我が国でも戦前・戦中の一時期。あるいは終戦補の占領期に、政府やGHQによりきびしい言論統制が行われていた。そのため、国の進路を左右する重大な場面においても、正しい世論が形成されず、大きな反省につながる結果をまねいたという例がある。
今日の社会では、広く言論や報道の自由が認められているが、それでもマス・メディアから得られる情報が常に正しいとは限らない。マス・メディアが自社の思惑に基づいて一面的な情報を流すといいった世論調査が行われることがある。また、購読者や視聴者を増やすため、人々の興味を引くような内容を大きく取り上げ、重要な情報が小さくあつかわれてしまうことも少なくない。
さらに、マス・メディアにはそれぞれ立場や考え方のちがいもみられる。ひとつの事件について伝える事実は同じでも、そのことにつての価値観や判断のちがいは、報道の差となってあらわれることがある。そのため、受け手にまったくちがった印象をあたえる内容となっていることも多い。
国民はマス・メディアの情報をうのみにするのではなく、なるべく種類や立場のちがう複数のメディアから情報を得るなどして、きちんと判断することが大切である。
※上部左 写真戦時下の新聞では事実と異なる報道がなされた。
右 とくダネほしさに事件をねつ造した例もある。
下 マス・メディアは常に正しいとは限らず、謝った情報で国民をミスリードすることもある。
※右グラフ 携帯電話の加入者数の推移
※右写真 インターネットカフェに集う人々
どこにいても携帯電話やパソコンをつなげば、必要な情報がやりとりできるようになった。
反面、プライバシーの流出や、コンピュータ犯罪の増加など、新たな問題も起こっている。
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