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[日記]




2004.08.31


足し算をします。




スーパーマリオブラザーズ + 主人公として埋められない溝 = スーパーピットフォール


忍者龍剣伝 + チクワ = 忍者ハットリ君


頭脳戦艦ガル + 細野晴臣 = ゼビウス


ファミリースタジアム + 実名 + Aボタンの使用頻度 = スーパーリアルベースボール


ポートピア連続殺人事件 + 罠 = ミシシッピー殺人事件


エスパードリーム + ジャンプ力 = エスパ冒険隊


月風魔伝 + オリジナルとしての意地 = 源平倒魔伝


さんまの名探偵 + 横溝正史 = ファミコン探偵倶楽部


マドゥーラの翼 + 合成音声 + アイス棒 = ゾンビハンター


ディグダグ + 進化 = バルダーダッシュ


ディグダグ + 退化 = ホッターマンの地底探検




引き算もします。




スーパーマリオブラザーズ − 王者の貫禄 = スーパーピットフォール


忍者龍剣伝 − 顔の濃さ = 忍者ハットリ君


頭脳戦艦ガル − 大小さまざまなバグ = ゼビウス


ファミリースタジアム − リアリズム = スーパーリアルベースボール


ポートピア連続殺人事件 − 部下の腹黒さ = ミシシッピー殺人事件


エスパードリーム − ジャレコ臭 = エスパ冒険隊


月風魔伝 − 汚い大人の思惑 = 源平倒魔伝


さんまの名探偵 − 関西芸人至上主義 = ファミコン探偵倶楽部


マドゥーラの翼 − 80年代アニメ風の女主人公 = ゾンビハンター


ディグダグ − バルダーダッシュ = ホッターマンの地底探検




別に「ゲーム史の支脈が見えてくる」などの意図はありません。



2004.08.26


『ドラクエ』を題材にした美少女ゲームをプレイしたい。もちろんスクウェア・エニックス公認の奴。




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『ドラゴンクエスト』といえばローラ姫からシンシアまで、そのラブストーリーが物語の枢軸を担ったり伏線になったりしましたが、キャラクターの心理描写が抑えられている本作において、その恋愛話が激しくリアルに、叙情的に描かれる事は少ないです。
 本作のある種俳句的なシナリオは確かに『ドラクエ』の一つの魅力ですが、『剣神ドラゴンクエスト』でプレイヤー自身の心理がより勇者に近づき、本編の最新作では鳥山キャラが3D化したりと、遊び手の中でのイメージでしか存在しなかった『ドラクエ』の世界が、近代技術や視覚情報の助けを借りて次々と具現化されています。
 そんな状況ならば、往年の『ドラクエ』ファンの心中で、新作をプレイするたびに沈殿しながら堆く積み重なる劣情の類を正方向に解き放っても良いんじゃないかと思うんです。

例えば、PS版『ドラクエ4』の隠しシナリオにはロザリーの悲運な死とデスピサロの壮絶な末路を止める内容のアナザーシナリオが埋め込まれています。
 そういう、多くのユーザーが抱えていたわだかまりを解消し、「正規の手段」を用いてシナリオを綴り直すというのは決して悪いことではないと思います。
 ちなみに、この場合の「正規の手段」とは『スクウェア・エニックス公認の、ゲーム中での表現』という事です。
 つまり、本編のシナリオをなぞりながらストーリーが進行する『ドラクエモンスターズ』はOKで、『ドラクエ4コママンガ劇場』はNGとなります。

私の主張をまとめると、要はユーザーの妄想ではなく本家制作者の公認が欲しいわけで、例えば『ドラクエ4』本編の存在を前提とした上でロザリーとピサロの甘美に堕ちていく報われない恋物語を主眼に置いたゲームがあってもいいはずだと。


