remove
powerd by nog twitter

2002年総括

〜カズくん的に2002年アニメを振り返る〜

「カズくんのオタおた日記」を始めてからもう1年が経ちました。自分の好きなことを、まったくもって自己満足的に好き勝手に書いて過ごしてきましたが、年の瀬にちょっと今年を振り返り、まとめとしてカズくん的ベストキャラ賞・作品賞・声優賞・アニソン賞などを選んでみたいと思います。

まずは、以下のリストを見てください。これが私がこの一年見たアニメです(リンクは各感想ページに飛びます)。

前年から引き続き放送:「i wish you were here」「Dr.リンにきいてみて!」「まほろまてぃっく」「X」「ちっちゃな雪使いシュガー」「ヒカルの碁」「Hellsing」「犬夜叉

1月:「フルメタルパニック!」「おねがい☆ティーチャー」「アクエリアンエイジ」「ラーゼフォン」「パタパタ飛行船の冒険」「アーケードゲーマーふぶき」「Kanon」「ギャラクシーエンジェル

4月:「ちょびっツ」「.hack//SIGN」「満月をさがして」「東京ミュウミュウ」「ミルモでポン!」「りぜるまいん」「天使な小生意気」「ぴたテン」「HAPPY★LESSON」「十二国記」「あずまんが大王」「藍より青し」「王ドロボウJING

7月:「Witch Hunter ROBIN」「円盤皇女ワるきゅーレ

8月:「プリンセスチュチュ

9月:「キングゲイナー

10月:「シスタープリンセス RePure」「piano」「Kiddy Grade」「ギャラクシーエンジェル(第3期)」「ヒートガイジェイ

…すごい数ですね。もっとも他の感想サイトではそれこそ週に何十本もレビューされている方もいますのでそれと比べたらお話にならないくらい少ないですが。それはつまり、上記の作品たちはカズくん的にフィルタリングされたものであり、放送本数はもっとずっと多いと言うことです。ご承知の通り、ここ2,3年はアニメの本数は増え、放送期間は短くなる傾向にあります。したがってそれなりに支持された作品でも一気に盛り上がった後はすぐに忘れ去られてしまったりします。それでは作品もキャラクターも可哀想なので、それらを思い出しつつ、(カズくん的趣味で)各賞を選んでみたいと思います。

ベストキャラ賞

まず私が今年もっとも萌えたキャラ。萌えを語るサイトであり、またストーリーも演出もキャラ萌えのためにあると思っている私としてはこの賞から始めます。お気に入りのキャラは「My Best Heroines」ページで語ってますが、そちらは評価が定まったものを挙げているので新しいキャラはあまり入っていません。そこで「今週のヒロインちゃん」で選んでいるキャラを中心にノミネートしてみましょう。

キャラクター名 作品名
まほろ まほろまてぃっく
みずほ おねがい☆ティーチャー
おねがい☆ティーチャー
テレサ・テスタロッサ フルメタルパニック!
鬼咒 嵐 X
サガ ちっちゃな雪使いシュガー
.hack//SIGN
きさらぎ HAPPY★LESSON
みなづき HAPPY★LESSON
藍より青し
ミラベル 王ドロボウJING
ちぃ ちょびっツ
いちご 東京ミュウミュウ
紫亜 ぴたテン
みんと 東京ミュウミュウ
あかり ヒカルの碁
ちか 藍より青し
蓉可 十二国記
可憐 シスタープリンセスRePure
ミント ギャラクシーエンジェル
リュミエール Kiddy Grade
千影 シスタープリンセスRePure
四葉 シスタープリンセスRePure
珠晶 十二国記
咲耶 シスタープリンセスRePure
白雪 シスタープリンセスRePure

やはり作品に偏りがありますが、萌えを基準に選ぶとこうなるところでしょう。しかし、もっとも萌えからは遠いと思われる十二国記から蓉可さんと珠晶と2人もノミネートされているのは意外です。リストはだいたい古い順に並んでますが、テレサ様(フルメタ)やサガ(シュガー)、(X)なんかは今年だったっけ?というくらい懐かしいです。おねティのみずほ先生やたんは最近13話が出たこともあってそうでもないですが。.hackなんかはちゃんのためだけに見てました。ちぃ(ちょびっツ)や(藍青)ちゃんは王道萌えと言えますが、それゆえに最初は敬遠してました(その後、陥落)。キャラ萌えアニメのようだがなかなか掘り下げてくれなかったのでキャラ萌えしにくかった東京ミュウミュウからはいちごみんとがノミネート。最近の作品では、リュミエール(Kiddy Grade)ちゃんなどもいますが、キャラ萌えの王道シスタープリンセスからは可憐咲耶千影四葉白雪となんと5人も上がってます。

