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D.C. 〜ダ・カーポ〜 (完)

D.C. 〜ダ・カーポ〜 次話
第1話「好きになっちゃダメですか?」
2003/7/6 00:45 TVK

D.C.について事前に知っていたコトは「エロゲー・妹・オーバーニーソックス」でした。なかなか素晴らしいキーワードですが、ではアニメ版のデキはどうか?

いいじゃないか(爆)。

まさにこのサイトで取り扱うに相応しい(不名誉なことかも?(笑))。むふ〜ってな具合ですが、落ち着いて、順番に見ていきましょう。

まずは本作のプライマリーヒロイン、朝倉音夢(ねむ)ちゃん。主人公の妹です。血は繋がっていないのがこの業界のお約束。両親は揃って海外出張中という、んなわけねぇだろ〜という設定もまた然りです。妹と言えば、兄のことをなんと呼ぶかが大問題。この呼び方によってそのキャラのポジション、兄とのリレーション、シチュエーションが決まってしまうのです(?)。で、音夢ちゃんは「兄さん」。兄さん……キャスバル兄さん?(ぉ 兄さんってのは意外に普通に思えますが、さにあらず。あの年頃(いや何歳か分からないんだけど)のコが「兄さん」なんていう呼び方は却って不自然だと思います。それこそアルテイシアのようにいいとこのお嬢さんならともかく。ここに、より「他人」に近い義理の「兄妹」という関係が凝縮されているような気がします。実際、「兄さん」との会話も丁寧語が入っていたりして(可憐もそうだったけど)、本当の兄妹ではない距離感を意識させます。

音夢ちゃんの外見が、これがまた…すばらしい。特に髪に2つ、胸に1つ、腰に1つというリボン三昧はリボン好きにとってはこりゃもうたまらんとなるわけで…。また、冒頭のキーワード「ニーソックス」もこの娘のものですが、それもよいですな。ただニーソの魅力を十二分に引き出すには、もうちっとぴちぴちピッチな脚のほうが…。ま、十分かわいいので問題ないですが。

かわいいと言えば、ドキワクの朝のアレ。おでこで体温でも計るのかよ?と思ったら、ほんとにそうだった…。しかし、おでこを兄さんに近づけようとして、ぐ〜っと胸を反らしてきゅ〜っとつま先を伸ばして……兄さん、いい趣味してますなあ。俺もこんな理不尽な要求を受け入れる、かわいくてリボンの似合う義理の妹が欲しいもんです(ぉ

…なんだか長くなってきたので、次に続く(笑)

D.C. 〜ダ・カーポ〜 次話
第1話「好きになっちゃダメですか?」
2003/7/6 00:45 TVK

お次はセカンダリーヒロインの芳乃さくらちゃん。主人公の幼なじみ?のようですが、外見は6年前に別れた時のまま。その理由についてはさて置き、こちらは「お兄ちゃん」と呼んでいて、ある意味幼い妹チックなべたべたぶりです。先ほどの呼び方理論(?)で言えば、こちらは完全に他人な部分を「お兄ちゃん」と甘えることでその距離を縮めようとしている風に見えます。

そんな彼女が、「ねぇ、お兄ちゃん、ちょうだい?」と唇を差し出します。「なるべくやわらかくて、あまいのがいいな…」 ちょ、ちょっと待て〜! 今度はおでこじゃすまないぞ。読めない…展開が読めないよ!(爆) …と思ったら、お兄ちゃんは掌を返してポンと、おまんじゅうを出しましたとさ。あはは、そりゃ読めないわー…って、魔法遣いなんですか、おい? それとも手品が得意なんですか…?

しかし「ねぇ、お兄ちゃん。さっきのボクはどっちでも…」とおまんじゅうにキスするさくらちゃん。こっ、この小悪魔め〜…。「良かったんだけどね」「な、なに言ってんだよ」「あはは、赤くなってるー」と話しているところに音夢ちゃん登場。あわてふためくお兄ちゃんの隙を突いて、さくらちゃんキーッス! 結局どっちももらっちゃったよ…(笑)。というか、さくらちゃん、音夢が来るの待ってたでしょ? 当然ショックを受ける音夢ちゃんなのであります。学校でさくらと再会してから、時折不安そうな顔をしていましたが現実にそうなってしまいました。

そして、ここでサブタイトル。「好きになっちゃダメですか?」 いいとも! もう、どんどんやっちゃってください(爆)

D.C. 〜ダ・カーポ〜 次話
第1話「好きになっちゃダメですか?」
2003/7/6 00:45 TVK

えー、またまたD.C. 第1話の感想です。…D.C.好きになっちゃダメですか?