つまり、こんな感じ。




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ピサロナイトは私の姿を充分に確認してから、警戒の構えを解いた。鎧が細やかな動きを邪魔するのか、不器用そうに片膝を立てて座り、右手を立てた膝の上に、左手の掌を床につける。
 「ロザリー様は在室されています。ピサロ様が来られるのを心待ちにされている様子でした。早く、お会いになられて下さい」
 部下の忠誠心を確認した私は、信頼の意を示すために己の名をつけた部下に頭を上げるように命じた。この部下が姿勢を正すのを横目に見ながら私はその脇を通り過ぎ、奥の部屋へと入る。
 中には、見知った姿の女性が一人、物憂げに小窓から外を眺めていた。私が部屋の扉を後ろ手で閉めると、その音に気付いた女性が振り返った。音に呼応するような動作が少しだけ可笑しかった。

「お待ちしておりました」

女性は、薄く息を吐くように艶やかに言葉を漏らし、ゆっくりとこちらへ走り寄ってくる。
 私は両手を広げ、彼女を迎えた。

私に身を預けた彼女を優しく抱きしめた瞬間、心の奥底に粘着していた筈の様々な憤りが、脳裏から剥がれていくのを感じた。

私は、まだ、戻れるのかもしれない。
 そんな思いを、甘い幻想だと心中で跳ね返した。


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「キャラクターが前面に押し出されたゲームは、果たして『ドラクエ』たりうるのか?」
 「主人公視点でない『ドラクエ』の存在は正しいものなのか?」

現時点で様々な疑問が存在しますが、なんかいろいろ書いてたら疲れました。
 寝ます。




もうエロけりゃ何でもいいや。




今日の反省:

(1)金に困ってもシンシアの羽帽子は売らない。
 (2)『剣神ドラクエ』プレイ時は腱鞘炎になる前に身体の変調に気付くよう注意。
 (3)自分にはギャルゲー向きの軽い文章が書けない。



2004.08.19


たまにGIF画像用ペイントソフトをサクっと立ち上げて、何も考えないまま適当にファミコン関連のモノを描いたりします。
 描画時の俺ルールは以下の通り。

・描画に要する時間は30秒から3分。
 ・細部の描写やら公証は一切抜き。
 ・あとで画像を見返して後悔しない。


で、さっきその画像を保存してるフォルダを見たら結構な量になっていたので、そのGIF画像を一挙公開。それぞれの画像に関する解説は無しです。元ネタが半分理解できれば上等。




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2004.08.12


『MOTHER』プレイ中の出来事。




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ハロウィーンの幽霊屋敷イベント攻略に詰まった。主な原因はカッチュウの馬鹿高い攻撃力。

一部で、そのゲームバランスの悪さが指摘される本作。主人公のレベルは他のRPGと比較して上がりやすいように設定されているので、プレイヤーに少々の辛抱強い心があれば攻略は可能なのだが、私に生来備わっているの根気の無さは今回も健在で、正規の攻略をあっさり投げ出してしまった。




Q:ゲーマーがゲームに飽きたら、何をやるんだ?
 A:ゲームの別の部分。

出典は思い出せないが、至言だと思う。




フライングマンに会いたくなった。初めてマジカントへ渡ったときには私が見向きもしなかった彼らに、だ。




「ワタシハ ふらいんぐまん。
 アナタノ チカラニナル。
 ソノタメニ ウマレテキタ。」




僕らのために生まれてきた彼らは随分と長いこと待ちぼうけをくらった筈だが、それでも彼らのうち長男と思われる人物は僕らを暖かく迎え、そして喜んで僕らの「盾」を買って出てくれた。もちろん僕らは、彼を喜んで迎え入れた。せっかくの厚意だ。無下に断るわけにもいかない。
 でも、今回の旅に守り神は必要ない。そう、僕らは助けてもらうために彼を呼んだんじゃないんだ。




「アニハ ウツクシク
 タオレタト キキマス。」




殺すためだ。

僕らに忠誠を誓う兄弟思いの彼らは、兄が力尽きるたびに手厚く弔い自宅の脇に墓を建て、まるで自分達の精神を高揚させるかのように兄の死を讃え、弟がまた僕らの仲間になっていった。
 そんな彼らを、私は一人、また一人と殺した。他意は無い。ただの作業だ。デバイスに触れ、任意の操作によって画面上に何らかの変化を起こす事がビデオゲームの原型だとするならば、機械的にフライングマンのHPを削り、それにより墓を次々と生む所作は立派な娯楽だった。




