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「ビッグイシュー」購入と分析4

「ビッグイシュー」購入と分析1
「ビッグイシュー」購入と分析2
「ビッグイシュー」購入と分析3
 今号(7号)はちょっと遅れて15日に池袋で買いました。
 さて、今号を読んで気付いたことを幾つか挙げてみることにしましょう。
  1. オーストラリア版
     6〜7頁の記事「何かをなし遂げ、変えることができる、その夢を自分の目で見てみたい―デトロイト生まれの革命児、ホワイトストライプ」(どうでもいいけど、長いタイトルだ)はビッグイシューオーストラリア版からのものです。しかし、よく見ると末尾に「(ジェーン・ロッカ『ビッグイシュー』オーストラリア版/2003)」とあります。去年の記事かい! 今はもう4月だぞ!
  2. マンガ
     12〜14頁、藤臣柊子(ふじおみしゅうこ)「漫画『うつ病』について。」はマンガです。珍しいです。マンガの利点はわかりやすいということ。そして悪い点は詰め込める情報が少ないということ。各種の社会問題を扱った重厚な記事に挟まれており、一服の清涼剤としての効果は高い。又、コマの外に付け加えられたコメントも面白い(そうか、マンガにこんな表現技法があったのかと膝を打った次第)。

  3.  20頁、「自分たちの行きたい場所を実現―貸本喫茶『ちょうちょぼっこ』」の写真を見て驚きました。貸本喫茶を共同経営している四名の女性の写真が載っているのですが、4人とも私の妹に似ている! 特に真治彩さんに至っては、髪形といい眼鏡といいソックリ! …どうでもいいですね、私事ですいません。
  4. 証明写真
     22頁の読者投稿欄「YOUR ISSUE」の広田佳代子さんの意見には膝を打ちました。その意見を要約すると、「就職活動の履歴書の写真は写真屋で撮ってもらった方が、写真を修整してもらえて良いとされるが、料金が高い。どうせ実物を見せるんだから、証明写真BOXで安く済ませ、浮いたお金でビッグイシューを買い、大阪城天守閣へ行こう」となる。(広田佳代子さん、間違っていたらごめんなさい)
     これには大いに共感しました。そんなら私も浮いたお金でビッグイシューを買って、東京タワーにでも行きますか。
  5. 臓器移植ツアー
     先号の「臓器移植ツアーの内幕」は、実は、「ヨーロッパにおける臓器売買の問題を、日本に初めて紹介した記事」(P23)だという。へぇ〜。
     だが、悲しいかな、この問題が日本でクローズアップされる機運はない。
     そこで私は予想するのですが、もし日本のお金持ちがアンダーグラウンドで臓器移植ツアーに参加しようとすれば、中国東北部の脱北難民の臓器が使われるのではないでしょうか。彼らは貧窮のどん底にあり、保護してくれるものがいない。たとえトラブルになっても、おおやけにはできない。
     願わくばこの予想が外れんことを。そして北朝鮮が一日も早く潰れんことを。

【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第4号」(有)ビッグイシュー日本 2004.1.8
「ビッグイシュー日本版 第5号」(有)ビッグイシュー日本 2004.2.5
「ビッグイシュー日本版 第6号」(有)ビッグイシュー日本 2004.3.4
「ビッグイシュー日本版 第7号」(有)ビッグイシュー日本 2004.4.1

著・泉獺(H16.4/22)
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