昨日は、音夢・さくらについて書いたところで萌え尽きてしまったので、今回はその他のヒロインの紹介を。 さすがにえろげー原作だけあって、女の子の数は多いです。登場順でいきましょう。

まずは窓際から主人公を見つめる謎の少女。身体が弱く外に出ることができないようです。…桜○ちゃん? 猫を使い魔にしている模様(違)。

お次は、謎の木琴少女、水越萌ちゃん。…木琴を叩きながら登校ですか。なぜ、木琴。う〜〜ん…、次行きましょう。

朝倉兄妹と仲のよい後輩、天枷美春ちゃん。身体をすりすりしてスキンシップを取るのが大好きらしく、音夢やさくらに「らぶらぶらぶらぶ」と なかなか笑えるアクションをしております。お笑い担当のように見えますが、きっとシリアスな顔を見せるときが来るのでしょう。

学園一のアイドル(こういうフレーズ、最近聞かないなぁ)の白河ことりちゃん。たおやかな雰囲気を醸し出しておりますが、 現在のところ「俺たちには縁がないだろうな」ということでそれ以上のことは不明。黒髪だったら俺的ポイントがアップしたんですが。

学校の屋上で、木琴娘とだまっこ汁を囲んでいるのが水越眞子ちゃん。木琴娘の妹…なのか? だまっこ汁に関する 解説はともかく、この姉妹はなにゆえ学校の屋上で鍋やっているんだ…。「だって、教室でしたら、においが 付くじゃないですか」と真顔で答えられそうで怖いです。

…といった女の子たちが繰り広げる恋愛モノのお話というところでしょうが、 こうしてみると、かなりとんでもねぇ娘がてんこ盛です。しかし、本作の監督はあのRepureの監督を務めた宮崎なぎさなのであります。もっと とんでもねぇ娘どころか全員妹、しかも12人、なんていう悪条件でもさばいてみせたのですからきっと 大丈夫に違いありません。ただ、1年中咲きつづける桜とか、魔法使いとか、妖しいキーワードが入っている のが若干心配です。1話を見る限りでは主人公と音夢とさくらの三角関係を軸に進んでいくようなので、 どストレート、変化球無しの展開を期待します。

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第2話「裏音夢、爆裂です」
2003/7/13 00:45 TVK

私事ながら、デスクワークが主なので結構腰が痛くなったりします。なので、腰のツボをぎゅ〜っと押してもらったりすると、大変気持ちが良かったりします。…D.C.は私にとって萌えのツボをそりゃもうぎゅーぎゅー押しまくってくれる大変気持ちの良いアニメです。素晴らしすぎる(感涙)。

また順番に見ていきましょう。

まずは今回から流れたOP画。のっけからパンチラが出てきたのには驚きましたが、パンチラを云々する作品じゃないと思うので蛇足な気はします。あ、このパンツは音夢ちゃんのですか……兄さんだけに見せなさいってそういうのは(笑)。「♪ねがいをこめて〜」という歌詞のところの、音夢ちゃんの横顔がはっとするほど大人びて見えてこっちのほうがドキドキしますね。

冒頭はその兄さんの夢の中の音夢ちゃん。「おはようございます、おに〜ちゃん☆」 いきなりツボー! このシーン、呼び方が「お兄ちゃん」となっているのがポイントです。いつから「お兄ちゃん」から「兄さん」に変わったんだ、このこの〜とツッコミを入れたくなります。逆に兄さんから見ると、「お兄ちゃん」と呼んでいるのは今の音夢、という夢なのでそれが願望の発現だとすれば、それぞれの立場からの距離感が見えるようではありませんか。こういうところが、ツボですねぇ。

昨日のさくらちゃんのキスにプリプリしている音夢ちゃんですが、さくらが兄さんの元へ行こうとするのを「ゼッタイだめっ!」と腕を掴んで止める、そんな強い感情に自分自身が驚いているシーンもこれまたツボ。そしてそのまま「あのね…」と切り出す音夢。おお、聞いてしまうのか?なんて聞くんだ? でもやっぱり「…なんでもない」とうち切ってしまう音夢ちゃんなのであります。そうでしょうそうでしょう。

「裏音夢出現だな」という兄さん。サブタイトルにも出てきますが、「裏」なのか? 一番素直な表の感情のように思えますよねぇ :-)。

必死に弁明する兄さんですが、「唇には初めてだもん」と絶妙のタイミングで破壊的なことをおっしゃるさくらによりぶちこわし。やっぱりこの娘は……。兄さんが見ていないところでは、心配そうな、哀しそうな、せつなそうな顔をする音夢がたまりません。はい、ここツボね。 :-)

うな重を仲直りのきっかけにしようとする兄さんですが、音夢ちゃんはどんどん意地を張ってしまい、兄妹の仲はさらに険悪に…。でも、お風呂のドア越しに語った兄さんの言葉――「親しき仲にも礼儀ありってことだ」というのは音夢の望んでいたような言葉ではないにせよ――によって意地を張るのはやめにします。この時、音夢はお風呂に入っていてサービスシーンのように見えますが(っていうかサービスシーンだとは思いますがー(笑))、むしろ素直な音夢という表現なのかな? 冒頭の(おそらくは小さい頃の)音夢とリンクしているんだと思います。

お風呂から上がった音夢は「に〜さんっ…ごめんね」と謝ります。うーん、この時の「に〜さんっ」がたまらなく良い。照れくさいような、甘えるような、それでいて「お兄ちゃん」ではない距離感。ツボツボツボー。野川さくら、グッドジョブです。ぽふっと兄さんの隣に座った場所の距離感、肩もみイベントを経て座り直した時のちょっぴり近くなった距離などもよいですねぇ。ツボツボですわ。

