛星第二 |
タナベの目を「おむつ男」に向けさせようとするリュシーがおもしろい。彼女の観察は間違っちゃいないが。一方、目の前でタナベが
デートに誘われるところを見ていたハチマキはなぜかご機嫌斜め。その反動なのか、持ち込まれた宇宙服の採用試験で困っていたクレアを
手助けすることになったのが今回の話です。
「それで仕事がスムーズに進むのなら、喜んで頼らせてもらうわ」とあくまでクールだったクレアさんが、テマラの身を守ろうと必死に強弁するところがグッドでございました。
結局、彼らの作った宇宙服は採用されることもなく、彼らの祖国や宇宙服を造った工場も蹂躙されてしまったわけですが、安易な展開ではなく今まで積み上げた
努力の上に希望を見せる作りには感心しました。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第12話「ささやかなる願いを」 |
2003/12/20 8:05 NHK衛星第二 |
キナ臭い話を、タバコ臭いフィーの暴走という形で煙に巻いてます:-)。結果的に、英雄的な行動ですが:-P しかし、ケスラーシンドロームによる宇宙閉鎖
なんてなかなか熱い話です。乱数加速による回避というのもいいですなー。
フィーが助かったのは運だ、と言ってますが、むしろセブンが助かった方が奇跡的。トイボックスがセブンにぶつからなくてよかった〜(笑)
その一方で、恋愛模様も進行中。抜かりありませんよん。誤解も解けたことですし、次が期待ですね。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第13話「ロケットのある風景」 |
2004/1/10 8:05 NHK衛星第二 |
ハチマキの実家への帰郷編。意外にもユーリがしゃべるしゃべる。白黒付けたがる13歳の少年には彼の話は難しかったかもしれませんが、大人の持つ懐の深さは感じたんじゃないかな。
そして、この時代にも生きていた肝っ玉母ちゃん。今日だけで一体何枚のガラスが割れたことか:-)。でもそんなことには動じず「必ず生きて帰るのがいい宇宙飛行士」と語る母ちゃんの姿に、タナベも感じるところがあった模様です。
そんな母ちゃんの側面支援を受けて?、ますます仲が進展しつつあるハチマキとタナベ。TV電話なんかもしちゃってとてもいい雰囲気です。タナベの方がラブラブだからな〜、
ちょいと突けばすぐくっつきそうですが、果たして次回でブレーキがかかるのか!?
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第14話「ターニング・ポイント」 |
2004/1/17 8:05 NHK衛星第二 |
…あ、くっついちゃった。分かったからお前らくっつけよといいたくなる作品が多い中、寸止めされなくて良かった(笑)。
今回は大企業の中の悪弊を描いてます。サラリーマンであれば似たような体験の1つや2つや3つや4つはあると思いますが、
第二事業部の事業部長(ドルフ)が理解のある人で良かったなと。あとは事業部長同士の力関係で決まる話ですな。また、組織の中で孤軍奮闘
しているクレア女史も見逃せません。断然応援したくなってきた:-)
それにしてもタナベはほんとにニブチンだのー。ニブチンに加えて思いこみが激しい…こりゃ苦労するぞ〜。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第15話「彼女の場合」 |
2004/1/24 8:05 NHK衛星第二 |
手早い…ありとあらゆることに片を付けちゃった。ハチとタナベに関しては普段やり慣れないことをしたために気まずくなる、などという展開を想像してましたが、そんなことを思う間もないくらい忙しい展開でした。チェンシンについてはタナベに振られたらしいと感じていたようだったので、あんなもんかなと思います。ま、いい男はあきらめもよろしいと。ぜひとも「木星帰りの男」として眉間を光らせたりして欲しいものです。
ここのところ仕事に行き詰まりをみせるクレア女史。ハチマキが他の女と一緒にいるのを見て、なんとなくブルーな気分に拍車が。「ストローの毛虫」をしている姿が妙にかわいくてよし。才媛らしからぬ行為ではありますが、思えば彼女はどん底から這い上がってきた人なのでした。
もう一人、どん底から這い上がろうと必死なのは今回のメインであったエーデルさん。クレアの前に随分素敵なタイミングで現れたハキムのように、彼女の前にもマシな男は現れるのでしょうか…?
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第16話「イグニッション」 |
2004/1/31 8:05 NHK衛星第二 |
空間喪失症にかかり、自己の内面と向かい合うことになったハチマキです。タナベを遠ざけるような結果にならなくてほんと良かったよなーと思います。これで、今後はフォンブラウンを軸に話が進んでいくのかな?