「セレストの えいえんのしもべ。
 ゆうかんなる フライングマンせんし
 ここにねむる。」




『セレスト』とは、「私」が名付けた「僕」の名前だ。私は普段、ゲーム内ではそれ専用の偽名を使っている。例えばドラクエ・FF系のRPGなら『セレスト』か『カナン』、日本人が主人公のゲームなら『れいいち』と名乗るようにしている。もちろん『れいいち』は私の本名ではない。

そして、五兄弟全員の墓が並んだ。
 真っ白な地面が一帯に広がるその土地に突き立てられた十字架は決して似つかわしいものではない。ただ、それはまさしく彼らの墓標であり、私が成した結果だった。壮観だ。




その歪んだ達成感に酔いしれるため、僕は墓のすぐ横にある彼らの自宅へ向かった。
 そのときだ。




「アニハ ウツクシク
 タオレタト キキマス。」




「6人目のフライングマン」が、仲間に加わった。

姿は見えない。そもそも彼、「6人目のフライングマン」は、この世界には存在しない、はずだ。
 奇怪なメッセージが流れた当初はその存在自体が信じられなかったが、彼の存在と性質は、時間を追うごとに明らかになっていった。ただのバグが引き起こしたメッセージだと思われた「6人目のフライングマン」は、確かにその場に存在した。

以下、私が推測した「6人目のフライングマン」の性質について、簡潔に記す。




(1)戦闘では死なない。

数回、戦闘をこなしてみて分かった事だ。防御壁でなかった兄とは、その耐久力の差が明らかに違っていた。
 いくらダメージを受けても決して倒れる事の無い彼の佇まいは、まるで敵の攻撃をどこか別の場所へ吸い流しているように感じられた。


(2)マジカントの外へ出る事ができる。

彼はパパビューンの猛追だけでなく、サンクスギビングのリトルソーサーからも僕らを守ってくれた。彼に制限なんか無いんだ。
 僕らはその逞しさに信頼感を覚え、同時にある種の冷たさも感じた。




そして僕らは、当然のようにハロウィーンの幽霊屋敷へ向かった。いつ消えるとも知れない「6人目のフライングマン」の助けを借りて、あの難攻不落のポイントを陥落させるためだ。アイスクリームが溶けるのを心配しながら、自転車を漕ぐ子供の気分だった。

ここでゲームを司る神が悪い子にお仕置きを下してめでたしめでたし、ならば寓話としては収まりが良いが、実際は何も起こらなかった。
 バイオこうもりの攻撃も、アラームゴーストの群れも、そしてカッチュウのPKサンダーβも、彼はすべて吸い込んでくれた。出自の不明なものを矢面に立たせる罪悪感は、全てを無力化する爽快感に相殺された。

そして、僕らは幽霊屋敷の最奥に着いた。ここでピアノを弾けば、この攻略は終了する。私は、強大な力を手に入れた興奮で妙なテンションのまま、コントローラを握っていた。

しかし、僕らを迎えてくれたのは美しいピアノの音色なんかじゃなかった。悪戯好きの子供に向けたお仕置きは、全てが始まる前から神様の手で意地悪くセッティングされていたんだ、きっと。




幽霊屋敷のピアノに触れた途端に流れてきた音は、8つの音楽たちの一つとして組み合わせる事など到底出来ない、強烈なビープ音だった。
 私の耳を切り裂くように鳴り続ける、耳障りでざわざわと落ち着かない高音。それに薄くノイズが重なる。シナリオと画面とサウンドが綿密に重なり合う本作において、その雑音は『MOTHER』の全てを蹴散らし、喚き、暴走し続けた。

突然の事態に慌てた私はその音に耐えられず、すぐにゲームの電源を落とした。ただ、その後もピアノを前にしてフリーズした画面と、あの雑音は脳裏から離れなかった。その日の晩の夢にも出た。




