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Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 (完)

Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 次話
第1話「禁断のクラシックレッド」
2005/10/4 00:45 tvk

"2"ってことは、"1"はどうしたんだ、というのは置いといて。

起きたら隣に美少女が寝ていたというのは、お約束な始まりなのでこれも置いといて…。 この子の名前は鳳仙エリス。日本人なのか、外国人なのかよく分からない名前と容姿ですが、ベタベタなお兄ちゃんラブな様子を見る限り、生粋の日本人妹でしょう(そういうもんか?)。最近、北海道からお兄ちゃんの元へ引っ越してきた模様。性格的には、直情的でわがままタイプか。

彼女のお兄ちゃんも同じ学校に通う生徒なのが定石ですが、どうも学校の先生、の見習いという立場のようです。 なんと中途半端な…。生徒ほど子供でもなく、先生ほど縛られていないということで、なんでも出来そうな立場です。

兄妹ともにトラウマを抱えているようですが、どう展開するでしょうか。とりあえず、名塚佳織の声を楽しみながら見ていきましょう。演出が平板なのが気になりますが。

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第2話「マンダリンオレンジの再会」
2005/10/11 00:45 tvk

ふむ、エリスちゃんはストレートな焼き妹ですよ、と。ちょっと病的なくらいのベタベタぶりですが、両親を事故で亡くしてつらい思いをしてきたんだろうということで。そんな過去を話したせいなのか、前回テンションを作った美術部の部長さんとは、妙な具合に和解してました。

前回ラストに登場した女性は、桔梗霧。これまた雅な名前ですが、高校時代、浩樹に振られた経歴をお持ちのようです。 なぜ、振られたのか、そしてそれは浩樹が絵を描かなくなった理由とリンクしているのか。 その辺りが話の軸になるんでしょうか。そうなると、意外にエリスは絡んでくる要素が少ないようにも思えますけど。

それにしても、演出はもうちょっとなんとかして欲しいぞ…。

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第3話「悪戯なカナリアイエロー」
2005/10/18 00:45 tvk

霧ちゃんは、まだまだ未練がありますよ、と。少なくとも、エリスはバリバリにライバル視。彼女は近づくものすべてに噛み付いてるわけですが、とりわけ幼なじみという属性は無視できないようです。霧のほうは、そんなエリスに付き合っている風でもあり、やっぱりまだ忘れられない風でもあり。

それにしても、この手の主人公モテモテ話で、主人公が魅力的な奴ってほとんど見たことないなぁ:-)。

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第4話「焦燥のコバルトブルー」
2005/10/25 00:45 tvk

エリスは、部長とはなんとなく関係修復しているものの、他の美術部員とはイマイチ。ま、同性には極めて受けが悪い性格と言えましょう。 「私のそばが食べたくないから、ほかで食べたんだ」なんていう言い草もねぇ……焼き妹もほどほどに。

さて今回のゲストは美咲菫ちゃん。どうやら家族がみな優秀だというプレッシャーと、自分の過去の失敗から立ち直れないでいたようです。 そんな彼女を一応励ましてるっぽいエリスちゃん。しかし、お守りのぬいぐるみを取り上げるってのはどうよ?:-P そしてそのお陰で成功してしまうという展開は…。ペアのお守りを手に、懸命にお祈りしているお姉さんが可哀想。繊細そうに見えて実はずぼらっぽい(^^;菫ちゃんに比べ、お姉さんのほうがいいんじゃないかと思ってしまいました。ま、この姉妹の絡みをもっと見たかったですな。

どこかで聞いたことがあるような、と思ったら菫ちゃんの声は平野綾でした。私的にはリュミエール以来かな。 相変わらず歳に似合わぬ艶っぽい声で、実にいいです。

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第5話「溜息のムーングレイ」
2005/11/1 00:45 tvk

今回登場したのは、藤浪さん。「反・抗・期!」と全身で主張しているような女子です。 意外にまっとうに教師モノ展開(金八先生とかそーゆー類。エロゲーのではなく:-))なんで、ちょっと驚いたりして。

こんな感じで、絵は描かないという態度が変化していくっていうことでしょうか。

エリスがお兄ちゃんが教師になるのに反対なのは、他の子にちやほやされるのが嫌だから? 今ひとつ、彼女の行動が掴めないんだよな〜。

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第6話「誘惑のエメラルドグリーン」
2005/11/8 00:45 tvk

