ナナリーの「にゃ〜」で始まった学園祭(また聞けるとは:-))。しかし、能天気な学園祭の裏側では、爆弾がゴ〜ロゴロと。
後半に向けて仕込みはバッチリですね。
ルルーシュ・スザク・カレン・扇・ヴィレッタ・シャーリーが一堂に会するシーンは面白い。裏では一番近いはずのカレンとルルーシュが、自分の秘密を守ろうと画策するところは深刻かつコミカル。
それに、裏も表も知り尽くしているように見えるルルーシュが、実はここにいるメンバーの事情については全然知らないところも面白いですね。
裏の事情から一番遠いシャーリーも、ゼロ=ルルーシュ?という爆弾を握っているし、扇とヴィレッタの関係もそれ以上の爆弾になる可能性があります。
扇とヴィレッタの関係と言えば、扇があれこれ慎重に考えているのは想像以上です。でも、彼が考えていたのは立場に対する論理的な考察であって、感情については一切触れていません。そこを「『この人は、俺の…』、なんですか…?」とヴィレッタは女らしくズバッと切り込んできました。
扇の脳内では、3つくらい選択肢が表示されているに違いありません。まさに、分岐点。セーブできるならしておきたといところでしょう:-)。
コーネリアとシュナイゼルの関係はちょっと意外。正確に言うと、コーネリアがシュナイゼルを好意的に見ているらしいことが意外。
彼は真っ黒だよ〜?:-) 着実に、姉妹の関係、総督・副総督の関係を壊しに掛かってるし。
思いがけず再会したユフィとナナリーは、昔「どっちがお兄さまのお嫁さんになるか」で喧嘩するほどの仲だったんだ…。
「今でも、お兄さまを…?」というナナリーの発言はその延長上の話かと思ったら、むしろユフィとスザクとの関係を確認するためのものだったのか。
「お似合いですよね、お二人なら…」という台詞が切ない。
そんなナナリーと、ユフィの爆弾宣言のお陰で、ブチ切れそうなお兄ちゃんなのでありました。あれは、コーネリアやニーナも簡単に誘爆しそうだし。
いやいや、それどころか黒の騎士団内部の爆弾も軒並み爆発しそう。シュナイゼルが「すばらしいアイデア」と賞賛したのは、そういう意味ですね。
天然娘って怖いわ〜。
そんなわけで、「関係」と「爆弾」がキーワードだった今回のお話。非常に重要な回でした。
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