以上、ツボどころか、ドツボにはまってみました。これからもぜひお願いしたい。

本日の鍋 … 塩魚汁(しょっつる)鍋

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第3話「バナナっなんですねぇ〜」
2003/7/20 00:45 TVK

兄妹の間にちょっとした波風が立った前回。でもすっかり仲直りして、今朝も仲良く登校です。ニコニコと兄さんに微笑みかける音夢ちゃん…うー、ちょっと妬けるなぁ(爆)。

…などと思っていたところ、いきなり美春=ロボットですとー!? どうやら木から落ちて瀕死の重傷を負った、本物の美春の身代わりの模様。なるほど、前回中途半端に終わったシーンはその伏線だったのか――ってこんな伏線読めねぇよ!(笑) D.C.って思ったより「なんでもあり」なのね…。さくらちゃん周辺はファンタジックな展開を予想させるだけに、ロボットが来るとは思いもしませんでした。

早く本物の美春のようになれるようがんばるロボット美春は健気でよいものの、そこに音夢が絡まなかったのが大変不満であります。てっきり、なぜか美春の世話をあれこれ焼く兄さんにまたまた音夢ちゃんがぷっぷくぷーとなる展開だと思ったんですが。不完全燃焼だ〜。出番が少ないならせめていつもの朝のセレモニー(おでこ検温)をやって欲しいもんです。

本日の鍋…不明(パーラーでなぜか鍋を囲むも解説はなし。中途半端はいかんなぁ)。 …その後、総集編でフォロー。チョコ・フォンデュ・バナナ(うへー)

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第4話「桜の下のカナリア」
2003/7/27 00:45 TVK

前回の美春ロボットはとりあえず置いておいて、今回は学園のアイドル白河ことりちゃん登場。容姿端麗、美しい歌声の持ち主と来ればアイドルになるのも当然ですが、当人は他人の心が読めるという特殊能力のお陰で苦労が絶えないご様子。まぁ、確かに「ことりたん萌え〜」とか「スク水ハァハァ」とか聞こえてきたらそりゃたまらんわなー(笑)。逆に言えば、「気配り」するようになったのも当然。悪口は聞きたくないもんね。

しかし人の意志が集中しすぎてオーバーロード:-) してしまったことりちゃん。この時、倒れかかる彼女を最後列から飛び出して抱きかかえるとはものすごいダッシュ力だ、兄さん。この世界は異能力者の集団ですか。ま、その結果、朝倉くんに安らぎを見い出すことになったことりちゃん。…あーあ、フラグ立っちゃったよ。

さて、兄さんにさくらちゃんがくっついていると瞬間湯沸かし器のように沸騰してしまう音夢ちゃんですが、反省して焼きそばパンをプレゼント。「兄さんがよろこぶと思って…」と恥ずかしそうに斜め45度にうつむく姿かかわいすぎるー。二人で仲良くパンを食べているのがうらやましすぎるー。

「おいしい? 兄さん?」
「うむ、やはり購買の焼きそばパンはソースの絡み具合が絶品だな!」
「やだ、兄さん、焼きそばがほっぺについてますよ」
「んー? こっちか?」
「そっちは反対側〜…ほら、こっち」

な〜んて取ってくれたりして(セリフは想像)、もうこのこの〜っ、ってな具合です。

本日の鍋…やきそば鍋(ぅぉ)

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第5話「メイドですから…」
2003/8/3 00:45 TVK

……うーむ。ネコ耳メイドをリアル(?)に登場させるのって、こんなに大変なんですね(苦笑)。杉並をフルに使って朝倉家に力業で住み込ませてしまいました。「とりあえず今日のところはってことで」 ふむ、なしくずしって言葉知ってるかな? お兄さん。 このネコ耳少女頼子ちゃんは病弱な深窓の令嬢(?)の飼い猫と思われます。「ちょっとぉ、あの黄色いリボンの女だれよ!?」という飼い主の怨念が乗り移ったんでしょうか。怖いですな。

今回幾分コメントが冷めているのは、ドジッ娘やネコ耳属性が私にないからでしょうか。つーか、仕事ができないメイドさんなんて致命的です。許せません。いくらナイスバディでもダメです。Yシャツルックで迫ったってダメです。でもスカートが掃除機に吸い込まれて提灯ブルマー状態になったのは新機軸でよいです(爆)。ま、ちゃんと牛丼も作れたし、今日のところはこれくらいで勘弁してあげよう!(ぉ

本日の鍋…湯どうふ。しかし、梅雨明けして気分はダイバージェンス・イブのED状態!という今日この頃にはもっとも似合わない料理といえましょう…。

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第6話「海へゆきましょう!」
2003/8/10 00:45 TVK

海へゆきましょう!夏だから。とばかりに、なんの前フリもなく行っちゃいます。しかもギャル総出演、男はたったの二人と来たもんだ〜。そんな海なら楽しいよなぁ……。

さてそんな中、音夢ちゃんが気になるのは兄さんと周りの女の子たちの関係。単純にヤキモチというよりは、不安・心配といったものを感じさせます。義理の兄妹ってのはどっちつかずで微妙な関係だからかもしれません。

