「ビッグイシュー」購入と分析27
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今回の分析対象 | ビッグイシュー日本版 第30号
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購入日時 | 平成17年6月22日(水)
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購入場所 | 新宿西口
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この日は、朝、雨が降っていました。昼には雨がやんで、私は夕方に新宿へ。新宿南口へ行ったものの売り子を発見できず(雨が降っていたからかな?)、新宿西口でようやく見つけました。あ〜、よかった〜。
表紙(P1)
表紙を飾るのは、都会のビル群を背景にどこか遠くを見つめているような表情のブルース・ウィリス(Bruce Willis)。今号のスペシャルインタビューの人です。
表紙を詳細に眺めると、背景と人物を合成した画像じゃないかと思えてきました。30号を持っている方はよく御覧あれ、ウィリスの輪郭を。
すすむ緩慢で確実な大虐殺
――忘れられた紛争、西パプアは第二の東ティモール?(P6-7)
国際社会から見捨てられた状態にある、という点では9・11テロ以前のアフガニスタンに似ているし、インドネシアから入植が続いている、という点ではチベットに似ている。
飲み水は商品? それとも権利?
――ナミビアの水道事情(P16-17)
水道水を商売の種にしたら(水道事業を民営化したら)こんなんなりました、というレポート。欧米の悪徳大企業がアフリカの弱者たちを搾取する、という構図は珍しくないものの、読んでいて腹が立ちます。
日本の場合、「地方では水道整備などインフラに投入する資金不足のため、民営化を考える自治体が増えている」(P17)ものの、民営化しようと考えているのはかなりの少数派であり、水道事業民営化の機運は限りなくゼロに近いといっても過言ではありません。なぜならば、日本は「優秀なサービスを提供」しているから、わざわざ民営化する必要がない。水道水をそのまま飲めるんですから。
(続く)
著・泉獺(H17.7/5)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第30号」(有)ビッグイシュー日本 2005年6月15日
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