地獄少女 二籠 |
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第1話「闇の中の少女」 |
2006/10/7 22:00 東京MX |
「ツヅキマス」の約束通りに第二期スタートです。第一期ではあまり明確にはなっていなかった、地獄少女が誕生した経緯を冒頭で見せてくれました。
さて、「二籠」でも従来パターンを踏襲するようです。あの先生を地獄送りにすることで解決、いやはや、あまり陰湿にならなくてよかったーと思っていたところにあのオチです。相変わらず容赦ありません。
そして相変わらず、地獄少女あいは魅力的です。水浴びシーンも健在だ!(笑) 「理科の実験を始めましょう」とプレイ(プレイなのか?)もノリノリ。こちらも容赦なく地獄送りにしてくれます。
まさにあの地獄少女が帰ってきた、という内容ですが、ラストで謎の少女(少年?)が出てきました。
地獄少女に対抗する者なのでしょうか。前作でもそういうのが出てきては簡単にあいにねじ伏せられていましたが、果たして今回は!?
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地獄少女 二籠 |
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第2話「うたかた」 |
2006/10/14 22:00 東京MX |
ボールを取ろうとして、池に落ちるあい。制服の裾を絞るのがまたエロティックな…。そして「見てた…?」とイノセントな反応。このギャップがたまりません。今回は水浴びシーンがなかったので、その代わりかな?:-)
今回地獄送りになったのはただの犯罪者だったので、地獄少女的な見所はラストのシーンですかね。
それこそもう「無意味な」ビラ配りをむしろ清々しく行う姉。妹と死後地獄で再会できる、それが判っているからこその表情でしょうか。
「二籠」では、あいの従者たちについても掘り下げていくような感じですね。
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地獄少女 二籠 |
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第3話「愛しのけいちゃん」 |
2006/10/21 22:00 東京MX |
うーむ、謎な話だ…。あそこで「けいちゃん」が転落死しなければ、なんてことない恋愛話で終わったことでしょうけど。
結局は、自分は傷つかない位置にいて「守ってあげている」という自己満足に過ぎなかった、ということかなー。
今回のターゲットは、性悪女ではあったけど、あれで地獄に落とされたらたまらないわな〜。
ま、地獄少女は「正義の人」ではないことは前シリーズで証明済み。それなりに事情を忖度しようとする従者たちに対し、あいは「帰るよ」と一言だけです。
深爪しちゃった時のほうがむしろ表現豊か:-)。
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地獄少女 二籠 |
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第4話「秘密」 |
2006/10/28 22:00 東京MX |
妻のためとは言え欲をかいた結果、何もかも失ってしまった男の話。同情の余地はあるけど、まぁ、自業自得だよな…。
さて、謎の女の子があいと遭遇。手作りの袋を用意しておいたところを見ると、あらかじめ予測していたのか、それともたまたまなのか…?
あまつさえ、その女の子ときたら袋を破いちゃった…。でも、あいは笑うでもなく、怒るでもなく、ただただ無表情に見つめるだけ。
見方によっては、今回の不幸な結末に一役買っていると言えるその女の子の正体は、いったい何なのでしょうか…。
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地獄少女 二籠 |
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第5話「地獄への暴走」 |
2006/11/4 22:00 東京MX |
ダブル地獄送りってのは、初めてですな。ラストで、依頼人のろうそくの火がしっかり消えていました。
地獄送りの恐怖すら理解できないのは、ある意味最強かもね…。
依頼人もターゲットも、どうしようもない人間だったから良い、のではなく、右も左もそんな人間ばかりになってしまったこの世を輪入道は嘆いているわけです。結果的に助けることになった泉ちゃんまでダメだったというオチかと思いきや、ちゃんと注意を聞ける子で救いを残してくれました。
さて、今回の水浴シーンは、髪をすく仕草がひじょ〜に艶っぽくてすばらしい。が、ハコ乗りにヤンキー言葉はいただけません:-P
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地獄少女 二籠 |
