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IE 帝國 その戦略と大衆支配の構造

IE 帝國 レジスタンス・ガイド

レンダリング

レンダリング|Web閲覧|サイト作成|フォント|社会・時勢
フレームは滅び、テーブルは永久にUP.'04.DEC プリンター・レンダリング
(印刷用 CSS を考察)UP.'04.OCT
IE の HTML 組み立て技法の巧妙さUP.'04.SEP IE の独自拡張タグ・プロパティUP.'04.SEP position overflow は要注意UP.'04.SEP オーバーフロー(overflow)解説UP.'04.SEP

レンダリングとは日本語に訳すと表現、翻訳、といったトコロですが、 HTML的に意訳すれば「組み立て」「構築」という感じでしょうか? 全く同一の HTMLファイルであっても、 ブラウザによってレンダリングの解釈が異なる為、画面上に表現される WEBページは異なる表示になってしまいます。 特に IE は解釈の仕方が個性的である為、IE の持っているレンダリング特性を把握しておく必要性があります。 この特性を把握しておけば IE 以外のブラウザにも十分対応するモノが作れます。

HTML の展開の仕方(レンダリング)は、独特であり「行」単位で画面上への配置が行われていきます。 基本的には左から右へと進んでいき、右端に達すると改行、次の行へと一段下がります。 その様なシステムなので、段落や画像の位置関係は一本線上の前後関係でしかありません。 しかし、実際的には上下左右への広がりを持つ二次元空間を想定してレイアウトを行うワケです。 通路で一列に並んでいる11人のサッカー選手がフィールドに散らばっていくかの様に、前後関係しか持たぬ文字群を 画面という平面にポジショニングしなければなりません。 これは無駄の多いシステムにも感じられますが、パンがそれを入れる器の形(縦横の幅)を選ぶのに対して、 麺は線形であるが故に器の形を選びません。 つまり、線形情報には展開させる平面がどのような縦横比であっても対応できうるというメリットがあります。 線を面に置き換える作業が、レンダリングの妙であり、肝心要の部分であります。

Web閲覧

レンダリング|Web閲覧|サイト作成|フォント|社会・時勢
Netscape は消える運命だが......UP.'04.SEP 結局、
IE が最も優れたブラウザになるUP.'04.SEP
ダブルブラウザで見えてくる真実
UP.'04.SEP

Web閲覧に欠かせない相棒、それがブラウザというヤツです。 どのブラウザを選ぶかは、ユーザーの自由なのですが、 基本的には新しいバージョンのブラウザの方が性能が良いと言えます。 '04年現在、最も一般的なブラウザはマイクロソフトの Internet Explorer(IE)でしょう。 世間で流通しているブラウザに合わせて HTMLファイルは作られるものですから、 Web における基本・基準・概念といったガイドラインを作り出すのは最も普及しているブラウザ、IE というコトになります。 かつては、Netscape が主流のブラウザであり、Netscape こそが法律でした。 そして、IE がその王座に取って代わったのですが、5年後、10年後にどのような情勢になるのかは予測不能です。

サイト作成

レンダリング|Web閲覧|サイト作成|フォント|社会・時勢
そこまで興味の無い
ウェブ作者にもできることUP.'04.SEP
テキスト本(解説文書)は信用できないUP.'04.SEP 個人的心境の変遷。
知れば知るほど無限地獄UP.'04.SEP
無知のまま
CSS講座を作った事を懺悔するUP.'04.SEP

サイト作成といっても、HTML・CSS に限定してのハナシとなります。 とにかく HTMLファイルを作るうえで、W3C の仕様というモノは大雑把にでも知っておいた方がいいでしょう。 W3C は HTML・CSS などの記述方法、表現方法に関して非営利の中立的な見解を提供する機関であり、 各メーカーは W3C の仕様書を参考にしてブラウザを作成するようです。 なので、あらゆるブラウザに対応させる HTMLファイルを作ろうと思えば、参考にせざるをえないような具合です。 目標とすべきは9割方の、いやそれ以上のビジターに対して可読性を維持しうるウェブサイトを作るコトです。 もちろん、IE の優先的支配体制が終焉を迎えるコトも視野に入れて。 なぜなら、インターネッツ界の権勢なんてものはコロコロと変わり続けて所業無情の響きあり、決して安定するコトの無い水物だから。 つまりは、なるべく各個のブラウザが持っている個性に振り回されないようなツクリが重要であると言えます。

フォント

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フォント指定はマジやばいっす!UP.'04.OCT フォントはどこに収納してある?UP.'04.SEP

CSS ではフォントをイロイロと調整できますし、HTML にも(ややイリーガルな存在ながらも) <font> というタグ(要素)があります。 色を変える分には何の問題もないのですが、しかしこのフォントというヤツは難しい。 文字化けやブラウザのバグといったトラブルは非常に深刻なプロブレムです。 なぜなら、ウェブサイトの文字が読めなくなったとしたら、最もタチの悪いアクシデントなので。 フォントに関するトラブルはブラウザが原因とは限らず、パソコンの機種に要因がある場合も多いので 一個人で確認作業を行うのは非常に難しい。 他にも表示サイズに関する諸問題などがあるワケで、フォントの扱いは難しいですよ。

社会・時勢

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僕らはセキュリティ調査隊UP.'04.SEP 現代の神話
一つの言葉の数奇な運命UP.'04.SEP
ウェブマスターが
Microsoft の飼い犬にされる訳UP.'04.SEP

例えばセキュリティの問題、これは犯す方と防ぐ方のイタチゴッコであり、 壁がドンドン分厚くなる一方で、砲弾の威力も進歩していくという世界であります。 Mozilla の技術者たちは IE のセキュリティは穴だらけであると叩き、 IE は「ブラウザを自主的に選択しているのはユーザー自身である」と反論します。 IE が寡占的なシェアを確保しているのは、Windows という OS にブラウザを付随させる販売戦略を行ったからであり、 資本主義の力関係が WEB の世界にもリンクされている表れだと言えます。 因果関係は複雑であり、技術の優劣を競い合うというような単純な世界ではありません。 HTML の基本概念は企業間に存在する規格の溝を埋めるというある種の統一思想であり、ある意味では社会主義っぽい発想なのですが、 理想は達成されないまま微妙に歪んできたようです。

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