やけぼっくいに…ということなのか、今にも火がつきそうな霧センセと浩樹。それを固唾を呑んで見守るエリスちゃんは、控えめに言っても出歯亀です…^^;。この子の頭の中は「お兄ちゃん」でいっぱいなのだなー。

藤浪さんは、意外にもスムーズにクラスに溶け込んでいる模様。あの黒い水着は、中途半端なサービスシーンにあってなかなか異彩を放っていたといえましょう。しかもピンクのペディキュアですかい:-)。

それにしても、あの陶芸少年は話に絡んでくるんでしょうか…。

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第7話「潮騒のサンドベージュ」
2005/11/15 00:45 tvk

陶芸少年がんばる!:-) まったく相手にされてなかったのに、かき氷で引き戻しました。えらいぞ。 ま、どー見ても当て馬っぽいところが可哀想ですが。対するエリスちゃんは泣きの一手で逃げを打ちます。ったく、ひどい女だ:-P

浩樹がその昔霧を振ったのは、自分に自信がなかったから? 最初のころに名前だけ出てきた、絵で大成したらしい友人にでも譲った結果なのかと思ってましたが…。絵を描かなくなった理由とちゃんとリンクしてくるのか、不安になってきましたよ?

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第8話「哀愁のミッドナイトブルー」
2005/11/22 00:45 tvk

今までお互いに軽いジャブを放ってきた霧とエリス。とうとう抗争が本格化か! 「霧さんはどうしてこんなになんでもできちゃうの?」 それはきっと年の功 …もとい、コンプレックスを感じてそう尋ねるエリスに「料理は同級生の男の子がおいしいって飲んでくれたから、浴衣はクラスの男子とお祭りを行く約束をしたから」とするどい二撃を浴びせかける霧なのでした。もはや先生と生徒という枠を超え、ひとつの獲物を奪い合う女豹の戦いと言った様相を呈しています:-)。自分をモデルにした人物画をこれ見よがしに見せつけ(←それは穿ちすぎ)、お前には渡さんとばかりに胸に抱え込むあたり、まったくもって女は怖いです。

一方、エリスは防戦一方。目の前で浩樹を取られ、救済キャラのような陶芸少年にくっつきそうで大ピンチ。 そうこうしているうちに、霧は「もう、十分待ったよ…」ととどめの一撃を刺そうとしています。どうするエリス、泣いている場合じゃないぞ:-)。

さてそんなギスギスした展開の中、一服の清涼剤が巫女姿の百合奈&瑠璃子です。懐かしいじゃないですか。 初代Canvasキャラがゲスト出演です。能登さんの百合奈…すげ〜よさそう:-)。

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第9話「瑠璃色のセンチメンタル」
2005/11/29 00:45 tvk

追い討ちのように、パリ行きの切符が転がり込んできたエリス。お兄ちゃんと離れるなんてイヤと、とうとう告白してしまいました。 浩樹はなんだか驚いたような顔してましたが、今まで気が付かないほうが驚きだよ:-)。 もっとも、浩樹と霧がお互いに気になっていることや、エリスがお兄ちゃん大好きなのは今まで描写されていたので分かりますけど、 浩樹がエリスを気にする理由なんて全然ないんですよね。エリスの分が悪いのも当然ですが…。

さて、今回判明した事実が二つ(単に私が見逃していただけなら失礼)。エリスのお母さんはパリジェンヌだった〜。やっぱりハーフだったんですね。 ま、お母さんが生まれた場所がパリってだけで、正確にはフランス人とは言ってませんけど。次に、実はこの作品の舞台は今から数年後だった〜。 霧が渡した参考書が2012年度版でしたから、今は2013年? 設定が無駄に近未来なのはなんででしょうね??

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第10話「追憶のスノーホワイト」
2005/12/6 00:45 tvk

エリスの告白を、さっくりあっさりお断りする浩樹。まぁ、当然の反応だよな〜。 とはいえ、いなきゃいないでエリスが気になってしまうのでありました。

現在、圧倒的に有利な立場にいる霧先生は、それでも心配のようです。ここで「今どこにいるの?」なんて追い込まないほうが…。世話焼きすぎて失敗するタイプかも?