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第6話「陽のあたる場所」 |
2006/11/11 22:00 東京MX |
久しぶりにまともな依頼者と思いきや、地獄少女に「私は、正義の味方じゃないわ」と一蹴されてしまいます。
まぁ、彼の思いは恨みじゃないからねー。そして「自分で何とかする」とこの世での地獄を受ける結果になるであろう行為をしにいく彼を、「そう」と止めも勧めもしないところもまた、地獄少女らしいですな。
騙された女の子はあっさり地獄送りを依頼。依頼者がその後の心境を吐露するのはちょっと珍しい。
それはともかく、地獄送りシーンはなく、最もあいの出番の少ない回の一つでした(T_T)。
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地獄少女 二籠 |
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第7話「絆」 |
2006/11/18 22:00 東京MX |
ぐは…これはダメージでかい話だ。結局、あの家族は誰もまともではいられなかったか…。あの母親はともかく、女の子はあまりに哀れですな…。
さて、全然明かされる気配のないきくりの正体。ちょっかい出してくるものの、今のところはあいは好きにさせている、というより放置プレイか。
それはともかく、2週続けて地獄送りシーンのカットはあんまりです。
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地獄少女 二籠 |
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第8話「偽地獄通信」 |
2006/11/25 22:00 東京MX |
なるほど、他人に依頼させるとは考えましたな。やだねぇ、大人ってのは悪知恵が働いて……。
もっとも人間相手ならそれでも良かったかも知れないが、地獄少女はお見通し。
目の前で依頼されるという異例の展開ながら、結局「人を呪わば、穴二つ」の言葉のままに地獄送りにされてしまいました。
教師として許されないことをした、という理由で地獄少女が引き受けるのかな?と思っていましたが、
それとは別に十分恨むに足る仕打ちをされていたわけですね。これは確かにどうしようもない…。
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地獄少女 二籠 |
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第9話「あにいもうと」 |
2006/12/2 22:00 東京MX |
シビアに「あにいもうと」のタブーを描くとこうなる、という見本みたいなお話。兄が女装に使った服を着て対峙する妹、というシーンは圧巻でした。
「自分より綺麗じゃない妹に彼氏ができるのが嫌」とは、この作品らしくひねくれていると思いましたがそうではなく、兄の行動をそう解釈しなければ自分の正気を保てないということだったのでしょう。結局、一足先に正気を失っていた兄を地獄送りにするという悲劇的な展開に。
その代わりに、タブーを犯さずに済んだわけですが…。
それにしても、地獄少女本人はすっかり背景の人になっちゃったな。もう少し前面に出て欲しいのだけどね〜。
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地獄少女 二籠 |
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第10話「曽根アンナの濡れた休日」 |
2006/12/9 22:00 東京MX |
これは婀娜な骨女を堪能する番外編かな:-)。
女には恨まれるようなことを散々やりながらも憎まれないで済んでいた。
けれども、男には些細なことで地獄送りにされてしまったというあたりに、皮肉というかおかしみがあります。
ひょっとしたら、比較軸は男女じゃなくて、古き良き昭和の時代とささくれた平成の時代かもしれませんが…。
でも、もっとも番外編だと思ったのが「(骨女に)骨休めも必要」という言葉に「笑うところかどうか悩んだ」と突っ込まれて、頬を赤くする地獄少女ですかねー。これはありえない(笑)。
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地獄少女 二籠 |
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第11話「遠い隣室」 |
2006/12/16 22:00 東京MX |
ある意味、ありがちな隣人とのトラブル……なんだけど、なにかおかしい。
まるで、地獄少女ご一行が被害者を貶めているみたいではないか…?