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第17話「それゆえの彼」 |
2004/2/7 8:05 NHK衛星第二 |
前回、フォンブラウン号のエンジンを見て、空間喪失症から回復したハチマキ。しかし、ちょ〜っと薬が効きすぎたようです。あーあ、タナベも不幸な女よ…。乗員に選ばれるか分かりませんが、少なくとも自分より大切なものが彼にあることは分かっちゃうわけです。
そのフォンブラウン号の責任者ロックスミスもかなりのタマですが、ハチマキの父、ゴローさんもそうとうな食わせ者です。こんな清濁併せ呑む領域に達していれば、女の一人や二人を待たせる甲斐性もあろうかというものですが、果たしてハチマキはそこまでたどり着けるでしょうか。
もう一人、運気が下降し続けるクレア女史。彼女の後ろ盾になっているドルフが押さえ込まれているので仕方ありませんが、自分の生まれについて愚痴をこぼすなんて彼女らしくない。…彼女らしくないんだけど、こういうナイーブな女性は大好きだ(笑)。ますます応援したくなってきた。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第18話「デブリ課、最期の日」 |
2004/2/14 8:05 NHK衛星第二 |
な、泣ける…。ラヴィ偉いぞ。サラリーマンは涙せよ。フィー姉の啖呵もひさびさに決まってました。しかし、「We Copy!」に唱和しなかったハチマキは
やっぱり別の道を歩む決心をしたようです。が、どうも彼のフォンブラウン号クルーへの志望動機ってのがよく分かりません。彼の夢とも、デブリ屋という職業に感じていた
誇りとも違うし、ものすごく違和感あります。
さて、ハキムとクレアが接近中。まだ二人の間には椅子二つ分の距離がありますがね。クレアもハキムには本音を話しているようで、「結婚でもしようかな」となにやら
カマをかけたりしてます。怖いですね(笑)。でもそんな彼女をたしなめるように、祖国の話をするハキム。ふんふん、こりゃ惚れるわ:-)
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第19話「終わりはいつも…」 |
2004/2/21 8:05 NHK衛星第二 |
お、デブリ課は存続ですか。前回クレアが言っていた「正攻法じゃダメ」を実践してみました、というところですね。デブリ課が廃止されなかったので、
ハチマキの抜けた穴がより目立つ結果になってます。
そのハチマキ、まさにエゴイズムの固まりとなって自分の新たな夢に向かって突き進んでます。「貴様は地球の周りを這いずり回っていろ、木星には俺が行く!」
とはよくぞ言ったもんだと思います。
ハチマキはがむしゃらという表現がぴったりきますが、同じくエゴイストのロックスミスはちょっと違います。 この人は
自分のエゴイズムを満たすためにどうすればいいのか、どこまでやっちゃっても大丈夫なのか、きっちり計算してます。大人のエゴイストはずっとタチが悪い:-P
そんなロックスミスに付けられたドルフも気の毒ですが、意外にうまくいくんじゃないかな? 本田宗一郎氏と藤沢武夫氏のコンビを連想しました。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第20話「ためらいがちの」 |
2004/2/28 8:05 NHK衛星第二 |
あれ…ハキム先生、清掃の兄ちゃんに怪しくなにか手渡しているな。裏があるんでしょうか…?
ハキムのお陰で2次試験クリア。彼がいなかったら、あの場は収まらなかっただろうな。ハチマキも冒頭のEVA審査では華麗な動きを見せ、ただ者じゃないことを証明してますが。
ドルフとロックスミスとのコンビはやはりうまくいっている模様。ドルフは人道的に問題ある試験も木星に行くのに必要と理解しているし、ロックスミスもそんな彼を信用して今回は立ち会わなかったものと思われます。
それにしても、クレアさんは本当にデブリ課に左遷されたのか…。チェンシンもハチマキに触発されておかしくなっちゃうし、残された人たちにも試練が待ってます。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第21話「タンデム・ミラー」 |
2004/3/6 8:05 NHK衛星第二 |
保安庁出身ってことですっかり騙されました。ハキム、連合とテクノーラの上層部の黒々とした展開を見せたのが今回の話でした。
結局、ハキムを撃てなかったハチマキ。第19話の試験で彼が溺れる他の受験者を助けなかったことがありました。この時、宇宙服の損傷具合からすぐに助けなくても大丈夫という読みが働いたのだと思いますが、では重大な損傷だったらそれでも彼は見殺しにして試験を続けたのか。今回、その答えを得たような気がします。
クレアとタナベの口論が見物でした。タナベはハチマキとのすれ違いで相当参っているはずなのに、それを表に出さないのは立派。
「あなたの愛は薄っぺらい」と指摘されて答えに詰まったりしているものの、今回はタナベの勝ち。「デブリ屋が今のあなたの仕事だ」
というセリフはまったくその通りで、だからクレアも「愛」という部分を突っ込まざるを得なかった。
ここで、クレアとハキムのセリフが全く同一なのが、気になります。…もしかしてクレアさんもそっちに傾倒しちゃってます?
