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マリア様がみてる |
ごきげんよう――。 今年最初にして最大の話題作(俺的に)の「マリみて」がとうとう始まりました。最初に書いておきますが、小説の先の展開を書くことはしないのでその点は安心してこの感想をご覧ください。アニメですでに登場したシーンについて原作と比較することはあると思いますが。 さて、この第1話を見て、どうか? ―― 個人的な思い入れも込みで合格点をあげたいと思います。説明台詞が多かったものの、ハイソでエレガントで妖しげな
雰囲気は伝わってきたかと。 で、原作ファンとしてはやっぱり声優に言及したくなりますが…。事前に心配した通り、 志摩子さんといえば、エンディングの絵がとてもきれい。絶品です〜♥ ところで、OP/EDは事前情報ではALI PROJECTだったはずですが、差し替えられてます。なぜなんでしょ。確かに「月蝕グランギニョル」とか流れたらそりゃびっくりですが、CLAMP学園探偵団のOPも歌っているようにいろいろあるんですけどね。ま、「ピアニィ・ピンク」でもびっくりしますが…。 |
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第1話「波乱の姉妹宣言」 | ||||
2004/1/8 1:00 TV東京 | ||||
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胸騒ぎの連弾。…むふー、タイトルだけで一気に妖しい世界に。 そして素敵すぎる祥子さま! なんか…小説で読んだ時よりもっともの柔らかな感じ。それがすごくよいです。祐巳とのスキンシップ(タイを直したりとか)も 映像で見ると、改めていいなぁと思います。危うく祥子さま派に鞍替えしそうになります。 でも、そんな祥子さまのことと銀杏のことをほんわりと語る すっかり薔薇さま方に ところで、前回第一話、マリみてを初めて見た友人は「…なにこれ?」で終わってしまいました。もう一人、一応小説は読んでいる友人は
「第一話としてはあまりに説明不足で失敗では?」と一歩退いたところからコメントしてました。確かに、初めて観た人は訳が分からないかも。
しかし、「 |
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第2話「胸騒ぎの連弾」 | ||||
2004/1/15 1:00 TV東京 | ||||
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晴れて まぁ、イベントを削るのは止むを得ないとしても、薔薇の温室で祥子さまが祐巳にもたれて 涙を流すシーンは、もっとしっとりたっぷり演出して欲しかったと思います。もう一話くらい使ってもよかったのでは。 とはいえ、 「祐巳の脳みそにも革命が必要なようね」 って祥子さま、きつすぎます(笑)。 |
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第3話「月とロザリオ」 | ||||
2004/1/22 1:00 TV東京 | ||||
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遅刻した祐巳にさっそく祥子さまの厳しい指導が入ります。ま、遅刻したと言っても先輩より早く来てなかったというもので、そこいらのヘタレ女子高生とはわけが違います。もちろん、食べかけの食パンを口に挟んだまま「チコクしちゃう〜〜」と叫びながら全開ダッシュするなどといった、はしたない生徒など存在していようはずもない(笑)。 でも、そんな祥子さまも二人の時はお優しい。やはりお姉さまたる者、飴玉くらいいつでも出せるようでないと!(笑) そして「けじめを付けてちゃんと、『お姉さま』ってお呼びなさい」ですよ。お、俺もけじめ付けていいですか…?(ぉぃ) ステンドグラス越しに届く、柔らかな朝日に照らし出された祥子さまに改めて「ぽぉ〜っ」となってしまう祐巳もまた可愛い。マリみての神髄ですね:-) さて、前フリが長くなりましたが、今回は |
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第4話「黄薔薇革命」 | ||||
2004/1/29 1:00 TV東京 | ||||
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いいわ〜、もう最高〜♥ 実は黄薔薇ファミリーって多少苦手だったりしたんですが、いい印象に変化しました。 自分と令ちゃんとの関係をしっかり見つめて、手術を受ける決心を明かす由乃ちゃん。この語りの部分が極めてよく、キャスティングの妙を感じさせます。しっとり感アップという印象。…ところで、由乃ちゃんが読んでいたのは「剣客商売」でした。結構、色事話が満載だったりしますが、年頃のお嬢さまが読んじゃって大丈夫なんでしょうか(^^;)。作品に登場する、ともに剣術を使う夫婦に自分たちを重ね合わせていたのかも知れません。 一方の令さまは、由乃が入院していることを告げられると涙目でうろたえてしまいます。由乃が言っていた、彼女のもろさみたいなのがよく分かるシーンでした。しかし、ここは踏ん張りどころ、見事約束を果たした令さまは、手術を終えた由乃ちゃんとご対面。このシーンがまた、二人の世界を構築していて実にいいです。由乃も、祐巳と話している時とは明らかに違って、ちょっと甘えるような風情が感じられます。まぁ、これじゃ令さまもやられちゃうでしょう(笑)。 さてさて、紅薔薇ファミリーも負けちゃいませんよ? 冒頭、いきなり祐巳ちゃんに対して精神的、肉体的に迫りまくる そんな祥子さま、ラストでは「だっていつまで待ってもあなた、呼び方変えようとしないんだもの」と拗ねちゃいます。祐巳が恥ずかしがりながら、「…えさま」と呼びかけるも「きこえなーい」。…これまた衝撃的なセリフ。そして、意を決して「お姉さま!」と叫んだ祐巳に対して、満足そうに「はい」。そんな「お姉さま」に改めて そんな二人を穏やかに見つめる ところで、 |