でも、「サンオイル塗って」と水着のヒモをほどくとは意外なほどの大胆さ。しかもえらいグラマーなおしり…。なのに、なんでさくらちゃんの方に行っちゃうですか。そんなにスク水が好きなのっ、兄さんのばかー!(ぉ …ここで「朝倉センパイ、私にはサンスクリーン塗ってください。皮膚が癌化するので」とでも美春ロボットが言ってくれれば場が和んだと思うのですが(また古いネタを…ラムちゃんなんか引っ張り出すからいかんのだ)。

しかし、普通に考えればことりちゃんの方を気にした方がよいかと。今回、彼女が参加しているのは明らかに不自然だし、そこを感じ取った音夢ちゃんとの間に微妙な視線のやりとりがあったりして楽しませてくれます。心配の種には事欠かない音夢ちゃんでした。

本日の鍋…海藻鍋

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第7話「水越家へご招待!」
2003/8/17 00:45 TVK

うーむ、ちょーっと萌センパイに「和ん」だり「年上の魅力」を感じたりしませんが…っていうか、兄さんのキャラ違いません?(^^:) いつの間にそんなに萌センパイと仲良くなったのか…。

ま、音夢ちゃんがヤキモチ焼くが楽しみなんで、別にいいんですけどね(笑)。それにしても前回あんなに発育したボディを眺めたはずなのに、「子供」とは失礼だな〜兄さん。今回だって「あの…あたし…どうしよう…あんなに乱れちゃったりして…はずかしい」なんて大胆発言を…(してません)。

兄さんの手を取ってうれしそうに帰る音夢ちゃんがほんと、可愛いですね。「どっちの姉よっ?」と問い詰めるところもまた微笑ましいです。ヤキモチを焼かせたくなるタイプですな(笑)。

本日の鍋…鴨ねぎ鍋。鳥をさばくのって大変よ?(いや、やったことはないけど) 萌ちゃんスゲーなと思ってたら、そういうオチでした。

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第8話「うたまるの春」
2003/8/24 00:45 TVK

おお! うたまる絵描き歌ってこう描くのかー。歌だけじゃ絶対わからん…。

今回は総集編+サイドストーリー。毎回サイドストーリーみたいな話ではないか、というツッコミは置いといて、桜の怪談話を音夢・ことり・眞子・美春がしているという構成。音夢ちゃんは怪談苦手そうなんだけどねー。ことりちゃんまで一緒になって美春ちゃんをいじっているとは、それぞれ意外な一面を見た気がします。

総集編の方は、キャラ紹介。スリーサイズ付きなんて大胆ですね。しかし、どー考えても音夢ちゃんのバストが79ってのは有り得ない(爆)。アンダーが異常に少ないのか。萌センパイが一番の巨乳ってのは納得ですが。

また、今まであまり前面に出してこなかった魔法に関することが触れられていました。さくらちゃんの外観が子供のままの理由が語られてましたが、こりゃひどいネタバレじゃないですかね。本編で語りなさいよ〜。

しかし総集編なんて入るってことは、話数が多いらしいという噂は本当なのか?

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第9話「謎のポエマー」
2003/8/31 00:45 TVK

謎のポエマー…なんだったんだろう、これは。そもそも問題は解決したのか?

ま、ここはストーカーまがいの恐怖のために、思いっきり兄さんに甘えている音夢ちゃんを楽しむのが正解ですね。そう考えると、「かったるくても、お願い!」なんて必死に兄さんを引き留めているところとか、一緒に寝るようにお願いするところとか、ひじょ〜によいです。

もちろん冒頭の「ヤキモチ焼いてる?」の辺りの微妙なすれ違いや、ポエムもらっていい?とさくらちゃんに聞かれても答えられないでいるところとか、本作最大の味も健在です。…なのに、なんで極端な話の展開にして逃げちゃうかなぁ〜。

…と、思っていたらなにやら始まりました。なに? PV? ゲームの画面? はは〜、これもサイドストーリーですか。前回だけ特別じゃなかったんだ。これで「ストーリー」なのか?と思いますが、可愛い音夢ちゃんを堪能できます。それはいいんだけど、安易なサービスシーンは賛成できませんなぁ。

本日の鍋…しゃぶしゃぶ

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第10話「あなたに聴かせたくて」
2003/9/7 00:45 TVK

「妹さんでよかった…」とつぶやくことりちゃんですが、その妹こそが一番問題だということを彼女はまだ、知らない…(笑)。

そんなわけで、ことりちゃんのテレパシー能力、兄さんのあんパン出現機能など忘れかけていた設定が蘇ってます。いやそもそも、音夢ちゃんのおでこ検温はどうしたんだ? 結局やったのは1話だけじゃないかー(怒)。

