第1章 国鉄改革についての基本認識
*******鉄道の未来を築くために*******
- 国鉄経営は危機的状況にある
- 鉄道は今後とも重要な役割を担う
- 国鉄改革は今行う必要がある
- 国鉄経営はなぜ破綻したのか
- 原因は現行制度に内在する
(1)公社制度の問題
@外部からの干渉
A経営の自主性の喪失
B不正常な労使関係
C事業範囲の制約
(2)全国一元的組織の問題
@経営管理の限界を超えていること
A画一的な運営
B不合理な依存関係
C競争意識が働かないこと
D分権化についての考え方 - 現行制度での再建はもはや不可能である
(1)現行制度を維持すべき特別の意義はあるのか
@全国ネットワーク論
A全国一律運賃制
Bシビルミニマムとしての輸送の確保
(2)分割・民営化はローカル線の切り捨てにつながるのか
(3)対症療法では再建できない
第二章 効率的な経営形態の確立
- 基本的な考え方
- 旅客部門の分割
(1)考え方
(2)具体的な分割の内容
- 考え方
- 法人の性格
- 規制の程度
- 労働基本権
- 事業範囲
(1)鉄道旅客事業
(2)関連事業
(3)バス事業
(4)鉄道連絡船事業
(5)病院
(6)地域内通信
(7)工場
(8)鉄道学園 - 旅客鉄道会社の収益調整措置
(1)考え方
(2)本州の旅客鉄道会社の調整措置
(3)三島の旅客鉄道会社の調整措置 - 新幹線一括保有方式の内容
- 出資のあり方
- 引離ぎ資産、債務の範囲
(1)引離ぎ資産の範囲
(2)引継ぎ債務の範囲 - 共済制度の取扱い
- 退職手当の取扱い
- 金融・税制措置
(1)金融措置
(2)税制措置 - 運賃上の公共負担
- 今後の新線建設等の考え方
- 旅客鉄道会社の経営見通し
- 経営体制に関する基本的な考え方
- 貨物輸送が事業として成り立つための用件
- 新しい鉄道貨物会社のあり方に関する具体策の策定
- 研究所
- 基幹的通信
- 鉄道公安制度
第三章 国鉄事業再建に際し解決すべき諸問題
- 余剰人員の数
- 基本的な考え方
- 対策の具体的内容
(1)移行前の対策
(2)移行後の対策
@旧国鉄における対策実施の必要性
A教育訓練等の実施
B特別対策対象者の生活への配慮
C当面の就業の場の確保 - 雇用の場の確保
(1)関連企業
(2)公的部門
(3)一般産業界 - 政府の支援
- 立法措置
- 処理すべき長期債務等の種類と金額
- 処理の基本的な考え方
- 長期債務等の配分
(1)国鉄長期債務
(2)年金負担等
(3)3島会社基金
(4)旧国鉄に所属する余剰人員の対策費
(5)鉄建公団建設施設に係る資本費負担
(6)本四公団建設施設に係る資本費負担 - 「旧国鉄」における長期債務等の処理
(1)旧国鉄」の自主財源
@非事業用用地
A新事業体への出資株式
B新幹線保有主体からの収入
(2)最終的に残る長期債務等の処理
@国民負担を求める理由
A処理方策
- 組織の性格
- 業務の内容
- その他
第四章 改革の推進体制及び移行持期等
- 政府
- 国鉄