次に電源を入れたとき、僕らはフライングマンを殺す前のハロウィーンに立っていた。

全ては、最初からやり直しだ。

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実話?
 この時期の怖い話に真実味を求めるってのも、ねえ。



2004.08.09



 「どうも、源平討魔伝のボードゲーム用コマ(赤)です」



 「同じく青です」



 「というわけで僕たち完品ズと申します。ぜひ今後ともお見知りおきを」



 「よろしくお願いします」



 「まあそんな感じでコンビ組んでるんですけど、僕ら2人、言ってみればファミコン市場の希少存在、端的に言えばレア物なんですよね」



 「自ら言い張る事でも無いですが」



 「まあ、僕らは付属品の一つですから単体で売りに出されるなんて事はまず無いですけど、これがソフト単体になると、とにかく価値が変動します」



 「値段設定の基準って、どこにあるんでしょう?」



 「案外、流行り廃りで値段は乱高下するようですね。過去には、専門誌のレビューで取り上げられたりして値段が上昇したソフトなんかもあります」



 「ああ、『超クソゲー』で取り上げられてから『オリビアのミステリー』が4000円台に高騰するとか」



 「特に『ファミコンミニ』に代表されるような昨今のレトロゲーム復刻ブームに乗った形で、様々なゲームが現行機で遊べるような現状だったりしますと、希少価値と共に値段が下がることもあります」



 「公的なエミュレーションで出回るのなら、まだいいんですが…」



 「ソフトの人気と実力が兼ね備えられたソフトならまだしも、ナツメの『東方見文録』や『アイドル八犬伝』、故・テクノスジャパンの『くにおくん』シリーズなど、様々な意味でどうしようもないソフトも存在しますから、難しい問題です」



 「ハッカーインターナショナルなんて、現役活動時から無かったことにされてましたし」



 「…アレが見て見ぬフリされてたのは、法的な問題からだろ」



 「えっ!?クリア画像が所詮ファミコンレベルでしかなかったからじゃないの!?」



 「じゃあアレか?『ファミコンミニVol.4』発売の暁には、『エミちゃんの燃えろ野球拳』とか『ソープパニック』が収録されるんかい」



 「コレと同じみたいな感じで『ゲームクリア後、ふと我に返って死にたくなった事ありませんか?』とか」



 「そんな邪悪な思い出、わざわざユーザーに想起させんな」



 「…ああ、そういえば」



 「何?」



 「ここの管理者って、レア物に対して執着心とかあるの?」



 「うーん、基本的には『ファミコンに2000円以上は出さない主義』らしいけど…」



 「でも、この家って結構いろんなモノ置いてあるけど。ジョイボールとかデータックとか」



 「うん、だからあちこち駆けずり回って探してんだろ」



 「それだけで、ファミコン500本も集まるか?九州の奥地にゲーム屋なんて、そうそう無いぞ」



 「…ああ。いや、こいつには必殺技があるから」



 「…?」



 「拾って来るんだよ。この人」



 「ああ。そういえばこの人、弟がファミコンソフト60本拾ってきたりしてたな



 「レア物以外でも『バルダーダッシュ』とか『ドラゴンファイター』は人ん家で遊んでたら、いつの間にか押し付けられてたとかあったらしいし」



 「全国探しても、『暴れん坊天狗』を拾った奴なんてこいつ以外いねぇだろ」



 「…引きつけあうのかな。磁石みたいに」



 「で、肝心の『源平討魔伝』完品はどうやって入手したんだろ?」



 「…『まんだらけ』で1575円(税込)だってさ」



 「安!…………いの?



 「まあ、そこは流行り廃り、だろ?」




2004.08.04


合成音声に「雨の新開地」を歌わせたところ、たいそう気持ち悪いものが出来上がりました。


今後はこれを反省材料とし、もう夜中の4時に変な事を思いついてすぐに実行するのは止めとこうと思います。



2004.08.01


マリオシリーズメドレー・ピアノソロ。ピアニストの超絶な腕前が目に突き刺さります。いや、ラスト30秒は多分適当に弾いてると思うんだが。


一部ファミコンじゃないけど、まあいいや。



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