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第5話「戦う乙女たち」 | ||||
2004/2/5 1:00 TV東京 | ||||
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今、私のデスクトップの壁紙は志摩子さんになっています。これがEDのカットで、画面中央で志摩子さんのふわふわの髪がたなびいていてなかなかいい感じです。公式ページでバレンタイン企画として壁紙をダウンロードできるのでお早めに。 さて、今回はそんなふわふわの髪の志摩子さんがメイン、といっていいでしょう。「私のお姉さまは その他は、やっぱり祐巳ちゃんが ところで、 なお、ロサ・カニーナの花もちらっとしか出なかったので、どんな花なのか参考までに写真を挙げておきます。 ついでに、ロサ・ギガンティア・ ロサ・キネンシス・ ロサ・フェティダも (いずれも花色散歩へのリンクです)。 |
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第6話「ロサ・カニーナ」 | ||||
2004/2/12 1:00 TV東京 | ||||
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「祥子さまとの、初めてのバレンタインデー」 うむ。「ともチョコ」とは次元の違う、恋心が感じられるセリフ。そう、恋なんだよな〜。
ロサ・カニーナは …という前振りにあまり関係なく、体操着姿でリボンをきゅっと結びあげる志摩子さんが素敵すぎる〜。お姉さまの大学合格に喜ぶ姿もまた良しだ。 さてお話の方は、どうも祥子さまと祐巳の関係がギクシャクするところが未消化な印象。令さまや そんな問題(大問題だが…)があるものの、元気いっぱいの由乃ちゃんや、やはり華やかさには一日の長がある |
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第7話「びっくりチョコレート・前編」 | ||||
2004/2/19 1:00 TV東京 | ||||
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今回の話で、一番のポイントは冒頭のシーン。前回、祐巳をひんひん泣かしちゃった祥子さまですが、決してその時の怒った勢いほど自分に自信があったわけではなく。「それじゃ、 しかし祐巳ちゃんとしては相当なショックを受けて、温室のロサ・キネンシスを前に「お姉さまに嫌われちゃったかな…」とうなだれてしまいます。ああっ、切ない、こっちまで切なくなるぞ! 植田佳奈ナイス演技ですよ。 そこに現れる 正直言って、カード探しイベントは盛り上がらないまま終わっちゃいましたけど、まぁ、時間枠に収めるためにはしょうがないのかな…。 もっともそんな不満も、志摩子さんの照れた表情で帳消し。もぉ〜、前回はしれっとウァレンティーヌスの日は「チョコとは関係ない」って言っていたのに〜。
…あ。だからストレートにチョコじゃなくて、マーブルケーキなのか。さすが1年生にして …とか言いつつ、「私との半日デート券」なんてやはり頬染めて言っちゃう祐巳ちゃんもかわいいです(ぉぃ)。 |
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第8話「びっくりチョコレート・後編」 | ||||
2004/2/26 1:00 TV東京 | ||||
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全国の志摩子さんファンが泣いて喜んだ(であろう)今回のお話。美しく演出してくれて感激しました。 まずは「ウァレンティーヌスの悪戯」を図らずも演出してしまうことになった鵜沢美冬の視点から、祥子さまと祐巳を見るという形で展開します。
ずいぶん暗いというか地味なエピソードを持ってきたなと思いましたが、幼少の頃の祥子さまが、 美冬にとって神のような存在の祥子さまはともかく、平凡だと思っていた祐巳も他人にはないものを持っていると気が付いて、 凹むのではなく、自分も前向きに生きようとするところが後味のよいエピソードになっています。 冒頭で、祥子さまの写真が部屋に張ってあるのを見たときにはどうなることかと思いましたが:-P そして、バレンタインイベントのそれぞれの このシーンでは、 ――必死に堪え、それでも溢れそうになった涙を見られまいとかざした手。その手をぎゅっと掴まれた時に流れた輝く一筋の水滴。引き寄せられた …すばらしい。「静さまの気持ちを考えて」という意見が認められてうれしそうな表情をしたのち、「偉そうにすみません」と一歩退いて謝っちゃうところなんかも 志摩子さんらしくていいです。もう、今年のベストシーンと認定したいと思います。まだ3月だけど:-) |
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第9話「紅いカード」 | ||||
2004/3/4 1:00 TV東京 | ||||
