「ビッグイシュー」購入と分析104
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今回の分析対象 | ビッグイシュー日本版 107号
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購入日時 | 平成20年11月15日(土)
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購入場所 | 新宿西口
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表紙(P1)
表紙を飾るのは、スペシャルトークの茂木健一郎さん(写真ではなくなぜかイラスト)。一応、この号のスペシャルインタビューにはアリシア・キーズがいるのですが、
茂木健一郎 > アリシア・キーズ
ということなので表紙は茂木さんになったのでしょう。
スペシャルトーク 茂木健一郎――ビッグイシューは日本社会の欠落を補うキラーパスじゃないかと思う(P4-7)
茂木健一郎氏の講演を掲載したもの。
ところどころに脳科学者ならではの専門用語(例:人間の例外処理能力、ミラーニューロンなど)が出てきて、初心者にはとっつきにくいかもしれません。
ところで、スティーヴン・ホーキング『ホーキング宇宙を語る』の後書きでホーキング博士は、ニュートン以後は哲学と化学が分離したことを指摘していました。しかし、茂木氏の講演を読んでみると、偶有性(コンティジェンシー)といったような哲学の領域に入る話もしており、ここにおいて科学と哲学が融合していると感じました。
現代のアメリカは取り残された第三世界が存在する――米国人作家、ジャームズ・リー・バークは語る(P10-11)
「取り残された第三世界」とは、ハリケーン・カトリーナで被災した人たちのようなアメリカの貧困層のことを指すものと思われます。
共和党のブッシュ政権は金持ち優遇政策を取っていて、そのしわ寄せが貧困層に来ましたけど、民主党のオバマ政権になればこの金持ち優遇政策は変わるはず。さて、どうなるか?
ライフパレット通信Vol.1 医療崩壊のお話(P11)
新しいコラムが始まったのかと思って読んでみると、コラムニストの名前がない。よくよくチェックしてみると、左上に小さく「広告」と銘打っていました。なあるほど、広告記事でしたか。
ちなみに、書いてあることは今言われていることばかりで特に目新しい事柄は見受けられませんでした。まあ、今後の展開に期待、といったところでしょうか。
世界・アジア・日本(P22)
11月22日はボタンの日ということでボタンを取り上げています。私が今着ているジャケットの袖口にもボタンが着いていますが、殆ど装飾用ですな。
ART(P23)
前納長武(マエノ・オサム)さんのイラスト2点を掲載。いずれも大きな円が描かれており、マンダラを想起させます。
次号予告(P34)
次号(108号)のスペシャルインタビューはミック・ジャガー(ザ・ローリング・ストーンズ)。特集は「リアルライフ特集 忘れられない贈り物」。贈り物といえば、お歳暮やクリスマスプレゼントの季節ですな。
(続く)
著・泉獺(H20.12/2)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 107号」(有)ビッグイシュー日本 2008年11月15日
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