この中で「My Best Heroines」にも入っているのは紫亜(ぴたテン)さんとまほろ(まほろまてぃっく)さんとミント(GA)様です。しかし、まほろさんは「もっと美しいもの」でギャグに傾いているところがどうもしっくりこない、ミント様は最近ヴァニラさんにやられっぱなしと最近評価が落ち気味なところが気になります。

というわけで、ノミネートされた26人からベストキャラ賞を選ぶと…やはり常に控えめ、家事ばっちり、天然系でひたすらに安らぎを感じさせ、天使のような声で囁いてくれる実は悪魔の

紫亜さん

に決定したいと思います。ぱちぱちぱち。

次点は同じ話の感想を3回も書いてしまった可憐ちゃん。

ベスト作品賞

やはり作品の評価は終了したものでないとできないと言うことで、以下のようにノミネートします。

作品 評価
まほろまてぃっく やはり見せ方というか演出がうまい。しかし1作目は結末が納得いかなかったのが残念。
ちっちゃな雪使いシュガー 妖精との出会いと別れを丹念に描いていたのが好印象。ただ中だるみが結構あった。
おねがい☆ティーチャー 「ドキワク体験」という言葉がすべてを表している。ただ特に13話など、想像(妄想)の入る余地がなかったりするので意外に萌えられない。
アクエリアンエイジ ストーリー不在の作品が多い中、きちんと「完成(完結)された」作品。
ギャラクシーエンジェル キャラ萌えとギャグの程良い融合。9回しかなかったのが惜しい(その分、今やっているわけだが)。
ちょびっツ 無垢なちぃの描写が胸に迫る。が、ロボットと人間との関係というテーマは全く未消化のまま終わってしまった。
ぴたテン 私にとっては紫亜さんを見るために存在した番組。最終回周辺の美紗はよかったが、その良さがもっと最初の頃から出ていれば良かった。
あずまんが大王 基本的にはギャグアニメながらも、ときどきツボを突く演出ではっとさせられることがあった。しかし原作から入った人の評価はおしなべて低い。
シスタープリンセス RePure キャラ萌えアニメの最高峰。しかしストーリーはないようなもの。

あえてマイナス面も触れてみました。どこに評価基準を持ってくるかで結果は全く変わりますが、以上の10作品から私が選びますと…ここは、

「シスタープリンセス RePure」

に決定したいと思います。 …ほんとに作品として良かったのか?と聞かれそうな決定ですが、受賞理由は「キャラ萌えだったから」ではなく、「キャラ萌え」を描くという戦略がきわめて明確でぶれがなかったことにあります。30分枠を妹たちとの関係とそれぞれの妹のエピソードとに分けて間延びするのを防ぎ、かつ必要な作画・演出を確保したこと。特にキャラクターズではキャラクターの魅力を正しい方向(それぞれキャラのファンが納得できる方向)に掘り下げることに成功していることが挙げられます。 もう少しストーリーズがちゃんとしていればベスト「作品」賞として推すことに躊躇しなくて済んだのですが、それを差し引いても良くできていたと思いました。

ベスト声優賞

客観的に見て、今年一番活躍した声優さんは?と言われたらやはり川澄綾子さんを挙げずにはいられないでしょう。今年もいろいろな作品に出演し、主役級のも少なくないです(まほろ、葵、美雨、千影)。しかしここは私の個人的な趣味が評価基準になりますので、他の方も対象になってきます。

まず名塚佳織さん。.hackの昴役ですがそのたどたどしいしゃべり方にはずいぶん萌えさせてもらいました。が、「だぁだぁだぁ」などをみると素でたどたどしいみたいなので、これは配役がうまかった面があります。お次は沢城みゆきさん。個人的に若手イチオシの彼女はGAのミント、ぴたテンの湖太郎などをみると実力は十分です。もっといろいろな作品に出て欲しいのですが…。あとは意外(?)な才能を見せた釘宮理恵さん。りぜんまいんのりぜるや、ミルモでポン!のムルモなどかなりキワモノっぽいしゃべり口しか印象になかったのですが、十二国記の泰麒で印象ががらっと変わりました。演技のレパートリーが広いのですね。