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前回はバレンタイン、今回はクリスマス前ということで時系列的には逆になっている点には多少注意が必要です。例えば、志摩子さんがお姉さまに対してゆるぎない信頼を置いているように見えるのは前回のやりとりがあった為ではなく、ずっと以前からそういう関係だったというわけです。 さて、今回はそのお姉さま、 久保栞さんに対するインプレッションは、次回に回しましょう。 お姉さまのことが噂になっていても、にっこり微笑んでお茶を出したりしている志摩子さんも、なかなか計り知れないですな。 |
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第10話「いばらの森」 | ||||
2004/3/11 1:00 TV東京 | ||||
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一年前のクリスマス、 加えて、 ところで久保栞さんですが、原作を先に読んだ人間から見ると多少違和感があります。それも当然で、小説には栞に関する表現は挿絵はもちろん、文中にもほとんど出てきません。せいぜい「白い、長い髪、大人びた」といったところで、後は読者の想像に任せています。
私の久保栞像は、地味で取り柄もなく目立たないが、純粋な心の持ち主というものでした。アニメの栞はエキゾチックな感じでかなりの美形になってましたね。
ただ、世俗的な美しさをもったことで却って とは言っても冒頭に述べたように、アニメの映像美も十分堪能させてもらいましたけどね。あと声も。「くすぐった〜い…」なんて言われた時はどうしようかと思いました:-) |
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第11話「白き花びら」 | ||||
2004/3/18 1:00 TV東京 | ||||
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第8話の続き、バレンタインイベントの景品として …ところで、祐巳ちゃんってこんなに顔丸かったっけ? 突きたくなるくらいぷくぷくなんですが(笑)。 2組目、令ちゃんが心配な由乃。嫉妬でキィー!というよりは、さみしくてたまらない風情が泣かせます。こんな由乃っちもいいですね。 3組目、静さまとデートの志摩子さん。困惑した表情の志摩子さんと、ちょっと悪戯っぽい表情が黒猫を思わせる静さまとが見つめ合う図は、なんというか妖しげで、とても絵になります。まっ、私の場合、志摩子さんが登場すればオールOKなんですが(笑)。 さて次回はラストバトル、最終回です。なんてこった。 「どうしよう、 もうすぐマリみてが卒業しちゃう――!」 ってな気分です。きっと
とでも言ってくれるでしょうが、とても、そんな風には思えません(涙)。早く続編作ってください。 |
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第12話「ファースト・デート・トライアングル」 | ||||
2004/3/25 1:00 TV東京 | ||||
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終わってしまった…。実はエイプリルフールとかない? ないですか。一体、明日からどうしたらいいんだ。などと友人に愚痴ったところ、 「なんとかなるよ、絶対、大丈夫だよ」 と励まされてしまいました(かなりダメっぽい会話である)。さくらが咲く季節、「それ」の再放送がありますな! まぁ、新番組の中に私にヒットするような作品があればいいのですが。 それはともかくマリみて最終回。それぞれの ま、最終回としては不満ですが、今回の話自体は良かったです。一年生組をそれぞれ見ていきましょう。 祐巳ちゃん。お姉さまはデートがつまらなくて帰ってしまった!? と心配してますが、そんなんで帰るような女とは別れていいです:-P 思わず涙ぐんで子犬のような表情で見上げる祐巳を、そっと拭ってあげた祥子さまがお姉さまっぽくてグッド。…というか、今回のデートで唯一の年上っぽい行動では(笑)。 由乃ちゃん。ラストで令さまがケーキを作ってご機嫌を取ろうとしていたところが良かった。こんな気配りができるなら、田沼ちさと嬢を傷つけることはなかった? いやいや、周りが見えないくらい由乃のことが好きでしょうがないと言うことでしょう。ラストの由乃の涙は、いろんな成分が混じっているんでしょうね…。 志摩子さん。コートを脱いだ状態でちょっとだけ映ったバストショットが美しすぎ。そしてタイが可愛いすぎ! 深い藍色のロングスカートに、白いフレアカフスのブラウス。そしてタイ。 分厚いコートの下にはそんなキュートなファッションが隠されていたのでした。なぜ全身見せてくれないんだ!と心から叫びたい気分ですが、 ひょっとしたら表に出せない志摩子さんの心という演出かも(考え過ぎか)? いずれにしても、スタッフの中にも相当の志摩子さんファンがいるんじゃないかと勘ぐってしまいます。 …なんだか、全員泣いてますね。妹を泣かすなんて困ったお姉さま方です:-) しかし、さらにそのお姉さま方である薔薇さま方の卒業も間近。そしたら、どうなっちゃうんでしょうか。 その物語が語られるその日まで、ごきげんよう ―― 。 |
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第13話「ごきげんよう、お姉さま」 | ||||
2004/4/1 1:00 TV東京 | ||||