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第486話:互い違い

作:◆eUaeu3dols

それは唐突な電話から始まった。
リナの携帯電話に掛かってきたベルガーからの連絡。
「どうしたの、ベルガー? 今さっき、エルメスの音がしたけど……」
『エルメスは盗られた!』
「……それで?」
冷静に先を促す。
電話の向こうから高速で駆ける音と粗い息、ベルガーの声が聞こえてくる。
『乗ってるのは零崎という男だ。坂井悠二を殺したと自己申告してきやがった』
息を呑む。
「どういう事?」
『詳しくは後で話す。とにかく零崎は今は良い!
 今はシャナを止めてくれ。追いつけっこないのに零崎を追いかけてる。
 怒りと吸血衝動が混ざっているみたいで、放っておくとヤバイかもしれん』
「判ったわ。で、坂井悠二の死は確認したの?」
『今、背中に背負ってるよ』
「……そう。それじゃ、急ぐわ」
リナは携帯電話を切ると振り返った。
「話、聞こえた?」
「はい、急ぎましょう。全員で行くんですね?」
保胤が頷き、セルティはもう動き始めている。
「ちょっと待った。あいつを放っておく気?」
リナが示したのは海野千絵だ。
今は大人しく、疲れからかまた眠りについているようだが、それもいつまでか。
「両手両足を縛っているんです。5分やそこらでは逃げられないでしょう」
「……それもそうだけど」
セルティが紙にペンを走らせ突きつける。
『迷うヒマもおしい』
確かにその通りだ。
リナはもう一度だけ千絵を振り返ると、2人と共にマンションの一室を後にした。
ガタンと音を立てて玄関のドアが閉まり――暗闇の中、赤い光点が二つ灯った。
千絵の瞳だった。

     * * *

ベルガーは走っていた。
シャナに追いつかなければならないし、もう一つ、佐山が尾行しているかもしれなかった。
後者はさして重要では無いが、とにかく手っ取り早い手段は走る事だった。
濃密な霧の中、姿はすぐに白に溶けて見えなくなる。
足跡とて舗装された道を通れば残るわけがない。
ならば追う手段はただ一つ、音を聞く事だけだ。
走れば音がする。これはそれだけを取れば追いやすく思える。
しかし追いかけるには同じく走らなければならない。
そうなれば水音を立てるのは避けられず、尾行はあっさりとばれてしまう
更にそもそも、悠二の遺体を背負ってもなおベルガーの走力は常人以上だ。
追いつくのは至難だと言えた。

もっとも、繰り返すが尾行を撒く事はさして重要ではなかった。
佐山は危険な人物とは言えない。
その思想が結果的に皆を危険に追いやる可能性は無いとはいえないが、それだけだ。
今は情緒不安定で不安なシャナに追いつく事が何より肝要だった。
(待て。待てよ、シャナ……!)
ベルガーはただ走り続けた。

     * * *

そして再び視点は戻る。
マンションを後にしたリナ達ではなく、そのマンションの一室へと。
電気を消された暗闇の部屋の中、千絵は布団を振り落とした。
寒いからと布団を掛けて貰った足の縄は、既に解けていた。
残るは腕の縄だけだ。
千絵は足が自由になった分だけ上体を上にずらし、縛られた腕まで頭を引き寄せる。
そして目の前に来た縄の結び目に、大口を開けて噛みついた。

「何とかなるものなのね」
ホッと一息を吐く。
一時はどうなる事かと思ったが、どうやらあのシャナという少女が暴走したらしい。
誰だか知らないが、その恋人を殺した奴には感謝してやっても良いくらいだ。
千絵は窓際に近寄り、そのロックに掛けてある物を見て吹き出した。
「聖じゃないんだから」
それは先ほど千絵を尋問する時に使われた、割り箸を組み合わせた十字架だった。
見ると玄関のドアノブにも同じ物が掛けてある。
聖はロザリオで火傷するようだが、何故か千絵は十字架が何ともなかった。
それが(不真面目な物であれ)個々の信仰から来た物だとは知らない。
ただ、とにかく千絵に十字架は何ともないのだ。
わざわざこんな物を更に一つ追加で作った事はご苦労様としか言い様がない。
「でも、誤解させておいた方が得になるでしょうね」
ドアノブにもロックにも十字架が有って触れないとすれば、どう動くか?
千絵は椅子を掴むと、窓ガラスに叩きつけた。

