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国鉄があった時代

明治19年 鉄道ニュース

新橋〜横浜間に上・中等に限り定期乗車券を発売(定期乗車券のはじまり)1/1→明治6年

(武豊線)資材運搬線【開業】熱田〜武豊間 3/1

武豊駅(現武豊線)〜熱田駅間開業 2往復1時間45分運転
この路線は、建設資材を武豊港から陸揚げして、輸送するため敷設

官設鉄道【延伸開業】熱田〜清洲(現枇杷島)間(8M54C80L≒13.98km) 4/1

【新駅開業】清洲(初代、現在の枇杷島)

官設鉄道(東海道本線)【延伸開業】 武豊(現武豊線)〜大垣間 4/25

官設鉄道【延伸開業】清洲(現枇杷島)〜一ノ宮(現尾張一宮)間 5/1

【新駅開業】名護屋(現名古屋)

官設鉄道(北陸本線)【駅廃止】大寺、河毛(初代) 5/1

官設鉄道(東海道本線)【延伸開業】(武豊)〜一ノ宮(現尾張一宮)〜木曽川間 6/1

 2往復 2時間55分運転

日本鉄道利根川橋梁完成により、上野〜宇都宮間全通 6/17

2往復2時間40分運転、上野〜前橋間2往復3時間41分運転

東京電燈企業活動を開始 7/5

東西幹線建設の中山道案の代りに東海道幹線起工を決定 7/19

(信越線)官設鉄道【開業】直江津〜関山 2往復運転 8/15

【新駅開業】直江津、高田、新井、関山 

日本鉄道、宇都宮〜那須(現在の西那須野駅)間開業。このときの宇都宮〜矢板駅は、現在の東北新幹線に近いルートであった 10/1

日本鉄道【新駅開業】長久保 宇都宮駅〜那須駅間 11/1

東海道幹線 横浜〜熱田間に起工 11/

日本鉄道【延伸開業】那須〜黒磯間 12/1

 2往復運転

鉄道関連事件、事故 明治19年


世相 明治19年


内閣に臨時修史局設置 1/9
神道事務局、神道本局と改組し、教名を神道とする。教派神道は独立教派の扱いとなる 1/11
機構改変に伴い、佐渡・生野・三池の鉱山事務を大蔵省へ移管 1/16
札幌、函館、根室の3県を廃止し、北海道庁が設置 1/26
ハワイとの間に渡航条約調印 1/28
朝鮮政府と絶影島地所借入約書に調印 1/31
東京葬儀社創立 1/

宮内省官制公布 2/5
松本大火。1100戸焼失 2/9
和歌山に古義真言宗大学林を設置。後の高野山大学 2/10
公文式が公布。法律から各官庁規則までの形式を定めた物 2/24
外務省、内務省、陸軍省、海軍省、司法省、文部省、農商務省、逓信省の通則と各省官制が公布される。内務省には衛生局が置かれ、局内に衛生課と医療課が置かれる 2/27
東京師範学校で行軍旅行が行われる(最初の修学旅行) 2/
東京教育博物館から東京図書館が分離独立 3/1
名古屋と武豊の間に鉄道が開通する 3/1
帝国大学令公布。東京大学が帝国大学に改組 3/2
東京師範学校校長にはじめて現役軍人の山川浩陸軍大佐が就任 3/6
高等官等俸給令公布 3/17
参謀本部条例を改正。陸軍部と海軍部に分けられる 3/18
物集高見、「言文一致」を発表して、口語体文章を主張 3/21
宮川保全、那珂通世などによって共立女子職業学校設立。後の共立女子学園 3/22
海軍軍事部廃止 3/22
帝国大学大学院規程を制定 3/23
税関官制公布 3/26
郵便汽船三菱が三菱社と改名 3/29
井上馨外相、日清修好条規改正を清国政府へ提議するよう、公使塩田三郎に指示 3/31
大木喬任民法編纂局総裁、民法第2、3草案を内閣に提出。民法編纂局は廃止され、民法起草業務は司法省へ移る 3/31
埼玉県体育会設立 3/

改進党大会で、地方自治と言論集会の自由を政府に建議することが決議 4/4
小学校令、中学校令、師範学校令が公布 4/10
会計検査院官制公布 4/17
メートル法公布 4/20
井上外相、次官青木周蔵を条約改正委員に任命 4/20
海軍条例が公布され、5海軍区と鎮守府が設置 4/26
ドイツ人建築家ベックマン来日 4/27
帝国大学、詰襟洋服を制服とし、菱形帽を制帽と決定 4/28
農商務省の兵庫造船所を川崎正蔵に貸下げ 4/28
東京大学予備門を第一高等中学校、大阪大学分校を第三高等中学校、東京師範学校を高等師範学校と改組 4/29
日米犯罪人引渡条約に調印 4/29
高等師範学校、体操伝習所を廃止して、体操専修課を設置 4/29
華族世襲財産法公布 4/29
判任官等俸給令公布 4/30

井上馨外相、第1回条約改正列国会議に改正条約案を提出 5/1
裁判所官制を公布し、治安裁判所、始審裁判所、重罪裁判所、控訴院、高等法院、大審院の裁判所制度が定められる 5/5
第2海軍区鎮守府を呉、第3海軍区鎮守府を佐世保と定める 5/5
農商務省、漁業組合準則を公布 5/6
教科用図書検定条例公布。教科書検定が始まる 5/10
押川方義、仙台神学校を設立。後の東北学院大学 5/15
川崎正蔵に貸下げられた兵庫造船所を川崎造船所と改名 5/19
各地の中牛馬会社を合同し、東京下谷に共同中牛馬会社を設立 5/21
尋常師範卒業生服務規則公布 5/28
清修好条規改正交渉開始 5/31
田中館愛橘、ヘボン式ローマ字に反対し、日本式ローマ字を提唱 5/

