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「ビッグイシュー」購入と分析59


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今回の分析対象ビッグイシュー日本版 62号
購入日時平成18年12月2日(土)
購入場所新宿

「ムーブUK」新しい住宅交換制度は住宅危機の解決策か?(P7)
 「ムーブUK」とは、簡単に説明すると、都会のクソ狭い住居に住む老人や貧乏人らと、田舎に住んでいて都会に移住したい人間とが、住宅を交換するという制度です。(記事を基に少々乱暴に説明しました。)
 なぜこんなことをするかというと、イギリスの都会は住宅難だからです。化石みたいな古めかしいオンボロの建物をブッ潰して、高層マンションをドッカンドッカン建てまくれば少しは解消されるかもしれませんが、そんなことは歴史と文化の重みが許さない(まあ、イギリス文化なんてクソ喰らえと思うのなら別ですけどね)。それならということで、「国立公園が将来の住宅候補地として挙げられる」始末(公園を住宅地にしちゃったら、都会から緑地がなくなってしまう!)。
 ちなみに、日本の場合、老人が大挙して田舎へ移住すれば、医療費や高齢者補助など、移住先の自治体の財政負担が増大するので、地方はこの制度の導入に、こう言って反対するでしょう。「負担を地方に押し付けるつもりか!」とね。

アル・ゴア(Al Gore) 温暖化解決、残された時間は10年もない(P8-9)
 大統領選に「敗北」したアル・ゴア氏がその後、環境問題に取り組んでいたというのは、町山智宏氏の話を通じて知っていました。しかし「残された時間は10年もない」とは…。
 尚、記事は「待望論が高まりを見せれば、アル・ゴアが再び大統領候補の一人になることも考えられなくもない」と希望的観測を交えて結んでいますが、その前にアメリカ人の資源・エネルギーの無駄遣いをする精神をどうにかしないといけませんな。

特集 いま瀬戸際、日本のHIV&エイズ(P11-18)
 「天災は忘れた頃にやってくる」といいますが、「感染爆発」が忘れた頃にやってくるということでしょうか。あるいは、「政府はこうなることを予見できたのに無為無策で感染爆発を起こしてしまった。だからこれは人災だ」という非難が起こるんでしょうか。

ART アート作品(P24)
 堀本勇樹さんの作品3点を掲載。
 右下のウサギがヤバくて面白い。気持ちのよくなるハッパをヤッたのでしょうか、口から紫色の煙をモクモクと出し、目が完全にイッちゃってます。好きだなあ、こういうの。

MOVIE いちおし映画レビュー(P27)
 「エンロン」と「ダーウィンの悪夢」を紹介。どちらも社会派のドキュメンタリーです。実にビッグイシューらしい、賢明なチョイスですな。

(続く)
著・泉獺(H18.12/14)
【参考文献】
「ビッグイシュー日本版 第62号」(有)ビッグイシュー日本 2006年12月1日

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