「ビッグイシュー」購入と分析63
「ビッグイシュー」購入と分析1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62
今回の分析対象 | ビッグイシュー日本版 66号
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購入日時 | 平成19年2月17日(土)
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購入場所 | 新宿西口
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スペシャルインタビュー ドリュー・バリモア(P4-6)
ドリュー・バリモアは表紙も飾っていますが、表紙とP4の写真を見比べてみると、「ん? 同一人物!?」との念を禁じえません。表紙のドリューは黒髪で目尻に皺があり、P4のドリューは金髪でメイクもバッチリ。この落差は一体…。
ストリート・エコノミックス31(P6)
簡単にまとめると、「社会的責任を全うしない企業は市場から追い出される」ということ。
ストリートアーティスト――ブレック・ル・ラット(P8-10)
フランス人ストリート・アーティスト、ブレック・ル・ラット(Blek le Rat)に関する記事。パリの路上でグラフィティ(落書き)を描き出しています。
私は下北沢へ行くことがたまにあるのですが、下北沢にも落書きがあります。しかし、それらの落書きを見ると、ただ自己主張したいだけのマーキングが目に付きます。ラットの作品のような「社会的メッセージ」や洗練さなど望むべくもない。
特集 自殺させない社会へ(P11-20)
日本の自殺問題を特集しています。ちなみに、P11の「Suicide, a Social Problem, Not a Personal」は、「自殺は個人の問題ではなく、社会の問題だ」という意味です。
各記事では、NPO、精神科医、弁護士など様々な立場の人が様々なアプローチで自殺問題に取り組んでいます。このことだけを見ても自殺問題は複雑であり、忙しい人たちが求める「問題の単純化」が愚かしく思えます。
「なぜあの人は自殺したのか?」との問いに、ズバッと一言で答えてそれで済ませられるものではありますまい。
最後に、記事で紹介されていたサイトへのリンクを貼っておきます。
・ライフリンク
・こころのカフェ きょうと
・GPネット
逃亡の想像力を手放さない――反戦と抵抗の祭<フェスタ>2006(P20)
昨年11月26日、表参道になまはげが出現して、「ネオリベ」や「市場原理主義者」たちを吊るし上げたそうな。…全然知りませんでした。大手マスコミが取り上げないからかな?
それはさておき、このパフォーマンスには、既存の価値観をぶっ壊す(逃亡のススメ)痛快さが感じられます。
世界の当事者になるVol.11(P21)
雨宮処凛さんのコラム。今回は「こわれ者の祭典」を取り上げています。
私はかつて、上のポエトリカンジャムで彼らのパフォーマンスを見たことがあります。不のエネルギーを逆転させている有様に私は驚いた記憶があります。
確かに彼らは凄い、「こわれ者」であることを肯定して生きているから。しかし、彼らは「こわれ者」ゆえに「メジャーデビュー」は出来ないでしょう(頭の固い連中が権力を握っている限りは)。
ART(P26)
田中洋喜さんの作品3点を掲載。ピンボケした写真のような人物画です。一つ間違えばホラー映画の1シーンと見紛う雰囲気が感じられます。
TVうらおもて33(P29)
伊藤悟氏のコラム。今回のテーマは「放送大学」。そろそろ「あるある」ネタをかますかと思ったら、放送大学と来ましたか。
確かに、自宅で映像の垂れ流しを受け止めるよりも、教室に足を運んでじかに聴講した方が集中できます。
(続く)
著・泉獺(H19.2/27)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第66号」(有)ビッグイシュー日本 2007年2月15日
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