テレパシーなら、6話で海に行った時の方が、そりゃもうものすごい心の声が聞こえていたんじゃないかと思うんですがね〜。ま、今回は「なまじ人の意思が関知できたばかりに…」(違)と、損な役回りをしてしまうことりちゃんなのでありました。妹こそが最大のライバルであると知っていれば、違う対応をしていたかもしれません。「音夢さんは急に来れなくなった」とか言ってしまえば、すぐにでもドロドロ三角関係のできあがり。彼女も意外に普通の女の子っぽい一面を持っていることが分かったので、そういう展開もありかなーと思います。

で、問題の妹さんは、ことりちゃんと仲良く下校する兄さんを見かけて心穏やかであろうはずもありません。すかさず「お邪魔かなーと思って」とチクチク。白河さんがミスコンに出ると聞いて「私も出ようかな」とポツリ。うむ、音夢ちゃんはこうでなくては。久々にD.C.っぽい話になってよかでした。

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第11話「外にでよう!」
2003/9/14 00:45 TVK

久しぶりにネコ耳メイド、頼子さん登場。いや〜、忘れかけてた存在ですねー(ぉ。恋人同士で外を歩きたいという彼女ですが、私はてっきり病弱なご主人様と兄さんとを引き合わせるために、朝倉家に潜り込んだんだと思ってました。ご自身でご所望とはね(笑)。しかも「前のご主人様」と言う口ぶりでは、もうお亡くなりになっているかのような雰囲気がありますが、果たして…。

そんなわけで頼子さんが楽しいイメージを持てるように、朝倉兄妹で疑似デート。あくまでも疑似ですが、二人して照れまくり、「こんなの、初めてだもん!」とはずかうれしそうな音夢ちゃんがよい加減です。さくらちゃんに取られそうになって、兄さんの腕を自分の胸に抱え込んだシーンもヨシヨシです。もぅ、むぎゅ〜でぼよ〜んですよ!(落ち着け)

それでも外へと踏み出せない頼子ちゃんに兄さんからきついセリフ。兄さんを追いかけて「しかたないよ、ね?」と言った時の音夢ちゃんの表情は、自分のためにそんなに怒ってくれたんだと分かったからなのか、せつなうれしそうな感じでした。

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第12話「恋人ごっこだからね!」
2003/9/21 00:45 TVK

おっ、なにやらサブタイトルからして期待できそう。きっと音夢ちゃんがぷっぷくぷーとなるのだな!…と思いましたが、あくまでも眞子ちゃんをメインに据えた展開。長刀振り回して発散してしまったので、裏音夢は爆裂しませんでした。残念。つきまとっていた後輩もえらく物わかりが良かったので大して深い話にはなりませんでしたが、普段気の強そうな彼女のかわいらしい一面を軽いタッチで描いたと言うことにしておきましょう。

あ、ことりちゃんにもデートシーンを見られてしまったのは、ちょっと今後の展開に期待できるかも。ところで、お友達の顔が隠れるのにはなにか意味が??

本日の鍋…紅葉鍋。普段ボケ倒している萌ちゃんが妹の変化に気が付いたのは意外(笑)

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第13話「さくらの胸騒ぎ!?」
2003/9/28 00:45 TVK

ふむふむ、今回のテーマは母性、っと。大きな胸は母性の象徴であります。ここで下着入れ替え事件に見る、母性のサイズの違いを見てみましょう。

  ことり 音夢 さくら 眞子 美春
入れ替え後のブラの色 ピンク
母性とブラの相違 ちょっと足りない ちょっと足りない 大幅余り ちょっとあまり 結構余り
パンツの色 ピンク

みんなとの旅行となればブラとパンツの色は揃えると思われるので入れ替え状況は、

ことり⇔眞子、音夢→美春、さくら→音夢、美春→さくら

となり、以上から導き出される母性不等式は、

音夢>美春>>さくら、ことり>眞子

となります。もちろん、

萌>>音夢>美春>>さくら

であることは言うまでもありません:-)。ここで、公表されている数値を当てはめると、

萌(87)>>ことり(83)>眞子(80)>音夢(79)>美春(78)>>さくら(68)

ってことで、ちゃんと反映されていることが分かります(笑)。

さりげなくことりちゃんの下着が黒だったりするのは意外(ドキドキ)。

…さて、その母性のサイズがでかい方がイイのか、というのがさくらちゃんの問い。兄さんは「女性は中身だ!」とフォローしてあげてますが(この場合、他のフォローの仕様もないが―)、成長途中のさくらちゃんはその特性を十分に生かした抱きつき攻撃をしてます。音夢ちゃんとしても、ヤキモチを焼きつつも憎めないなぁというところでしょうか。久々にかわいい小悪魔ぶりを発揮した回でした。

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第14話「わんこなショッピング」
2003/10/5 00:45 TVK

わんこな美春話か…と、気を抜いて見てたら、突如ドこっぱずかしい話に!

