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SPACE HARRIER
1985年 SEGA |
・驚異的グラフィック
超能力戦士ハリアーが、凶悪魔生物に侵略されたドラゴンランドを救う為、縦横無人に飛び回る!CPUにMC68000を使用し、当時最高峰のグラフィックで描かれた幻想的な世界ドラゴンランド。その世界をスプライトの拡大縮小機能を使った擬似3Dで迫ってくる敵キャラや敵弾をかわしながら駈け(飛び)抜けてゆく緊張感、破壊する快感はもはや革命的でさえありました。
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さあ、ファンタジーゾーンへ! |
・モニターの中に広がる世界の圧倒的な存在感
なんといっても素晴らしかったのはハイセンスなグラフィック!立体的に描かれたドラゴンランドの中を、スムーズに生き生きと動き回るメカや生物は間違い無くモニターの中に存在しているかのようでした。
ファンタジックなデザインが施されたキャラクター達はそれぞれが地面に影を落とし、ハリアーとの距離感、立体感を絶妙に表現していました。
また、ドラゴンランドの住人(?)でハリアーの仲間であるドラゴン「ユーライア」の背中に乗って障害物(自然物も)を破壊して行くボーナスステージは、ダイナミックなドラゴンを操作する爽快感を十二分に楽しめました。
・移植ゲーム界に大きな影響
ドラゴンランドを救う戦士ハリアーが、草木などの自然物や、野生のマンモスをガンガン破壊(ユーライアと協力もあり)してゆく様に、「正義と悪は表裏一体」という深いテーマを感じる事ができます(ウソ)。
1985年当時といえば、「魔界村」や「アーガス」「奇々怪界」などが出た年です。そんな時代に圧倒的なグラフィックで登場したこの作品は、移植ゲーム業界(?)に大きな影響を与えました。アーケードと家庭用の実力の非情な差を思い知らされた移植ゲーム好きには思い出深いベストゲームです。
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