大団円という言葉がよく似合う最終回でした。前半はリアクトされてしまったレンとの激しいバトル、しかし決着は「レンがレンだから好きなんだ」というクーのシンプルな想いと、太古の記憶から湧き出てきた静かなる謳。そのあたりのメリハリが利いていて、盛り上がりました。
全体を通して、アークエイル周辺の展開は正直イマイチでしたが、主要キャラクターたちの物語としては十分及第点でしょう。昔、リアクトしなかったエディルレイドの涙の意味をようやく理解したシスカが涙するところなんかは、ちょっと感動的でした。
そしてなにより、ラストのこぼれるような笑顔を見せるレンがとてもかわいい〜:-)。無表情で淡々としたところが彼女の魅力でしたが、それだけに最後に見せた明るい表情がより輝いてました。封印のようでもあったバンダナを、もう着けていないのも明るく見える要因かな。
ただ1つ分からなかったのが、リアクトという行為がどうなったのかということ。「契約がなくなった」という台詞から、リアクトもなくなったのかと思いましたが、ヴォルクスたちはしてました。
ここは、契約という強制的なものではなく、自由意志による協力という形でのリアクトは可能である、と解釈しておくことにします。
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