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「ビッグイシュー」購入と分析65


「ビッグイシュー」購入と分析1011121314151617181920212223242526272829303132333435363738394041424344454647484950515253545556575859606162636264

今回の分析対象ビッグイシュー日本版 68号
購入日時平成19年3月17日(土)
購入場所飯田橋

ストリート・エコノミックス33(P6)
 日本のホワイトカラー・エグゼンプション(WCE)とフランスの初期雇用契約(CPE)が、市民の反対で潰れたことについて述べ、「詰めの甘い押しつけは、洋の東西を問わず市民的逆襲の制裁をこうむる」と結んでいます。
 そういえば残業代ゼロ法案なんて、企業が残業代と言う人件費を削るためのものだってことがバレバレでしたからなあ。プッシュしていた財界は、そこんところがわかっちゃいなかったんでしょうか?

劣悪な環境、搾取される外国人労働者がつくる太陽と砂の楽園ドバイ――ドバイ、外国からの労働者が人口の80%を占める(P7-8)
 ドバイに限らず、世界では大なり小なり「労働者の深刻な人権侵害」があります。例えば中国の炭鉱では公式発表より多くの死者が出ているし、日本では不法残留の外国人を低賃金で働かせています。
 かといって、このような「人権侵害」を私は肯定するつもりはありません。こういう問題を放置しておけば、暴動に発展することが目に見えているからです。
 ではどうすればいいのか? 3つ挙げます。
(1)ストライキ…記事の本文中にも、ストライキを決行してそれが結果的に労働法の見直しにつながったとあり、効果はあります。
(2)マスコミの活用…マスコミは第四の権力と言われるぐらい力があり、これをりようしない手はない。
(3)スーパーオルガナイザー…労働者を団結させ、労働組合を組織化させる人物が必要。

特集 進化する絵本の魅力(P11-18)
 P11のイラストは絵本「はらぺこあおむし」を想起させます。
 さて、ここで紹介されている絵本の数々を見ていると、殆ど知りません。かろうじて「すてきな三にんぐみ」「ぞうのエルマー」の表紙だけが記憶に残っているくらいです。まあ、私が絵本を読まなくなってから出てきたものもありますから、知らなくても恥ではありますまい。
 ちなみに私が読んだ絵本は、「モチモチの木」「グリとグラ」「かいじゅうたちのいるところ」などです。これで世代がわかってしまうかな?

世界の当事者になる VOl.13
 雨宮処凛さんのコラム。今回は石原慎太郎東京都知事との対談をネタにしています。
 このコラムの中で雨宮さんは石原氏を「巨大ないじめっ子」と批判しています。
 で、おりしも今(この原稿を執筆している時点)では都知事選の真っ最中。このコラムを読んで雨宮さんの意見に同意した都民は石原氏に投票しないのではないでしょうか。

ART(P25)
 中内渚さんのスケッチ3点を掲載。高級な本の扉絵に出てきそうな絵ですなあ。

TVうらおもて35(P28)
 国会中継が面白い、とのこと。
 そういえば松岡利勝大臣の「ナントカ還元水」が出てくるところなんて、確かに笑えます。又、これはユーチューブで観たのですが、亀井静香氏が安倍首相に「池田大作に会ったのか?」と訊ねるところも面白い。

次号予告(P31)
 スペシャルインタビューはジェームス・モリソン。…誰?

(続く)
著・泉獺(H19.3/30)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第68号」(有)ビッグイシュー日本 2007年3月15日

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