明治28年 鉄道ニュース
播但鉄道 【開業】寺前〜長谷間 1/15
山陽鉄道【新駅開業】白市1/25
奈良鉄道 【開業】 桃山〜玉水間 1/25
九州鉄道 【開業】川尻〜松橋間 1/28
【開業】京都電気鉄道 1/31
京都電気鉄道伏見線【延伸開業】 七条停車場(後の京都駅八条口)〜下油掛(後の京橋)間、日本初の路面電車の営業運転が開始 2/1
甲武鉄道【新駅開業】市ヶ谷 3/6
奈良鉄道 【開業】玉水〜木津間 3/13
両毛鉄道【新駅開業】富山 3/18
川越鉄道 【開業】久米川(仮)〜川越(現在の本川越)間(21.7km)開業(非電化) 3/21
日本鉄道 赤羽〜川口間複線開通 3/
線路名称制定、東海道線と命名 4/1
「新橋〜神戸間」、「大船〜横須賀間」、「大府〜武豊間」、「深谷〜長浜間」、「馬場〜大津間」
線路名称制定、北陸線と命名 4/1
「米原〜敦賀〜金ヶ崎間」
日本鉄道 荒川橋梁が複線化され、上野駅〜大宮駅間【複線化】 4/1
日本鉄道 【新駅開業】長岡(現在の伊達) 4/1
京都電気鉄道木屋町線 東洞院七条〜木屋町二条間【延伸開業】
鴨東線 木屋町二条〜南禅寺間【延伸開業】。東洞院車庫設置
【開業】九州鉄道 小倉〜行事 【新駅開業】城野、刈田、行事 4/1
甲武鉄道 【延伸開業】飯田町〜牛込間(40C≒0.80km) 4/3
【新駅開業】飯田町
山陽鉄道 【新駅開業】上郡、八本松 4/4
【延伸開業】筑豊鉄道 飯塚〜臼井【新駅開業】臼井 4/5
甲武鉄道で観桜列車運行 4/6
総武鉄道【新駅開業】中山 4/12
播但鉄道 【開業】長谷〜生野間、姫路〜飾麿(のちの飾磨港)間 4/17
奈良鉄道 【開業】木津〜奈良間、京都〜奈良間全通 4/18
甲武鉄道 【新駅開業】大久保 5/5
【開業】九州鉄道長崎線 佐賀〜武雄 【新駅開業】山口、北方、武雄 牛津、山口 5/5
関西鉄道【開業】名古屋〜前ヶ須(現在の弥富)間(10M21C≒16.52km) 5/24
【新駅開業】蟹江、前ヶ須(現在の弥富)、桑名
桑名(仮)駅廃止
名古屋〜前ヶ須間、桑名仮〜桑名間(64C≒1.29km)が開業。が開業。桑名仮停車場廃止。
大阪鉄道 【開業】天王寺〜玉造間(2M28C≒3.78km) 5/28
法律第32号 官設鉄道用品資金増加法律 6/18
【新駅開業】桃山、玉造
日本鉄道 【新駅開業】友部(日本鉄道海岸線 土浦〜友部間開業)7/1
日本鉄道 【新駅開業】雀宮 7/6
京都電気鉄道中立売線【延伸開業】木屋町二条〜丸太町富小路間 7/17
播但鉄道 【開業】姫路〜寺前間 7/26
川越鉄道川越線【新駅開業】東村山 8/6
【開業】豊州鉄道 行橋〜伊田 【新駅開業】行橋、豊津、油須原、香春(初代)、伊田 8/15
浪速鉄道 【開業】片町〜四条畷間(8M5C≒12.98km)全線単線 8/22
【新駅開業】片町、放出、徳庵、住道、四条畷
道後鉄道 【開業】古町〜道後〜松山(その後「一番町」と改称、現在の大街道)間 8/22
京都電気鉄道中立売線【延伸開業】丸太町富小路〜府庁前間 8/24
南海鉄道設立 8/25
九州鉄道【駅廃止】行事 【新駅開業】行橋(豊州鉄道の駅として既設)8/25
奈良鉄道 【開業】京都〜伏見間(3M23C≒5.29km) 9/5
【新駅開業】伏見。京都駅は官設鉄道と共用
総武鉄道【新駅開業】津田沼9/11
日本鉄道 【新駅開業】新治 9/25
大阪鉄道 【開業】玉造〜梅田(現在の大阪)間(4M29C≒7.02km)10/17
