「ビッグイシュー」購入と分析66
「ビッグイシュー」購入と分析1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、62、64、65
今回の分析対象 | ビッグイシュー日本版 69号
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購入日時 | 平成19年4月2日(月)
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購入場所 | 新宿西口
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表紙(P1)
表紙は西原恵理子さんの絵で、「イシューこうてや」と言っています。
帰りの電車の中でビッグイシューを読んでいると、前に座っていた子供がこの絵をじっと見ていました。それだけインパクトがあります。
西原恵理子さんが表紙を描かなければ、おそらく表紙はスペシャルインタビューのジェイムス・モリソンになっていたでしょうが、日本での知名度を勘案するに、これでよかったのでしょう。
ストリート・エコノミックス34 世界同時株安(P5)
2月末〜3月初めに起こった中国発世界同時株安について述べています。「通貨と金融のグローバル劇場は、いよいよこれからが恐怖芝居の始まりとなる」と結んでおり、まだまだこのようなショックが起こることを暗示しています。
増えるEU内の移住 その1
EU加盟後、60万人が西欧に移住。ポーランド家族の今(P8-9)
「その1」ということは、続編が作られるということですか。
それはさておき、「ポーランドから来た配管工」の送り手・ポーランド側の問題を取り上げています。その問題点を要約すると…
・両親が出稼ぎに出て子供が取り残される。で、その子供がグレる。
・劣悪な労働環境
・移住者のホームレス化
・二重家族。移住先とポーランドにそれぞれ家庭を持つ。
・過疎化。働ける人間は町・村を出て行ってしまった。
特集 わからない? だから面白い
P10のイラストはシャーロック・ホームズ(作:いしずえみつる)。名探偵ホームズでさえわからない謎を凡人の我々がわかるのだろうか? とはいえ、「わからない」を楽しむってのは推理小説を読んでいて感じることができますから、ホームズを持ってくるのはあながち場違いではありますまい。
さて、ここで私から皆さんに、「わからない」をちょっとばかり出してみましょう。
「目的は手段を正当化できるか?」
「人はどこから来てどこへ行くのか?」
そもさん。すぐには答えを出せるものではありますまい。
(続く)
著・泉獺(H19.4/14)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第69号」(有)ビッグイシュー日本 2007年4月1日
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