万国赤十字条約に加盟 6/5
東大寺、浄土宗を離脱し、華厳宗となる 6/7
長崎県喜々津村大火。1000戸焼失 6/9
伊藤博文宮内相、帝室典則等皇族関係法律案を提出 6/10
山梨県甲府の雨宮製紙工場で、過酷な労働に反発した女子工員がストライキ 6/12
自由党員が箱根離宮落成式襲撃計画を立てていたことが発覚し、逮捕される(静岡事件) 6/12
内務省、街路・乗合馬車・営業人力車・宿屋各取締規則標準を定める。
第6回条約改正会議で、英・独両国公使、日本案を実行不可能として、共同案を提出 6/15
陸軍軍医学舎開校 6/21
日本薬局方公布 6/25
北海道土地売貸規則が廃止され、北海道土地払下規則公布 6/25
第7回条約改正会議で、英独共同案の交渉を開始 6/29
人類学会、東京人類学会と改称 6/
海軍兵器製造所、クルップ式25mm砲の製作と試射を行う 6/
米国人画家ラファージ来日 7/2
加波山事件で7人に死刑判決 7/3
東京電灯会社が開業する。後の東京電力 7/5
内務省衛生局が越後屋呉服店の従業員の食料調査を実施 7/5
大日本音楽会が設立され、第1回演奏会を開催 7/10
東経135度子午線を標準時と設定 7/13
地方官官制が公布され、府知事・県令の名称を知事に統一 7/20
モッセ、町村制に関する意見書提出 7/22
亡命中の金玉均を、外交上問題を起こすとして拘留 7/26
陸軍検閲条例、陸軍進級条例を改正 7/26
帝国大学運動会(組織)を結成 7/

東京第一基督教教会が設立される 8/1
内務省、道路築造標準を告示 8/5
条約改正のための法律取調所を外務省に設置 8/6
金玉均を小笠原へ移送する 8/9
地所売買譲渡規則などを廃止し、登記法、公証人規則を公布 8/13
長崎で、清国水兵が飲酒暴行容疑で逮捕 8/13
長崎で、清国水兵が暴動を起こし、日本巡査との間で争乱となる 8/15
農商務省、蚕種検査規則公布 8/17
干魃のため、全国で水騒擾が発生 8/

秋葉原でチャリネ曲馬団が興業を開始 9/1
美術取調委員として、フェノロサと弟子の岡倉天心が渡欧を命じられる 9/11
大阪紡績で、夜間作業用にアーク灯が設置される 9/20
婦人あみもの会発会 9/25
海軍検閲条例公布 10/5
やまと新聞(旧警察新聞)に落語・講談速記が連載される 10/7
横山久太郎、釜石で大島式高炉の操業に成功 10/16
整理公債条例公布 10/16
第8回条約改正会議で、英独共同案の審議が始まる 10/20
ロエスレル、町村制に関する意見書を提出 10/23
英国貨物船ノルマントン号が熊野灘で座礁沈没。日本人23人は救助されず問題となる 10/24
星亨、中江兆民らが、国会開設に備えて大同団結を呼びかける全国有志大懇親会を開催。204人が参加 10/24
信濃教育会雑誌創刊 10/25
海上法の要義を確証する宣言に加入 10/30
臨時砲台建築部を設置 10/31
この月、高等師範学校で学年を4月1日から3月31日までとする学年制を開始する 10/

チャリネ曲馬団、吹上御苑馬場で天覧 11/1
児島惟謙ら、関西法律学校を開校。後の関西大学 11/4
伊勢屋丹治呉服店開業。後の伊勢丹 11/5
海軍省、陸戦隊概則を公布 11/5
ノルマントン号事件海難審判で、神戸英国領事は、船長の措置に過失無しと判決。日本国民の間に猛反発が起こる 11/8
帝国大学の制服着用が実施に移る 11/11
政府、兵庫県知事の名で、ノルマントン号船長を殺人罪で告訴 11/14
万国赤十字条約公布 11/15
山口中学校、官立山口高等中学校に改組する 11/20
東京銀行集会所開業式で白熱灯40個が点灯される 11/29
旭玉山、石川光明、高村光雲ら、第1回彫刻協議会を開催 11/
愛知紡績所を篠田道方に払下げる 11/
東京棉社設立(鐘紡の前身) 11/

警備隊条例が公布され、対馬に警備隊が設置 12/1
フランスで建造され日本へ回航中の軍艦「畝傍」、シンガポール港を出港。まもなく消息を絶つ 12/2
4年間で5人を殺したピストル強盗清水定吉が逮捕される。後死刑 12/3
矢島楫子ら、婦人矯風会を設立 12/6
(財)日本キリスト教婦人矯風会 横浜英国領事裁判所は、ノルマントン号船長に、禁固3ヶ月の判決を下す 12/8
帝国大学臨海実験所設立 12/13
水戸大火。1800戸が焼失 12/30
黙阿弥、チャリネ曲馬団を舞踊化した「鳴響茶利音曲馬」を千歳座で初演 12/
吉松寿太郎ら、天皇暗殺を計画
コレラ、腸チフス、天然痘が猛威を振るう。コレラの死者10万8405人、天然痘の死者1万8678人、腸チフスの死者1万3807人。