【新駅開業】京橋、天満、梅田
奥羽北線【開業】弘前〜碇ヶ関間 10/21
九州鉄道【新駅開業】曽根 10/25
奈良鉄道【延伸開業】伏見〜桃山間(1M9C≒2.19km) 11/3
桃山【新駅開業】
日本鉄道 【開業】土浦線 土浦〜友部間 11/4
関西鉄道 【開業】弥富〜桑名間(4M53C≒7.50km)、名古屋〜草津間が全通 11/7
【駅名改称】前ヶ須→弥富 最速4時間26分運転
九州鉄道 【延伸開業】川尻〜松橋間 11/28
中谷清次郎らにより、土鶴鉄道株式会社設立願い 11/
日本鉄道 【新駅開業】羽鳥 12/1
上野鉄道設立 12/27
青梅鉄道 【延伸開業】 立川〜日向和田間全通 12/28
青梅〜日向和田(貨物営業のみ) 【新駅開業】(貨)日向和田
甲武鉄道【延伸開業・複線化】 飯田町〜新宿間 12/30
田町〜 牛込間(40C≒0.80km)。飯田町【新駅開業】
鉄道敷設法に「舞鶴ヨリ福井県小浜ヲ経テ敦賀二至ル鉄道」が追加
山陽鉄道 【駅名改称】和田崎町→和田岬
熱海鉄道 吉浜〜熱海間10.4km、豆相人車鉄道によって開通
京都電気鉄道中立売線 府庁前〜堀川中立売間が【延伸【延伸開業】】
中立売線 木屋町二条〜堀川中立売間全線【延伸開業】
鉄道関連事件、事故 明治28年
山陽鉄道軍用列車海中転落事故 7/25
当時山陽鉄道の路線であった山陽本線 尾道駅〜糸崎駅間を深夜に走行していた上り軍用列車(蒸気機関車牽引、客車23両)が、折からの暴風雨による満潮時の波浪で、築堤が300mにわたって崩壊していた線路に突入し、機関車と客車6両が瀬戸内海に脱線転落した。
軍用列車には日清戦争に従軍した傷病兵362名が乗車していたが、11名が死亡し98名が負傷した。
世相 明治28年
京都南禅寺が焼失1/12
有栖川宮熾仁親王死去 1/15
日本軍、山東半島に上陸 1/20
高等女学校規程公布 1/29
博文館が「太陽」「少年世界」「文芸倶楽部」を創刊 1/ 日清講和会議が広島で始まるが、清国側の信任状不備を理由に進まず 2/1
日本軍、威海衛を占領 2/2
法律第1号 銀行条例中改正法律 2/13
法律第2号 明治十五年第七十号布告(府県会議員会議ニ関シ連合集会又ハ往復通信禁止)廃止法律 2/13
第1高等学校のベースボール選手だった中馬庚がベースボールを「野球」と翻訳 2/22
法律第3号 刑法附則中改正法律 2/26
法律第4号 私設鉄道株式会社ニ関スル法律 2/26
法律第5号 臨時海軍軍法令議法 3/2
法律第6号 市制中改正法律 3/2
法律第7号 町村制中改正法律 3/2
流星雨が出現し、愛媛県に隕石が落下。重さ約71kg 3/4
法律第8号 軍費支弁ノ為公債募集ニ関スル法律 3/4
法律第9号 内務省所管諸官衙及議院建築費並筑後川修築費繰越ニ関スル法律 3/6
法律第10号 臘虎膃肭獣猟法 3/6
法律第11号 鉄道敷設法中改正法律 3/6
法律第12号 鉄道敷設法中改正法律 3/6
法律第13号 古物商取締法 3/6
法律第14号 質屋取締法 3/13
平安遷都1100年際記念の平安神宮創建鎮座式が行われる 3/15
法律第15号 徴兵令中改正追加法律 3/16
法律第16号 明治二十三年法律第二十五号鎖店銀行紙幣交換基金特別会計法中改正法律 3/16
法律第17号 明治二十三年法律第七十三号貯蓄銀行条例中改正法律 3/16
下関春帆楼で日清講和会議がはじまる 3/20
法律第18号 郵便条例中改正法律 3/22
法律第19号 海軍刑法中改正法律 3/23