「兄さんのお古を私のパジャマにしてるのー!」と音夢ちゃん、衝撃の告白です。うっひゃ〜、とのけぞっていると「兄さん以外の人のなんて着られないよ〜」とさらにプッシュ! そういう問題ではないんだが…とよろけたところに「兄さんの匂いは残っているよ」で昇天…。するとあれか、音夢ちゃんは毎晩男モノのYシャツで、だぼだぼして寝ているのか!(ツッコミどころが違います)

…あ。そういえば、第9話のサイドストーリーでは確かにYシャツパジャマ姿を披露してたな…。あれは単なる視聴者サービスなのかと思ったら、とんでもない伏線だったのね…。

さて、そんな昇天ワールドに挟まれた形の美春ちゃんは、健気にも兄さんを音夢に譲ってあげます。あのシチュエーションにもめげないとはさすがロボット(?)。そして朝倉兄妹が訪れたのは、アクセサリーショップ。100円の指輪を指して「兄さんに買って欲しいの…」。せっかくだからもっと他のものをと勧められると「兄さんに買って欲しいの!」 …うひょ〜、恥ずかしい。恥ずかしすぎる〜。

ここまで言わせる兄さんはすごいというべきか、ここまで言われても兄妹のままでいようとするのがえらいというべきか、はたまたそれでも男か〜!と一喝すべきなのかよく分かりませぬ。

…しかし冷静に考えると今回の話、美春との買い物シーンって全然意味ないんだよね…ラスト5分にすべてが詰まっている。いいのか、これで。…ま、今回はいいことにしよう。恥ずかしい話大好きだし(爆)

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第15話「総集編」
2003/10/12 00:45 TVK

総集編では音夢とさくら以外のキャラについてエピソードを紹介。こうやって並べると、やっぱり眞子のエピソードが一番ラブラブ度が高いな…。

そして一番報われなさそうなのが、ことりですか。実は音夢のことが好き、などとテレパシーで分かった瞬間に身を退いてしまいそうな感じです。 もっとも逆にぶち切れて、エゴ丸出しで突き進めば無敵かも知れませんが(笑)。

「この先萌えは一切ない、あるのは泣かせのみ!」だそうなので、期待したいと思います:-P

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第16話「出来損ないの魔法使い」
2003/10/19 00:45 TVK

おほっ、冒頭から音夢とさくらが兄さんを巡って火花を散らしてますよ! いきなりどうした?(笑) 「萌えナシ、泣かせのみ」の展開ってこういう事? これこそがまさにオレ的萌えなので大歓迎ですわ〜。すると世間(…ってどこ?)的には萌えってのは「はにゃ〜ん」とか「ふにゅ〜ん」とかそういうもんを指すんですかね。

もっとも火花を散らしていると言っても、我らが音夢ちゃんは防戦一方。唯一の贈り物であって欲しい指輪も、さくらちゃんにもプレゼントすると言われてその顔も曇りがちです。考えてみれば、妹という絶対的なつながりにあるように見えて本当の兄妹ではなく、実際に血のつながりがあるのはさくらちゃんの方なのでその辺も不安要因なんでしょうね。

さくらちゃんも「お兄ちゃんだけじゃダメなの?」と今回は容赦がありません。いつになく真剣です。というより当然のように音夢も誘うお兄ちゃんに対して不快感をあらわに…。おお〜、いいですね〜:-)

そんなさくらちゃんなので、先生の手伝いを一人で引き受けたのはてっきりお兄ちゃんに手伝ってもらうのを計算してのことだと思っていたんですが、ことりちゃんを気遣ってのことのようで…ごめんなさい(^^;)

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第17話「届かぬ想い」
2003/10/26 00:45 TVK

本気でお兄ちゃんを取りにいってますよ、さくらちゃん。ずっとお兄ちゃんと一緒にいたい、という願いが彼女の成長を止めていたわけですが、そこから一歩進みたいと。予想していたのは、さくらちゃんについてはその名前の通り桜の精みたいな存在で、音夢と兄さんをくっつけるために遣わされたのかなと思ってました。本気で好きなのね…。もう、「魔法を解く、キスをちょうだい」にはぐっと来ました。こーなったらとことんまでやってください。

一方、美春の秘密を知ってしまった音夢は、自分も本当は兄さんを映画に誘うつもりだったと告白。美春に後押しされて、とうとう自分の気持ちに正面から向かい合うようになりました。兄さんもそうだと信じたい音夢ちゃん。行け〜ゴーゴー!――いや、お前はどっちを応援しているんだ、と言われてましても(^^;)。兄さんはキスをしなかったということでさくらには不利ですが、だからといって音夢に有利でもないというところでしょうか。

…しかし、本物の美春が快方に向かっているという話を聞いてほっとしたよ…っていうか一回くらい見舞いにいきなさい、兄さん。

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第18話「二人だけの秘密」
2003/11/2 00:45 TVK

「何もしなければ、さくらちゃんに兄さんを取られてしまう!」とズバッと直球で兄さんの胸に飛び込んだ音夢ちゃん。さしもの兄さんもこれは避けられず、二人は兄妹という関係を踏み越える(^^;)ことに…。

この告白シーンは非常に美しかった。退路を断って「兄さんが好きなの」と言い放った音夢ちゃんは、兄さんを逃がさないように服をしっかり握りしめて。湧き上がる感情を抑えられずに涙を流して、身体を震わせて…。こんな風に迫られたら、仮にNoだったとしてももう全然Yes!全く問題なし!に変わってしまいそうです。…と、前回のさくらちゃんの時も思いました(爆)。でも「兄さんの、ばか…大ばか」はよかったな〜。言われてぇ〜(ばか)

