「ビッグイシュー」購入と分析76
「ビッグイシュー」購入と分析1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75
今回の分析対象 | ビッグイシュー日本版 79号
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購入日時 | 平成19年9月16日(日)
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購入場所 | 新宿都庁付近
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悪夢になったアメリカンドリーム――在米30年のメキシコ人家族の苦難(P7)
「合法的」な移民が「移民・税関法執行局」の取締りで不法移民同然の扱いを受けているとの事。まあ、アメリカンドリームと言ったって、成功できるのはほんの一握りですがね。中流階級に入ればいい方で、成功できなかった人間は夢破れて故郷に帰るか、下層民として留まるか…。
ノーンギシュの日々1(P8-9)
ケニア・マサイマラの獣医・滝明日香さんの新連載コラムです。この人はたしか、75号(P18-20)に登場していましたな。
で、今回のコラムのタイトルが「はちゃめちゃサバンナ生活の始まり」とあり、実際に「はちゃめちゃ」な目に遭っています。廃屋を見つけて、「修理すれば住むことができるだろうと安易な考えで」その家に引っ越してみたら、修理には「相当な出費と労力が必要とされた」そうな。そんなこと、下見の段階である程度は把握できるのですが…。どうやら、この人の性格も「はちゃめちゃ」なようです。
受刑者更生プログラム「ジェイル・ギター・ドアーズ」(P9)
イギリスの受刑者にギターを持たせるという更生プログラム「ジェイル・ギター・ドアーズ」が成果を上げているとの事。
そういえばエルビス・プレスリー主演の映画に「監獄ロック」というのがありましたな。受刑者(エルビス)が刑務所の中でギターと出会い、それが契機となって出所後はロック・スターになるという筋書きです。
そのうち、この更生プログラムから「監獄ロック」の主人公にようなスターが誕生するかもしれませんなあ。
ビッグイシュー日本創刊4周年へのメッセージ(P10)
ジョン・バード氏(ビッグイシュー創設者)とメル・ヤング氏(ホームレスサッカーワールドカップ会長)英文の短いメッセージを寄せています。勿論、和訳付ですので英語が読めなくても大丈夫。ちなみに内容は、一般的な祝辞といったレベルのもので取り立てて新規な内容を含んではいません。
特集 海に愛を、食卓に魚を。(P11-18)
漁業の諸問題を特集。
世界の当事者になる VOL.24(P19)
雨宮処凛さんのコラム。今回は高遠菜穂子さんとの会談を取り上げています。
皆さん、高遠菜穂子さんを憶えていますか? …多分、名前だけ聞いて思い出せる人は少ないんじゃないでしょうか。かく言う私も、コラムの中の説明文を読んで「ああ、そうか」と思い出したくらいです。
この人は3年前にイラクで人質になり、結局は生還できたわけですが、日本では「自己責任」の旗の下に散々バッシングされました。たしか、このバッシングを題材にした映画も作られたんじゃなかったかなあ。
(続く)
著・泉獺(H19.9/25)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 79号」(有)ビッグイシュー日本 2007年9月15日
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