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第11話「浅支子の距離」
2005/12/13 00:45 tvk

エリスのプチ家出。藤浪さんの家に転がり込みました。藤浪さんの独特のファッション ― 一言で言ってしまうと水っぽい ― が遺憾なく発揮されていましたな:-)。エリスとはすっかり仲良しさんになって、最初のころに比べると相当に丸くなりました。丸くなったといえば、例の陶芸少年もすっかり印象変わったな〜。

で、霧先生ですが、鬼の居ぬ間に弁当作ってきたりと浩樹ゲットに余念がありません。エリスの対する台詞が、いちいち嫌味に聞こえるのは気のせいですかね〜。果たしてどこまで意図的なのか…。

結局、エリスと浩樹は小さい頃の甘い想い出に引っ掛けて仲直り。これがあるから、霧としては安心できないのかもしれません。

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第12話「無邪気なエバーグリーン」
2005/12/20 00:45 tvk

親戚の子供のお守りをきっかけに、ぎこちない雰囲気を修復するエリスと浩樹。こういう構図になると、霧さんの出番がありません。ピンチ!?

が、「あたしもう、大丈夫だから」と語るエリスの真意は? おとなしくパリに行ってしまうんでしょうか。それとこれとは別か?

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第13話「セピアのトライアングル」
2006/1/10 00:45 tvk

浩樹が霧の告白を断った理由、絵を描かなくなった理由……よ〜〜〜やく、出てきました。今まで伏線らしい伏線も皆無で、このまましらばっくれて終わるんじゃないか?と心配しましたよ:-)。

第7話の感想で「友人に霧を譲ったのか?」と描きましたが、どちらかというと3人の関係を壊したくなかった風情。そして絵のモチーフとして霧を奪われたことがきっかけで絵を止めたのかと思いましたが、これもどちらかというと普通に挫折したっぽい。浩樹のヘタレ具合が浮き彫りになる結果に…(^^;

ともかく、にわかに緊迫感漂う展開になったことは良いことです。それぞれ大人になって再会した三人が、ドロドロの恋愛模様などを演じてくれたりすると面白いのですが、さて…。

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第14話「ひめごとはダークネイビー」
2006/1/17 00:45 tvk

柳の登場により、三角関係から大人の四角関係に深化…するかと思いましたがそんなこともなく、「2時間ドラマの犯人顔」の彼は過去の清算をして清々しく去っていったのでありました。お互い、腫れ物に触るような感じで言葉を交わす辺りでは、こんな感じでネチネチやるのかなと思ったんですけどね…。エリスの歯に衣着せぬ物言いが清々しくはありました。一方で、浩樹のヘタレっぷりがどうしようもないですな(笑)。

しかし、柳も退場しちゃって、あと10話以上あるのにどんな展開にするんでしょうか。

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第15話「藍色のプレッシャー」
2006/1/24 00:45 tvk

当初から過剰な大人の色香を醸し出していた鷺ノ宮紗綾理事長代理。 無駄に声が色っぽくていい!と密かに思っていましたが(笑)、いよいよお当番回です。 ふんわりしているように見えて、しっかり学園を切り盛りしている大人の女性でした。それに比べて浩樹くんは…というお話。 「私はお兄ちゃんに甘えてるけど、あっちは自分に甘えてますから」とエリスがあっさり言ったのには笑ってしまいました。よく分かってるじゃん:-)。

ところでエリスと言えば、パリに行く話はどうなったんでしょう…。第9話あたりでは、まるで明日にでも行くような緊迫感でしたが、その後は放置プレイ。 卒業後の話だったのかな…だとすれば、やっぱり霧先生は先走りすぎですな。

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第16話「薄紫のオールナイトロング」
2006/1/31 00:45 tvk

編集者が、締め切り前の先生をほったらかしにしてヤケ酒してていいんだろうか…。霧の先輩というのは意外でしたが、さりとて特にその設定が生きているわけでもなく。浩樹の家に行けばよかったのに…。そこでみんなが自分とお兄ちゃん/浩樹/先生とのラブストーリーのでっち上げ大会するとか…。

ま、いまいちよく分からん話でした。

Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 前話次話
第17話「チェリーピンクを届けたい」
2006/2/7 00:45 tvk

おや、柳クンまだまだやる気ですか。霧は意中の相手ではないゆえに、ぽんぽん出たセリフが相手のツボにはまってしまい、思いがけず好感度を上げてしまう…現時点ではそんな雰囲気。でも、この人なら私を必要としてくれる…とか、思っちゃったりして? ま、浩樹を含めた3人が過去のわだかまりを払拭した上で、新たに三角関係になるのならそれも良しです。