それにしても、ここまでストレートに来るとは思いませんでした。しかもこの時点で(全部で何話なのかわからないけど…)。「さくらちゃんだけはイヤ!」っていうセリフは結構衝撃的でしたが、小さい頃から二人の対立は続いていたのね〜。音夢が和菓子を嫌いなのは、そういうことだったのか――って、ちょっと待った。そんな話、あったっけ? なかった…と思う(弱気)。確かに設定には「嫌いなもの:和菓子」と書いてある。しかし、こんな大事な伏線を張っておかない(もしくは覚えていないくらい弱い張り方)のはイカンのではないだろうか。

「目覚めはよかった。だけど、動けないでいた。昨日の自分を思い出すと…」 という兄さんの独白で始まる翌朝。そしてやけに気恥ずかしそうな音夢ちゃん。「夢じゃないよね…?」 …なんですか、この会話は。その夢のような出来事って奴を詳しく描画して欲しいもんです(ぉ。これが「ちゅんちゅん逃げ」って奴か〜。

こうして、今度は音夢と兄さんとの「二人だけの秘密」を作ったわけですが、きっと、さくらちゃんもだまってないよね…?

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第19話「幸せな時間」
2003/11/9 00:45 TVK

一線を越えてしまった、兄さんと音夢。学校でも目尻が下がりっぱなしの音夢が可愛い。…と、そんな二人を影から見つめる少女が一人。…さくらちゃん睨んでるよ〜怖いよ〜。

家に帰れると頼子さんが外出していたため、二人きり。でもどこかぎこちなく…。あれ? 「一線」は越えてなかったのか?

そのぎこちなさに追い打ちを掛けるように「だめだよ。兄妹なんだから」とズバリと切り込むさくら。いや〜、怖い…。なんとなく、さくらちゃんの言う「兄妹なんだから」というのは禁断の関係だからとかそういう意味ではなく、すでに妹というポジションにいるのに、さらに恋人というポジションまで独占する気なの? というニュアンスに聞こえます。そして杉並まで「夢から覚めるのは早い方がいい」とダメ押しする始末。彼は応援しているように思っていたんだけどな…というか、もうしばらく夢、見させてください(ぉ。

しかし、ダメと言われればより激しく燃え上がるのが恋なのか、その後の音夢ちゃんの台詞は圧巻。「いけなくないよね? 私たち…」 ドキドキドキ。「私は兄さんの恋人だよね?」 ストレートに来たっ! 「一人の女性として愛されたい…だから、いいよ…」 もぅ、くぎ付けだよ(爆)。

さて、音夢と同じように「音夢ちゃんだけはダメ」というさくら。この二人のバトル、どういう決着が付くのでしょうか…?

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話次話
第20話「すれ違う気持ち」
2003/11/16 00:45 TVK

朝から「恋人」気分満開の音夢ちゃん。朝からキスかよ〜いやまいったね、と思っていたところに「起きた時しただろ?」という兄さんのセリフ。完敗ですわ…。

しかし、兄さんを巡る恋のバトルはとうとう二人の直接対決に。兄妹なんだし、と真綿で絞め殺すような攻撃を繰り出すさくらに対し、兄さんの手をしっかり抱え込んで睨みつける音夢! 互いに威嚇しあいます。こわいよ…

その後の二人の口論で、なぜ音夢がさくらを兄さんの相手として認めないのか分かりました。さくらが音夢を許せなく思うのは、前回予想した通り、妹であり恋人でもあるという独占にありました。では音夢は? さくらが桜の木の魔法で兄さんを縛り付けようとしたのが許せなかったのですね。しかも音夢の気持ちを知っていながら…。

でも、こうなってしまったら後は兄さんの気持ち次第。兄さんは音夢をしっかりと抱きしめます。めでたしめでたし…と思いきや突如倒れる音夢! …ふむ、唐突に源氏物語の「夕顔」を思い出しました。すると、さくらは六条御息所? しかし、生き霊のせいではなく、さくらのおばあちゃんの遺した桜の木がその魔法を発揮させたようです。「約束」を守るために…

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第21話「さくらの決心」
2003/11/23 00:45 TVK

さくらが子供の姿のままなのは、お兄ちゃんとの関係を変えたくなかったんだと思ってました。桜のパワーで起こる様々な出来事は、さくらがほんの心の片隅で思ったことを叶えた結果。となれば周囲との関係を壊さないためには無邪気な子供でいるしかない、ということだったようです。

こうしてみると、さくらが音夢を許せなく思うのは当然かも。自分は妹でいることですら努力しているのに、音夢ちゃんはそこにいるだけで妹として大切にされるなんて。さらには恋人ですとー! という心情でしょうか。

ばーちゃんもとんでもないものを遺してくれたもんですが、さくらは桜の木との決別を決意しました。そして、ここにきてEDの変更。数話掛けてキャラ一人一人について、 ケリがつけられるのかな。

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第22話「すてきな思い出」
2003/11/30 00:45 TVK

