月
(C)カズくん kaz9n@hotmail.com
まずは伊藤郁子&佐藤監督というセラムンコンビ。もっともキャラデザとしてはセラムンよりまほTai!の方が近いですな。原案が伊藤郁子というのが目を引きます。バレエがベースになったお話で、全編「くるみ割り人形」がバックに流れたりしてます。1話サブタイトルのドイツ語はまさに「くるみ割り(人形)・花のワルツ」です。
キャストは主役のあひるに加藤 奈々絵。ワるきゅーレの猫耳Dなどの声を当ててます。もちろん主役は初めてでしょう。そしてお友達のりりえ役で白鳥由里さん。久々でんな〜。ちょっとうれしいぞ。
まぁ、あまり深く考えなくても猫先生やアリクイ美の絵なんて見ているだけでも面白いです。ついでに露骨な反応を見せるりりえちゃんもかな〜りグッドです(笑)。
前回に引き続き分かりやすく話を持っていってくれました。それにしても斬新な戦闘(?)シーンです。美しい。
「みゅうとはおばかさんでいいの」というるうは、彼を死の世界に連れて行こうとする"ジゼル"とウィリの死の舞踏に対抗します。でも冒頭のシーンの通り途中で倒れ、プリンセスチュチュ登場。悲しみという心のかけらを取り戻すことに成功します。
先週に続いてマイナスの心のかけらで、このままでは超鬱人間になってしまうのでは?と思ったら、最後にドロッセルマイヤーにそう突っ込まれていた。この三谷昇さんとナレータの岸田今日子さんの存在感は大きいです。
さて今回は慈しみの心を取り戻すみゅうとですが、それを見てるうちゃんは驚き、逃げ出してしまいます。ふぁきあとるうちゃんは確信犯でみゅうとの心を封じておこうとしているのだと思っていましたが、そうではないようです(少なくとも現段階では)。とすると、心を取り戻すのを恐れるのは、なぜかな?
今回の話は心の隙間に取り付こうとしたけど旦那が上手く塞いでくれたので無事だった、ということでしょうか。あらまほしきはよき伴侶かな。ネコ先生も結婚したいわけです。
が、おかげで(?)恐れの感情を取り戻したみゅうとを見たあひるは大ショック。
でも確か前に(悲しみの心の時か?)「これもあなたの大切な心」と言っていたような気がしたけど、プリンセスチュチュでないときにはそんなに達観できないのか、それとも「プリンセスチュチュが怖い」と名指しされてしまったからなのか…。
あひる声に磨きがかかったようでよろしい。そのあひるはチュチュであることをやめようとします。ドロッセルマイヤーが直接説得に乗り出すも、ついつい本音を語ってしまい(笑)失敗。
しかしみゅうとに説得され、また心を戻してあげようとするチュチュの前にプリンセスクレイル登場! とうとうるうちゃんが本性を現しましたよ。るうちゃんの髪の色がカラスを連想させてましたね。
さてふぁきあの本性は何だろう? 悪人じゃないような気がしてきた。
るうちゃんは無自覚のままクレイルになったようです。その間で苦しむというドロッセルマイヤーも大喜びの展開。一方、ふぁきあはどうやら一番事情を把握しているよう。こちらはやおーなお姉さんたちが大喜びの展開と言ったところでしょうか。
「お話にプリンセスは2人もいらない」とのことですが、私、12人くらい出てくるお話を知ってるんですが(ぉ。
さぁ、ペンダントのお陰でチュチュの正体がふぁきあにばれてしまった !? お互いの歯車ががっちりかみ合ってぐるぐる回っているのが象徴的です。
「危険だ、その行動は実に危険だ」というドロッセルマイヤーが本当に嬉しそう。
一方、敵役のるうちゃんも切ない心境を覗かせてくれます。ここでドロッセルマイヤーの存在に気付いているところがポイントか。
三角関係がいい感じに展開しそうです。でも15分(正味10分?)はあまりにも短いなぁ。
みゅうとが心を取り戻すほど悪に染まっていくとすると、きれいにみんな不幸になれますね。大鴉が出てきたお陰で、ドロッセルマイヤーが手を下さなくてもいい感じ(?)になっていきます。
みゅうとが女の子をたらし込む様を見るのが最近楽しみです。あまり参考にはなりませんが(ぉ。これからもこのパターンで話が進むのかな?
幽霊騎士がそうであったように、自分も戦いに居場所を求めるふぁきあですが結局チュチュを守る役には立てず。兄さん、背中が煤けてるぜ…。
一方、ラブレターに対するふぁきあの反応があひるの予想通りと、二人の間はさらに近づいているような感じです。大ガラスとの決着が付いたときにどうなるか、見物です。
そうそう、ライサンダーって某ゴールキーパーにそっくりですね:-)