『日本永代蔵』心理学考
これは安澤出海が卒業論文にと作ったものです。全てではありませんが、殆どを卒業論文として提出します。尚、この件に関して担当教授(岡田哲國學院大学教授)の許可は得ております。
―序―
- 「藤市の娘」(巻二ノ一 「世界の借家大将」)
- 藤市の娘の心理をフロイト心理学で読み解き、そこに自分なりの解釈を加えてみる。また、後半部は子供の遊びについて言及。H14.10/12
- 「神鳴の意味するもの」(巻二ノ二 「怪我の冬神鳴」)
- 神鳴が喜平次一家を襲い、鍋釜を破壊したのはどういうわけか。この神鳴はどんな意味を持つのか。又、挿絵の雷神は何なのか。その心理学的考察。(未完)
- 「犬肉の薬効」(巻二ノ三 「才覚を笠に着る大黒」)
- 新六は犬の黒焼きを「狼の黒焼」と称して売った。果たしてその薬効やいかに…。H14.9/29
- 「新六への対処」(巻二ノ三 「才覚を笠に着る大黒」)
- 大黒屋の手代たちはなぜ一丸となって粉飾決算に走ったのか。そこに日本的なるもの、「集団主義」「場の倫理」「母性社会」を見る。H14.11/24
- 「『ゑびす』の正体」(巻二ノ四 「天狗は家な風車」)
- 「ゑびす」を心理学で読み解いてゆくと、どうなるであろうか。ユング心理学とフロイト心理学の視点で読み解いて行く。H14.11/23
- 「発狂と火車」(巻四ノ四 「茶の十徳も一度にみな」)
- 利助はなぜ発狂したのか。そして利助の死体を持ち去ったものは何者なのか。フロイト心理学とユング心理学の視点から読み解く。(未完)
- 「小者のトリックスター性」(巻六ノ二 「見立て養子が利發」)
- 養子におさまった小者の「あまんじゃく性」「トリックスター性」を検証してみる。(未完)
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