「ビッグイシュー」購入と分析14
「ビッグイシュー」購入と分析1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16
今回の分析対象 | ビッグイシュー日本版 第17号
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購入日時 | 平成16年11月21日(日)
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購入場所 | 渋谷
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THE STREETS
――僕はよい音楽をつくることで、人に敬意を払う(P6)
英国のラッパー(ラッパを吹く人じゃないぞ)、マイク・スキナーのインタビュー。
かわいそうに、デンゼル・ワシントンのインタビューが入ったばっかりに、2番手に追いやられてしまいました。でも、日本人にしてみれば、
デンゼル・ワシントン > マイク・スキナー
なんですよねえ。他の国でもそうか。
禁酒、リベンジ、創意工夫、心はや北京へ
――アテネ・パラリンピックの三人のアスリート(P8)
アテネ・パラリンピックのリポート。パラリンピックはオリンピックに比べると注目度ががくんと落ちます。誌面右上の写真の客席が結構空いていることからもそれが伺えますし、何より日本での報道も実に寂しいものでした。
その点で、ビッグイシューがパラリンピックを取り上げる意義は大きいと思います。
失業率40%、販売者の50%が女性
――南アフリカの『ビッグイシュー』の販売員(P10)
ビッグイシュー・サウス・アフリカの販売員を紹介した記事。
南アフリカでビッグイシューを売っているとは知りませんでしたが、何よりも驚いたのが、「販売者の多くが一家の稼ぎ手であり、雑誌販売からの収入で家族や親戚の生活を支えていることも多く、その50%が女性である」ということ。ビッグイシューの販売員といえば男性のホームレスというイメージが強かったので。
しかしこれはこれで結構なことだと思います。それぞれの国によって国情が違うわけですから、それにある程度合わせていかないとうまく根付かないからです。
僕には歌う理由がある
――壮絶な過去を見つめ、その魂を歌う松本哲也さん(P21)
この人の人生、悲惨過ぎて、読んでいて憂鬱になりました。でも、こんなこと言ったら不謹慎かもしれませんが、その「壮絶な過去」が芸の肥やしになっているんですねえ。
…あんまり言えた義理じゃないな、ごめんな。
女優たちのリアルファイト、『大奥』から目がはなせない
(P28)
仲田卓央氏のコラム。今回はドラマ『大奥』の女優陣に焦点を当てています。
ところでこのドラマ、昨今不振にあえいでいる日本ドラマの中では、スマッシュヒットだったのではないでしょうか。
さて、そうなると他局でもこれに類似した番組ができるのかと思いきや、時代劇はそこいらのトレンディードラマと勝手が違って、そうそうマネされにくいのではないでしょうか。
(続く)
著・泉獺(H16.11/23)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第17号」(有)ビッグイシュー日本 2004年12月1日
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