というわけで、全編地獄送りシーンという異色の話。加害者が被害者に見えていたのは、お仕置きの一環ということのようですな。
でも、猫が極めてニュートラルな立場に描かれていて、つまり猫にとってはどちらでもよかった、というあたりがこの作品らしいオチ。
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地獄少女 二籠 |
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第12話「黒の轍」 |
2006/12/23 22:00 東京MX |
交通事故で死んだ弟の敵討ち、ということで、第7話の別バージョンと言えるかもしれません。
第7話は最悪の結末でしたが、今回はホッとする終わり方でこの作品としては極めて異例。
それもこれも、輪入道が全力で依頼者を助けてくれたからですね。
あいちゃんときたら、「まだ間に合うわ…」としれっと人形を渡してしまうし。
全く恐ろしい子ですが、地獄に流せないことの無念さを思ってのことかもしれません。
実際、依頼者はターゲットが死んでいることを分かった上で、突入しようとしているし。
本質的には、流すのは「恨み」そのものであることが、改めて分かりました。
もっとも、地獄流し以外の解決方法を輪入道は示したわけですけど…。
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地獄少女 二籠 |
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第13話「Vの惨劇」 |
2007/1/6 22:00 東京MX |
恨みを晴らそうという割には芝居じみた親父だったなぁ。冒頭のシーンは、ドラマの撮影かと思ったよ。
地獄少女の居酒屋店員コスという珍しいものが拝めました。冥土居酒屋?:-) それと、あいの台詞も多かった……「がんもどき」とか「牛すじ」とかだけどね…。そして、「パキッ」とウインナーをかじるお嬢の演出はかなり謎である:-)。
お話は、犯罪者の娘にしてしまって後悔の念に苛まれるというところで、終わり。せっかく、一目連が警告してくれたのにね…。
でも、きくりの悪意があったことは見逃せません。今回ほど、子供のいたずらを越えた明確な悪意ってのはなかったんじゃないかな。
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地獄少女 二籠 |
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第14話「静かな湖畔」 |
2007/1/13 22:00 東京MX |
藁人形をその場できっぱり突き返したのは、あの子が初めてじゃないかな。それなのに……まさに「憂鬱アニメ」だなぁ。救われね〜。
で、前回あたりからようやくきくり始動の雰囲気。あいの言っていた「あの子なりに放っておけない」ってのはどういう意味なんだろう。
きくりのあの邪悪の微笑みには不釣り合いな言葉ですな。あの微笑みは、早いところ恨みを晴らしておけば良かったのにね、私は楽しんだけど、っていう感じかな。
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地獄少女 二籠 |
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第15話「この国のために」 |
2007/1/20 22:00 東京MX |
今回のは……ハッピーエンドと言っていいんではないだろうか? 人間失格な親父は地獄に流されたし、子供も死後地獄に堕ちることもないし。
お母さんが可哀想だけど、夫の不始末を子供に押しつけるよりはマシでしょう…。
あの子が、支援する候補者のことを信じて選挙活動をしていたなら、汚い手口を使ったことにショックを受けたでしょうが、父親への恨みの代償行為でしたから。こういうとき、輪入道はきっちり助けてくれますね。あいちゃんは、助けないだろうな〜。
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地獄少女 二籠 |
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第16話「悪女志願」 |
2007/1/27 22:00 東京MX |
今回の話は、第一期シリーズに近い内容でした。一同ノリノリの地獄流しシーンも久しぶりです。
サブタイトルから、自分の中の悪女に目覚めて身を持ち崩す話かと思ったら、そうではなかった。
彼女は、鏡を見て「あなた、ケバいですよ」と自分を客観的に見る冷静さと、悪いことに一線を引く倫理観を持っていた。
それだけに、地獄送りにされてしまうのは不憫ではあります…。
そんな彼女に骨女が肩入れしてしまったのは、骨女自身も似たような経験をしたからのようですな。
ところで、お嬢の義経コスはよかったですな。化粧の必要なし。そもそも、男を騙す必要もないしね…。
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地獄少女 二籠 |
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第17話「沈黙のまなざし」 |
2007/2/3 22:00 東京MX |
サブキャラに焦点を当てるのがこの二籠の特徴ですが、今回の話は地獄送りの話と言うより一目連の話と言ってもいいですな。
