付論
*******国鉄再建監理委員会答申*******
分割に伴って予想される主要な技術上の問題については本文でも述べたが、具体的問題については次のように対処すれば十分解決が可能である。2.業務能率が低下することはない
(3)乗務員の運用は適切に行なうことができる
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会社間のまたがり本数の多い境界駅については、現在でも、東海道・山陽新幹線の境界駅となる新大阪駅ではすべての運転士が交代しているなど境界駅で乗務員が交代している例が多いので、現在と比べてほとんど乗務員の運用効率を低下させることなく対処することが可能である。
なお、境界駅での乗務員の交代により運用効率が低下することとなる場合には、あらかじめ清算のルールを定めておいて、現状どおり会社間の境界にこだわらず乗務員の運用を行えば、適切に対処することが可能である。