それにしてもタンデム・ミラー・エンジン壊れちゃいましたね。ハチマキのハキムに対する信頼と一緒に。
……さすがにあのエンジンがダミーってことはないよな…。
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第22話「暴露」 |
2004/3/13 8:05 NHK衛星第二 |
重苦しい展開です。ギガルト先生、合掌。
前回、派手に爆発した割にはどうやら修復可能な程度のよう。途中でハチマキが現れたから、きっちり爆弾をセットできなかったんでしょうな。
そんなわけで木星計画に携わるゴローやドルフといった「大人」の面々は前向きに進んでますが、ハチマキを筆頭に若手が迷走中。
荒みきったクレアさんは見たくないなぁ。チェンシンにはいい薬でしょうが。
そういえば、タナベは事故死した忍者軍団と同じアパートにいたんだよね。あまり帰れないから知らなかったのか、ハチマキに負担を掛けたくなくて
黙っていたのか…。後者だとすれば、得難い女房となるでしょうが、現在のところハチマキには理解されていないようです。
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第23話「デブリの群れ」 |
2004/3/20 8:05 NHK衛星第二 |
いやー、こんなに血生臭い展開になるとは思いもしませんでした。やっぱりクレアさんもそっちに行っちゃいましたか…。
相変わらず鋭いフィー姉さんでしたが、忠告を受けたドルフ共々未然に防ぐことはできませんでした。電話でかわいい反応を見せたドルフには助かって欲しいと思いますが、一体何人助かるのか…。
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第24話「愛」 |
2004/4/3 8:05 NHK衛星第二 |
おお〜、「逆襲のシャア」を思い出させる展開。そちらは人の心の光が隕石をはじき飛ばすという結末でした。
しかし、月都市への落下を始めたフォンブラウン号を動かしたのは、そんなロマンチックなものではなく、愛の力でもなく、
テロリストとの裏取引というどうしようもなく現実的なものでした。
そして、クレアの重みと、信じていた愛が無力だと分かって潰れていくタナベがあまりにも哀れ。今回が最終回だと勘違いしていたため、「ピ―――――!」
で引きになった時のダメージは大きかったです。あと2話か?
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第25話「惑い人」 |
2004/4/10 8:05 NHK衛星第二 |
前回のテロ事件から半年。ハキムと対峙したハチマキ、クレアとともに絶体絶命のピンチになっていたタナベはどうしたのか語られないまま話は進み、ヤキモキさせられましたが…。
タナベはあの極限状態にあっても、信念を曲げなかった。そういうことでしょうか。彼女の語る「愛」が薄っぺらなものではないことを自ら証明しました。
その代償を背負うことになってしまいましたが…。
そしてハチマキ。自らの決意が「不発」という偶然によって発揮されなかったことで、「行く」ことも「戻る」こともできなくなってしまいました。
結局、彼を救ったのはタナベ。彼女の入社以来の台詞がリピートされますが、気持ちがハチマキの方にどんどん近づいてくることが分かる演技で感動的です。
空間喪失症から救ったのは冷たいエンジンでしたが、今度は温かいタナベの手でした。
ところで、心配されたドルフは元気に職務をこなしてました。密かに応援しているので、ほっとしましたよ:-)
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ΠΛΑΝΗΤΕΣ |
第26話「そして巡りあう日々」 |
2004/4/17 8:05 NHK衛星第二 |
まさに大団円。今まで登場した人々の、現在の姿が垣間見られるエンディングが感動的でした。ナマコの研究をしていた人たちも、がんばってるんだな〜。
全編エピローグという雰囲気の中、ハキムが登場した時は緊迫しました。ノノちゃん大ピンチ!
ですが、国同士の対立という構図でしか世界を捉えていなかったハキムには、それを超越した存在である彼女には手を出すことができなかった。
そして、第11話「バウンダリー・ライン」で語られたように「そんなものは見えないな…」ということに改めて気が付いたはずですが…。
やっかい払いされ、命をも狙われるような労苦を負いながらも、無事フォンブラウン号を送り出したドルフ。やってくれました!
「比べものになりませんね。飼い犬と一匹狼のどちらがいいかなんて」とテクノーラ社常務のポストを蹴り、ガリレオ開発社長として独立することに。
エンディングで、事業部長クラスが提出した企画書らしきものを軽くあしらっている様子は痛快でした。
そして、とうとう結ばれたハチマキとタナベ。7年間の単身赴任の間、どうするんだろうと思ってましたがしっかり身ごもってます。気を遣っている弟君がなかなかかわいげがありますな。彼は、家庭を大事にするタイプになるでしょうね(笑)。
さて全体としては、シリーズ後半のテロの話は重すぎる部分もあり前半の方が好きでしたが、しっかりとしたストーリーと演出で楽しませてもらいました。良作。
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