「ビッグイシュー」購入と分析26
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今回の分析対象 | ビッグイシュー日本版 第29号
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購入日時 | 平成17年6月6日(月)
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購入場所 | 新宿南口?
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表紙(P1)
表紙を飾るのはマライア・キャリー(Mariah Carey)。遠目で見ると安室奈美江かと思った。
Books 時と時間(P26)
通常、私は書評に対してコメントすることはない。というのは、読んだことのない書物ばかりが登場してくるからだ。だれか、『失われた時を求めて』を制覇した奴はいるか? いるとしたら、おあいにく様、アンタはマイノリティだ。私もいつかはそのマイノリティの中に入ってみようかなとも考えているが、私は既に多くの分野でマイノリティなので(CWシナリオを作ってる奴も少なくなったな!)、もういっちょマイノリティをプラスしてやろうなんて、積極的に思ったりしない。
ああ、話がそれちまった。ええと、書評か。私もこう見えて読書家で、ドストエフスキー『罪と罰』やトルストイ『戦争と平和』を読破したことがあるんだ。
それでも、月に2回発行されるビッグイシューの書評に出てくる本と、私の読んだことのある本とがかぶらないのは、それだけ本が多いということだ。それを確かめようと思ったら、ちょっとした大型書店や図書館に行ってごらん。一生かかっても読みきれないほどの分量があるから。
さて、今回の書評だが、紹介された5冊のいずれも、私は読破したことがない。ミヒャエル・エンデ『モモ』だけが受験勉強の教材として使われていただけだ。
しかしながら、私は次の一文に出会った。『モモ』についてのくだりだ。
「同じ作者の短編集『鏡の中の鏡―迷宮―』は、一見すると意味不明の話が次から次へと続く短編集であるが、注意深く読むと、前の話と次の話との間には共通するものがあって、それが連綿として続き、最後の話は最初の話とつながるという、連環構造になっているのである。そしてそれぞれの話の中には鋭い風刺があることを忘れてはなるまい。
テレビを見ない人のためのテレビ時評
『A』久米宏が醸し出す「老い」の哀しみ(P28)
久米宏がニュースステーションを終えて1年後にテレビに復帰した番組「A」についての論評。
「A」は視聴率が1桁に低迷しているとか。こりゃあ寿命が短いな。ニッポン放送に出た時は面白かったのになー。そうだ、「A」が打ち切りになったらラジオに出るんだ。「久米宏のオールナイトニッポン」を、「報道ステーション」をやっている時間帯にぶつけてみるってのはどうだい?
(続く)
著・泉獺(H17.6/10)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第29号」(有)ビッグイシュー日本 2005年6月1日
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