自由党員の小山豊太郎が、清国全権大使李鴻章を狙撃し重傷を負わせる 3/24
法律第20号 狩猟法 3/27
法律第21号 裁判所管轄区域変更法律 3/28
法律第22号 補充兵役国民兵役ニ在ル者及国民軍編入志願者ニ関スル法律 3/29
日清休戦条約調印 3/30
法律第23号 商業会議所条例中改正法律 3/30
法律第24号 東京府埼玉県千葉県茨城県境界変更法 3/30
臨時軍事費予算1億円を追加公布 3/ 第4回内国勧業博覧会開催。黒田清輝の裸体画「朝妝」が問題となる 4/1
法律第25号 屯田兵士地給与規則中追加法律 4/2
法律第26号 官給ニ係ル屯田兵ノ建物及馬匹ノ譲渡質入書入ニ関スル法律 4/2
法律第27号 陸海軍刑法ノ適用ニ関スル法律 4/2
法律第28号 通貨及証券模造取締法 4/5
法律第29号 震災地方租税特別処分法 4/16
下関で日清講和条約締結。遼東半島、台湾の日本割譲が決定 4/17
法律第30号 砂鉱採取法中改正法律 4/17
ドイツ・フランス・ロシアの公使が、アジアの安定を乱すとして、遼東半島の清国への変換を要求。「三国干渉」4/23
御前会議が開かれ、三国干渉に対する処置法に関し、拒否案、列国会議検討案、妥協案の3つについて検討 4/24
三宅米吉、小杉榲邨、下村三四吉らが考古学会を設立 4/28 法律第31号 府県税徴収法中改正法律 5/1
御前会議で遼東半島放棄を決定。遼東半島還付の詔勅が出され、国民の間に不満が噴出。臥薪嘗胆の言葉が流行 5/4
遼東半島還付詔書発布 5/10
台湾人邱逢甲、台湾巡撫唐景ッらが台湾民主国の独立を宣言。唐が大総統に邱が副総統兼義勇統領に就任 5/23
日本台湾総督軍部隊が宇品港を出発 5/24
台湾民主国独立式典が行われ、日本割譲反対の住民が蜂起 5/25
日本軍、台湾に上陸 5/29 日本軍、台北を占領 6/7
台湾都督府で始政式。初代総督に樺山資紀海軍大将が就任 6/17
仮設呉兵器製造所が設立 6/18 法律第32号 官設鉄道用品資金増加法律 6/18
日清戦争論功行賞が行われ、伊藤博文、山県有朋、大山巌、西郷従道が侯爵となる 8/5
台湾総督府条例制定。台湾軍政が始まる 8/6
鳥居龍蔵、東京人類学会の依頼で、満洲地方を考古学的に調査 8/ 三菱合資会社銀行部設立 9/7
住友銀行設立 9/18
東京神田で救世軍が宣戦式を行い、救世軍が日本で活動を開始 9/22 関連→救世軍 野中至・千代子夫妻、気象予報の研究のため、富士山頂で観測を開始 10/1
瀬木博尚が広告業の博報堂を創業 10/6
朝鮮漢城で日本人壮士らによる親露派の閔妃殺害事件が起こる。在朝鮮公使三浦梧楼、大院君を擁して政権を奪取し反露政権樹立を企てる 10/8
東京の大丸呉服店で、大売出しが行われる 10/15
日本軍、台南を占領 10/21
清国政府、第1次賠償金5000万両を日本へ支払う 10/31
帝国京都博物館が完成。設計は片山東熊、足立鳩吉 10/31
徳島県で、里子・もらい子の虐待を禁止する規則が制定 10/
西洋音楽家で、幸田露伴の妹幸田延が留学から帰国 11/5
樺山台湾総督、各軍へ帰還命令 11/6
清国と遼東半島還付条約に調印 11/8
東洋経済新報創刊 11/15
自由党、伊藤博文内閣との提携宣言書を発表 11/22写真家鹿島清兵衛が歌舞伎座の舞台劇「暫」を撮影 12/9
兵庫県宍粟郡の郡長らが40円を拠出して、就学補助基本積立基金を設立 12/
朝鮮親日派政権、断髪令を断行 12/