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「ビッグイシュー」購入と分析89


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今回の分析対象ビッグイシュー日本版 92号
購入日時平成20年4月1日(火)
購入場所新宿南口

南米とアフリカ ストリートマガジン誕生秘話(P7)
 コロンビアの『La Calle』とエチオピアの『Abiy Guday』誕生の経緯を紹介。
 ストリートマガジンが発行されている(あるいはこれから発行される)国は多いし、その国の社会的背景と絡めて発刊のいきさつを述べるというのは社会派雑誌のネタとしては結構なことだから、今後もこういった記事が出てくるでしょう(というより、前にもこんな記事があったような…)。
中島岳志の眼(1) 赤木元農水省の絆創膏騒動(P9)
 去年の赤木徳彦農水大臣(当時)の絆創膏騒動を取り上げて、彼に対して行なわれたバッシングを批判しています。
 中島氏は、赤木氏がストレス・心労により肌が荒れたので大きな絆創膏を貼ったのだと推測し、その推論の上にバッシング批判を展開していますが、そもそもこの推測自体が事実がどうか不明です。また仮に、ストレスによる肌荒れがあったのだとしても、大きなガーゼを貼る以外にも対処の仕方はあっただろうし、記者に顔のことを訊かれても、挙動不審に「大したことありません」を連呼するのではなくジョークで返すなどの方法もあったはずです(それにしても記者会見でのあの対応はまずかった…)。
 それにそもそも、当時の赤城氏は農林水産省のトップという大きな権限を持つポストにいて、同時にそれだけ大きな責任を背負っていた(国民の生活と安全を守らなくてはならない)わけですから、自身の健康維持や説明責任もしっかり果たさなくてはならなかった。その点で赤木徳彦氏は失敗しており、非難されるのはある程度はやむをえないと思います。
 しかしながら、「誰かがバッシングの対象とされ、多くの人が傷ついていく」「社会を見つめなおす」コラムを連載しようとするのは実に結構。どうせなら「みつめなおす」だけにとどまらず、「バッシングする人たちを逆にバッシングしてやる」「バッシングする人たちの心理を解明してみる」くらいは行かないものか。

ノーンギシュの日々(12)(P10)
 ワクチンキャンペーンという「過去」よりも、ケニアの混乱という「今」を取り上げることにするとの事。  これは正しい選択だと思います。というのは、ビッグイシューではこのコラム以外にケニアの暴動と混乱は書かれていないし、メディアは新しい情報を欲するからです。

ART(P21)
 中島布美子さんの油絵2点を掲載。短足で尻尾の長い白い生物が「ペローチェ」のようです。このペローチェは、どこぞの地方自治体がいいかげんに作った「ゆるキャラ」よりは洗練されているんじゃないかと思います。

追伸:この号では、チベットに関する記事は見受けられませんでした。
(続く)
著・泉獺(H20.4/13)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 92号」(有)ビッグイシュー日本 2008年4月1日

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