親子二代に渡って、地獄送りになるという結末は避けられたものの、あのお母さんが飛び降りるのを回避する方法はなかったものか。
どん底の生活から女手一つで子供を育て、仕事も成功していたものを…。まさに命がけで娘が地獄送りになるのを防いだのでした。
見た目的に一番若い一目連ですが、「いざとなったら、どうするかオレにも分からねぇ」と熱いところを見せてくれました。
地獄少女も「今回だけ外して、それで済む話なの?」と言ったり、輪入道と一目連との間に入ったり、いつもの突き放した感じとはちょっと違いますね。
依頼者を地獄送りにするシーンは初めて、かな。
いつもは櫂を漕ぎながら冷然と見下ろしている地獄少女も、同じ目線で船に乗ってくれるわけね。「伝えとく」と言ったのは、最大の温情ですな…。
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地獄少女 二籠 |
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第18話「あのひとの記録」 |
2007/2/10 22:00 東京MX |
最初から最後まで、依頼人のモノローグで進む展開は珍しい。…つまり、地獄少女の出番が少ない(T_T)。
いつもは恨まれる理由が結構理不尽だったりするのですが、今回は心情的に理解できる話でした。ただ、藁人形の移譲ができるのかという疑問が…。
そんなことより、心はもう次回に飛んでます。これほど期待させる予告は初めてなんじゃなかろうか:-)。
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第19話「湯けむり地獄、旅の宿」 |
2007/2/17 22:00 東京MX |
ここしばらく、地獄少女の出番が少ないことを嘆いていたわけですが、今回はやってくれました。しかもサービス満載です。
予告に偽りなし……と言いたいところですが、実は湯けむり増量していて、一部見えなくなっています(笑)。
前回の予告は貴重ですよ。
お話としては、400年前の輪入道とあいの出会いを絡め、今と昔の地獄流しの同時進行。
昔は、地獄絵馬に名前を書いたのですね。あいがいきなり片肌脱ぎしたときには、一体何を見せてくれるかと思ったのですが:-)。
結局、400年前に地獄送りにした者の子孫が、今度は地獄送りにされるという結末。
あいが言っているように、「人の恨みは尽きない」ようですな。
あるいは、400年経ってようやく最初の恨みが叶ったと言えるかもしれません。
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第20話「乙女のアルバム」 |
2007/2/24 22:00 東京MX |
仲が良すぎた、というか二人だけの世界に閉じこもってしまった少女たちの末路、というところでしょうか。
藁人形をネタに脅されていた子のほうも、脅していた子の足はもう治っていることは分かっていたんですね。
恨み返していた訳じゃなく、このような関係になってしまったこと自体を悲しんでいた。
だから、「末路」というとマイナスイメージがありますが、彼女たちにとってはそうでもないのかもしれません。
…とはいえ、死ななくても和解できたと思えるだけに、もったいないことです。
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地獄少女 二籠 |
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第21話「紙風船ふわり」 |
2007/3/3 22:00 東京MX |
骨女―― 「つゆ」が、妖怪になってしまった経緯を描いたお話。若旦那の転身が華麗すぎて、純真だったつゆには予測不可能だったでしょう。
でも、つゆが妖怪になったのは好いていた若旦那に騙されたからではなく、遊郭での妹分の「きよ」に裏切られたから。
人の世の裏を見てしまったつゆには、きよの不幸がよく分かるだけに自由にしてやりたかったのだけど、当人には理解してもらえなかった。
「哀れだねぇ…」と言う言葉は、裏切られた自分に向けられたものか、不幸に気付きもしないきよに向けられたものか…。
でも、仮に足抜けしたとしても、あのきよさんでは、一人で生きていけなかったでしょうね。
それだけは当人も理解していたので、綺麗な着物をくれた旦那について行ってしまった。そして結局騙され、捨てられる…「哀れだねぇ」。
救いは、きよに取り憑かれていたあの女性が、子供と共に生きるという選択をしたことかな。死後の地獄行きは確定だけど…。
この点について、地獄少女に依頼したのは、取り憑かれた所為なのかは気になります。
友達の反応から、もともとああいう性格だったんだろうとは思いますが。
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地獄少女 二籠 |
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第22話「憧憬」 |
2007/3/10 22:00 東京MX |
悲惨な話には事欠かないこの作品の中でも、最悪の部類に入る第14話「静かな湖畔」の続編的な話。
優しい年上のお姉さんを出したりして、最初は14話があまりにも後味悪かったので、そのフォローなのかと。
そしたら、さらに悲惨な状況に…。
予告を見ると、続きがあるようです。ひょっとしてこの一連の話で二籠が終了するのかな?
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