そーいや、一時期にエリスに急接近していた陶芸少年はその後どうなったのかなぁ…。

で、浩樹「先生」は生徒たちに歓迎されるも、教員試験には落ちたとのこと。確かに格好悪いが、私立の学校の講師なら問題ないんですかね。

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第18話「トマトレッドを撃て!」
2006/2/14 00:45 tvk

「それでも見たいんです。鳳仙さんの、赤が」と鋭く切り込む部長。ああ、もっと深い美術ネタをバックにそれぞれの生き方を浮き彫りにする、なんていう路線もありえたんだよな〜。 ギャラリーフェイクみたいに。そうしたらエリスの天才ぶりももっと説得力があったのかも。今まで反感ばかりだった美術部のメンバーも、今回の演出を見ると彼女の実力は認めたということのようです。いつになく真剣な表情で描いていたり、トラウマを克服しようとしたり、がんばっていることは伝わりました。おかげで「お兄ちゃん、おかわりしてよ〜」というところは、素直に可愛いと思える感じ。

今回ゲストキャラで、恋と柚子が出てました。あんまり可愛くなかったけど…(^^;。恋といえば二回戦目以降が激しいですよね〜(謎)。

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第19話「ミルキーホワイトの一夜」
2006/2/21 00:45 tvk

仙台の牛タンか〜。分厚い牛タンに麦ご飯の定食は美味でした。今はどうなっているんでしょう…。

さて、浩樹と霧のお泊り話の今回。結局一線は越えてない…んだよね。霧の怖がりも、10代の子だったら可愛げがあるんですがね〜。 大人の女としては、怖がりに見せかけて引止めるくらいのしたたかさは欲しいところ:-)。

浩樹が取った電話はてっきり慎ちゃんからで、それが元で盛り上がるってな展開かと思ってました。 せっかくの温泉なのに、サービスシーンも少ないのはいかがなものかと:-)

Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 前話次話
第20話「マーマレード色の夕暮れ」
2006/2/28 00:45 tvk

…なんだ。結局、柳クンはこれで退場ですか。第2波アタックも「いい人」で終了。もうちょっとやるかと思ったんですがね〜。予想以上に霧が浩樹一筋だったのが敗因でしょうか。もうちょっと気持ちがふらつけば、盛り上がったかもしれませんが。

じゃあ、浩樹と霧はどうなのよ、といえば先輩に「小学生みたい」と言われてしまう始末。ま、二人の漫才みたいなやりとりは微笑ましくもあります。 でも、霧の「そんな話しかすることないの!」というのは結構禁句ですよねぇ。気まずくなること請け合いです。

さすがにいかんと思ったのか、霧は決心して再告白。さて、今度はどう答えるのか…。浩樹としては未だに足踏み状態で「うん」と言える要素がないのが厳しいところ。霧もタイミング悪い子だねぇ…。

さて、長いこと放置プレイだったパリ行きの話が再開したエリスちゃん。気が付けば、お兄ちゃん抜きで歩んでいけそうな感じになっていますね。 浩樹がダメダメなので、よりいっそう引き立ちますな:-)

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第21話「クリスタルの白地図」
2006/3/7 00:45 tvk

まずは前回の告白が、いいほうに転んだようです。霧ちゃんうれしそう〜。浩樹が実際にどんな返事をしたのかは分かりませんが、 一緒に暮らす想像をしたり、まんざらでもなさそうです。クリスマスらしいお誘いもしてみたりして。

一方、エリスは当人が意識している以上にショックを受けている模様。まわりの人たちの方がそれに気が付いているようです。 竹内部長の「あなたの絵はすごくおしゃべりだもの」なんてのは気の利いた言い回しでしたね。

そしてやってきました、霧とエリスの直接対決〜。告白がうまくいったせいか、霧ちゃん押しまくりです。言い方は柔和だけども、子供相手にいささかえげつない攻撃かも!? 二人で「えへへ〜」と微笑みあう様の怖いことといったら:-)。 とはいえ、「嫌な私…」と自覚しているように、霧としてはやっぱり不安で仕方ないようで。そしてエリスの空元気も痛々しいところで、お約束の交通事故展開が:-)。さて、どうするお二人さん。

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第22話「インディゴの夜明けに」
2006/3/14 00:45 tvk

エリスと霧と浩樹の、一押しで壊れてしまいそうな三角関係(ついでに陶芸少年も)が見ていて面白いですね。花瓶だって割れちゃいます。 もうエリスの言動から目を離せませんよ。

