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「ビッグイシュー」購入と分析113


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今回の分析対象ビッグイシュー日本版 116号
購入日時平成21年4月2日(木)
購入場所新宿西口

表紙(P1)
 表紙を飾るのはビートルズ…って古い写真だな。
 スペシャルインタビューでポール・マッカートニーがビートルズのことを語っているからでしょう。ちなみに、ポールは39号にも登場していました。

リレーインタビュー 私の分岐点 作家 佐藤優さん(P2)
 ちょうどこの記事を読んだのと同じ頃、佐藤優氏の著書の中にこのような一説があるのを発見しました。
 ――メディアを選ぶ基準はどのようになさっているのですか?
佐藤 それは編集者です。担当の編集者の熱意、それから編集者が関係の資料をどれだけ読み込んでいるか。そこがしっかりしているのならばどの媒体でも色眼鏡で見ないです。
(P40,佐藤優『国家と神とマルクス 「自由主義的保守主義者」かく語りき』太陽企画出版)

 だとすれば、この記事を担当した編集者も、佐藤氏のお眼鏡にかなうほどの熱意を持ち、関係資料の読み込みを行なったということなのでしょう。

イラク、遺跡観光へ(P7)
 最後の言葉が印象的です。
「神の思し召しがあれば、私たちはヨルダンやエジプトの観光産業をしのぐことができるでしょう」
 インシャラー(神がそう望むのなら)…、そう、インシャラーですな。アラブ人気質を持つ者ならそう言えるのかもしれません。
 しかし、神慮は計り知れないので、人間が取り組むべき課題点を三つ挙げておくことにします。
(1)治安の改善。テロリストや盗賊が跳梁跋扈しているところへ観光客は行きたがらない。
(2)遺跡の保護(盗掘防止を含む)。
(3)古代遺跡の新発見。できることなら、エジプトのツタンカーメン王の墓のような手付かずのものが望ましい。

『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督(P8-9)
 この映画は、USENの株主優待試写会で観ました。映画のレビューはブログ「泉獺のどうでも映画批評」に掲載しますが、今回はレビュー執筆に際してこちらのインタビュー記事を引用させていただきました。
スラムドッグ・ミリオネア(2008年、イギリス)

中島岳志の眼(24)商店街にカフェを(P9)
 先号に引き続いて、札幌市西区の発寒商店街の「逆襲」を描いています。 
 ひょっとしたら、そのうち、ビッグイシューが取材に行くかもしれませんな。

ノーンギシュの日々(35)(P10)
 記事の末尾に、「このオンライン記事は、こちらから!(英語)」とあって、コラムで取り上げられていた新聞記事のURLが載っています。ところが、このURLが結構長くて入力に手間取りますな。とりあえず、リンクを貼っておきます。
http://www.eastandard.net/InsidePage.php?id=1144006271&cid=4

次号予告(P30)
 次号(117号)のスペシャルインタビューは「レッド・クリフ Part2」で孔明を演じた金城武。日本人のスペシャルインタビューは107号の茂木健一郎以来、10号ぶりということになります(※厳密に言えば、茂木健一郎はスペシャルトークであり、107号のスペシャルインタビューはアリシア・キーズですが)。

(続く)
著・泉獺(H21.4/13)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 116号」(有)ビッグイシュー日本 2009年4月1日

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