頼子Day。この日のために特別に用意したピンク色の(さくら色の、というべきか)服で最後のデートに臨む頼子さんです。

魔法が解けて、すてきな思い出と涙と共に本来のご主人様に戻ったわけですが、そのご主人様は結局窓際に座ったままでした。なにか変化があるのかな〜と 思っていたのでちょっと拍子抜けだったなぁ…。

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第23話「素顔の告白」
2003/12/7 00:45 TVK

小鳥ちゃん決着話。4話あたりの印象だとテレパシー能力のお陰で苦労しているようにも見えましたが、やはりそういう能力があれば頼りたくなるのが人というものでしょうか。

朝倉くんに告白するのか否か、告白したら兄さんはなんて答えるのか、そこに着目していました。兄さんとしては断るしかなく、テレパシー能力と朝倉くんと両方一気になくしてしまったら小鳥ちゃんはどうなっちゃうんだろう…。歌が流れ出した時点で、こりゃ曖昧にして終わっちゃうのかな、と感じましたがちゃんと告白してくれました。

結果として振られちゃったわけですが、告白を人付き合いの第一歩と位置づけ、爽やかに失恋を描いているところに好感が持てました。

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第24話「記憶の扉」
2003/12/14 00:45 TVK

ロボット美春が停止した日。しかし、感情の入れどころがよく分からない話でした。重い病を患い、しかもそれは秘密にされて友達にも見舞ってもらえない 本物の美春のほうがよほどかわいそう。そう考えると、研究の機会にしてしまった大人たちの方に憤りをもっていくのが普通でしょうが、彼らは出てこない。 ここはロボット美春の哀れさに感じ入るべきか、と考えるとやっぱり本物の美春が…と巡回してしまい、いまいち浸れませんでした。

それに、本物が復活した後もロボット美春が稼働してたらとんでもない展開になってしまいますよ…。話としてはむしろその方がおもしろいんだけど。

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第25話「壊れゆく心」
2003/12/21 00:45 TVK

この作品が始まった当初、まさかこんなハードな展開になるとは思いもしませんでした。さくらが身を退こうとすればするほど、音夢の病状は 悪化。それはさくらの心の片隅に残ったお兄ちゃんへの想いがそうさせているのか、それとも桜の魔法を掛けたおばあちゃんの、孫に幸せになって欲しいという願いのためなのか…?

しかし、とうとう眞子たち友達の記憶すら失い怯える音夢。「知らない人と行くのはイヤ、お兄ちゃんと一緒にいる!」というセリフはかなり衝撃的でした。いや〜、 ここまで追い詰めますか。21話で決着が付いて、あとは緩やかに結末を迎えると思っていましたが、最後にとんでもない山が待ってました。今回も音夢とさくらが お互いの気持ちを語り合い、和解して収束するかのように見えてもまだまだやります。

桜の病が再発した時に、兄さんへ心配を掛けまいとしてこっそり花びらを焼却しても、花びらは次から次へと溢れ出て「ごめんなさい、ごめんなさい」と しか言えない音夢がせつなさ炸裂ですよ。ぐっとくるシーンでした(泣)。画像もそのシーンから取っています。いや、今回は他にもいいシーンがいっぱいあったのですが…。「みないで…」という音夢のか細い手足、頼りなげな背中、そして床には散乱した桜…。脆く儚く、そしてなんと美しいシーンであることよ。

D.C. 〜ダ・カーポ〜 前話
第26話「最終回」
2003/12/28 00:45 TVK

いつ明かされるのか心待ちにしていた、音夢の鈴のエピソード。それはいつでもお兄ちゃんが音夢のことを見つけられるようにというおまじない、あるいは 約束なのでした。この最終回で明かして盛り上げてくれます。

しかし、最終回のメインはむしろさくらのほう。「ボクは…なんて汚い…!」と、気も狂わんばかりに桜を枯らそうとするさくら。しかし、桜はますます花を付けるばかり。もう、追い詰めまくりです。このときのさくらの本当の願いは、桜を枯らすことではなく、もちろん音夢から記憶を奪うことでもなく、ただお兄ちゃんの笑顔が見たい、お兄ちゃんという居場所を失いたくないということでした。だから枯れなかった。しかし、お兄ちゃんに包み込まれて、自分の居場所はなくならないことを理解した時に、ようやく桜の花は(枯れるのではなく)散り、青々とした若葉を茂らせたのでした――と、思います。

「つまずいてもまた、ダ・カーポのように最初からやり直せばいい」というお兄ちゃんのモノローグの後、なかなか音夢が出てこないので、まさか記憶を失ったままの音夢を抱えて生きていくというシビアな結末なのか?(古いけどエルガイムみたいな) といくぶん気を揉みましたが、本校の制服に身を包んだ音夢が最後に登場。 ここに大団円を迎えました。

シリーズ全体を通して、声優のPVが挿入されたり、Bパートがまったく意味不明だったり、サブキャラの扱いには多少疑問が残るところがあるものの、後半の音夢とさくらの 物語は当初全く予想していなかっただけに、やられた!という感じ。近年、終盤で大コケする作品が多い中、よくがんばった。 初回から絶賛し続けた甲斐がありました。