「桃…食べたい」 ここぞとばかりに甘えまくります。でも、この後の展開を考えると、これもまた微笑ましい。

「それで、霧さんに頼んだの…?」と言ってしまった後で、表情を反転させ「ありがとうございます」。怖い。この笑顔は怖〜い。そりゃ霧ちゃんも、居心地悪くなるわ。

「お兄ちゃん、一緒に寝て?」妹スキーにとっては殺し文句のこの台詞を放ち、手を絡ませ「この手で私を抱っこしてくれたんだよね」と想い出を語ったところで、パッとまぶたを閉じて眠ってみせる…。浩樹もきゅんきゅん来ちゃいました!? いつも彼をダメ人間呼ばわりしておりますが、こりゃもうしょうがない。 エリスのほうが上手。

「好きな人の彼女が持ってきてくれたの」 …この台詞はうまい。ニブい陶芸少年に他に好きな人がいることを宣言しつつ、うまくいっているわけでもないことをさりげなくアピール。距離を取る事と、より高いハードルを設定することに成功しています。案の定、「オレの気持ちは変わらないから」と陶芸少年が奮起する結果に。エリスちゃん、将来怖いぜ…。

「まだ、私がお兄ちゃんを好きだと思ってる?」 と、吹っ切れた(吹っ切ってみせた)エリスがお兄ちゃんの鼻をつまみながら。お兄ちゃんを忘れようと絵に打ち込んでみたり、でもやはり赤い色が使えなくてお兄ちゃんにすがってみたくなったりという負のスパイラルを断ち切った彼女。 「私は、大丈夫」という表情も凛々しい。こんな顔を見てしまうと、逆に追いかけてみたくなりません?>お兄ちゃん :-)

今回は、エリスのすべての面が見られたような気がします。

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第23話「クリスマスカラーの決意」
2006/3/21 00:45 tvk

「絵を逃げ場にしてほしくない」と竹内部長。やっぱり、この人の言うことが一番しっかりしているな〜。 というわけで、まわりの友人、先輩たちからアドバイスを受け、エリスが決意を固めるというお話。朋子とのやり取りもよいですな。

さて、あとは浩樹はどうすんの?というところ。霧との関係を前進させようとしてはいますが、未だに絵は描かず。 「留学したほうが、あいつのためにはいいんです」となにやら未練が残るような言い方です。 ここまで来て再び霧を振る展開はありえないと思いますが、最終回を楽しみにしていましょう。

Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 前話
第24話「虹色のフィナーレ」
2006/3/28 00:45 tvk

おー、やっちゃったー! 何もかもかなぐり捨ててエリスの元に走る浩樹! …ひどい、あまりにひどいよ、アンタ(^^;)。もうちょっと大人の決着を見せるのかと思いましたが、若さゆえの過ちエンドになってしまいました。まったく、10代の恋愛じゃないんだからさ…。

思いつく限りの最悪の結末を迎えてしまった霧さんには、言葉もございません(^^;)。まーなんだ、浩樹はお世辞にもお買い得な相手とは言えないし、もうすっぱりあきらめましょう。残った柳くんという選択肢もありますが、こっちもあまりお勧めできないなー。ここは高校時代の縁とは関係ない、まったく新しい恋を見つけたほうがいいでしょう(←うそ臭い恋愛相談室風)。

反対に、今回のエリスちゃんはまさしく「仕留めた」と言っていい行動でした。自分が長い間封印していた色をふんだんに使った「真紅の天使」という絵を浩樹に残し、 「最後にもう一度だけ言ってもいい……? お兄ちゃん、大好き……」と言い残して電話を切ってしまう…。これは、効くわな〜(笑)。言葉とは裏腹に「私を追いかけて」オーラがビンビンに飛びまくっています。鳳仙エリス、こわい子…。

最後の朋子のシーンは、服毒自殺でもしたのかと思いました。眠っただけかよ! こっちの心臓に悪いわ! 彼女も含め、エンディングロールでそれぞれその後のエピソードが。 浩樹に袖にされた理事長も大変だ。反理事長派が勢いづいちゃいますよ、こんなことされたら。柳に代役を頼むことでしのぐようです。柳くんは…まだまだやる気みたいね:-)。

シリーズ全体を通しては、相当に中だるみがあったものの、特に終盤はエリスを中心にうまいこと盛り上げたと感じました。 そんなに期待度が高いわけでもなかったんですが、その割には結構楽しませてもらいました。