もし若手から選ぶとなれば前段の3人のうち誰かですが、ここは「ベスト」ですから中堅以上から選びたいところです。冒頭の川澄さんを始め、美紗(ぴたテン)・蘭花(GA)・苺(おねティ)役の田村ゆかりさん(三役三様ですね)、咲耶(シスプリ)役の堀江由衣さん、ちぃ(ちょびっツ)役の田中理恵さんなども活躍されましたが、ここではベストキャラ賞に3人もノミネートされなによりもベストキャラ賞になった紫亜を演じた、

ゆかなさん

に決定したいと思います。ぱちぱちぱち。ゆかなさんの声はほんとに柔らかくて高くてきれいです。まさに世に言うところの癒し系ですが、これを堅めにするとテレサ様のキレたバージョンにもなり、その演じ分けもお見事。今クールは私が見ている番組には出ていないようですが、また声を聞きたいものです。

その他、声優に関する考察は「バーチャルスター声優学」へ。

ベストアニソン賞

放映本数が増えればアニソンも増えるというわけで今年も大量のアニソンが登場しました。お気に入りのアニソンは「My Best Ani-Songs」で語っていますが、それを踏まえてノミネートしてみましょう。

曲名 作品名 評価
Shooting Star おねがい☆ティーチャー  KOTOKO 今年はI'veやKOTOKOが前面に出てきた年でもありました。中でもこの曲は何度聞いても飽きが来ない感じがします。作品に相応しい内容になっているところがよいです。
夢見たい★ANGEL隊 ギャラクシーエンジェル エンジェル隊 まさに萌えアニソンの王道。5人の声優さんがかわいく歌い上げてます。「ぐ〜」という合いの手にやられた人も少なくないのではないかと思います。カラオケに行くと必ず歌ってしまう曲でもあります。
ヘミソフィア ラーゼフォン 坂本真綾 真綾ちゃん&菅野よう子節が炸裂。真綾ちゃんはほんとに歌が上手い。彼女の歌唱力あってのこの曲なのでなかなか歌いづらいのが難点か。
Raison d'etre ちょびっツ 田中理恵 ちぃ役の田中理恵さんもまたうまいです。これも作品にあっていてよかったですね。
It's for you 天使な小生意気 三枝夕夏 ここのラインナップではちょっと異色のノミネートですね。落ち着いて聞ける歌です。作品にあっているかどうかは微妙なところですが…。普段アニソンばかり聞いていると新鮮に感じたりします。
Agape 円盤皇女ワるきゅーレ メロキュア 挿入歌として使われ印象的でした。作品は変なところしか印象に残っていませんが。そういう意味ではちょっともったいないくらいいい曲。
FACE ヒートガイジェイ TRY FORCE 唯一の男性ボーカル曲のノミネート。いかに私の趣味が偏っているかを表していますが、同時に格好いい男性ボーカル曲が似合う作品がほとんどないという現状を表してもいます。

以上からベストアニソン賞を選びますと、曲としての作り込みの良さ・作品の雰囲気への合致・その後の展開の点から、

Shooting Star

に決定したいと思います。ぱちぱちぱち。最近ヴォーカルアルバムなども発売されたのも大きかったですね。Shooting Star以外の曲、例えば I can't get over you best smile や LOVE A RIDDLE などもいい歌でお勧めです。

おわりに

まとめると、2002年のカズくん的評価は以下のようになりました。

ベストキャラ賞 紫亜
ベスト作品賞 シスタープリンセス RePure
ベスト声優賞 ゆかな
ベストアニソン賞 Shooting Star

今現在、終了していない番組(かつ私が視聴しているもの)が10本あり、新春からはまた新たに何本かスタートするようです。今年は豊作と言っていい年だったと思いますが(ハズレも多かったですが…)、来年はもっと萌えさせたり感動させたりする番組が出てくることを期待して本年の締めとしたいと思います。

みなさまも良いお年を。