当然ながらリナ達もその音を耳にした。
ガラスが割れる音。椅子がコンクリートのベランダに転がる音。
何処か高いところから重く柔らかいものが濡れた大地に着陸する音!
「しまった!」
濃密な霧の中、方向は大まかにしか判らない。
だがそれでもそちらに向かおうとした時、別の音が聞こえ始める。
微かに聞こえるシャナを呼ぶ声、そして濡れた道を走る足音。
シャナが来たのだ。
「どうします?」
保胤が少し焦った様子で問う。
今、千絵の方にかまえばシャナを見失うかもしれない。
かといってシャナにかまえば千絵を逃すのは確実だ。
「あの吸血鬼はあたしが捕まえるわ! セルティと保胤はシャナを止めて!」
「この霧の中で一人では無理です!」
セルティも同じ意見だった。
その懸念をリナは鼻で笑う。
「要はこの霧を払えば良いんでしょ。
 この天才美少女魔道士リナ・インバースを甘く見るんじゃないわ!
 魔風(ディム・ウィン)!」
ごうっと音を鳴らして風が吹いた。

「……嘘でしょ?」
強風で吹き散らされた数十mの霧の奥から千絵の焦る表情が露わになる。
この霧の中なら音を立てた所で簡単に逃げきれると思ったのに大きな誤算だ。
(でも、まだ逃げ切れるはずよ!)
脚力では吸血鬼になった彼女のそれはかなりの物だ。
それにリナ達は仲間を止めるために人を残さなければならない。
千絵は再び霧の向こうへと駆け出した。

「それじゃ2人ともシャナを頼むわ!」
「待ってください、足の速いセルティさんが行った方が……」
「シャナを止める方が難しいんだから、残って。血が流れてないなら好都合でしょ」
リナは続けてもう一つ風の魔法の詠唱を始める。
風の魔法はむしろダナティアの得意技だが、リナとてバリエーションなら負けていない。
その一つがこの……
「翔封界(レイ・ウイング)」
風の結界を身に纏い高速飛行を可能にする魔法!

(いつもより結界の強度も速度も高度も比べ物にならないか。だけど、十分よ!)
リナは親指を立てて見せる。
「え?」
その意味が分からず戸惑う保胤の横で。
「………………」
セルティがいつものように声は無く、ただ親指を立てた。
リナは頷くと、千絵が去った霧の向こうを向き、そして……加速する。
追撃が始まった。

「そ、そんな事まで出来るの!?」
千絵は驚愕の声を上げていた。
背後から迫るのは薄い風の障壁を身に纏い地上スレスレを低空飛行で追撃するリナの姿。
そういえば確かにアメリアが空を飛んだりできる魔法も有ると言っていた。
リナさんは魔法のレパートリーがとても多いとかも聞いた気がする。
だからといっていざはっきり目にすると思う。
(こんなの相手に出来るわけがないじゃない!)
「――――!!」
風の結界の向こうで聞き取れない叫びと共にリナが突撃してくる!
「きゃあっ!!」
必死になって横に跳んで避けると、そのまま全速力で林に向かって駆け込んだ!
(小回りは効かないみたいだし、林の中なら振り切れる)
木々の間を駆け抜け、林の中を走り続ける。
これなら…………

「よっし、掛かった!」
リナは快哉を上げた。
リナとて何も考えずに林の中に追い込んだわけではない。
合流地点に向かう途中に遠目に通り過ぎたが、林を真っ直ぐ進んだ先にはアレが有る。
千絵は見た所、山歩きにはそれほど慣れていない様子だった。
ならば術を解除して走って林の中を追いかければ、アレで立ち止まった所に追いつける!

果たして千絵はリナの目論見通りのルートを通っていた。
林の中を真っ直ぐに駆け抜け、そして林の出口にある――
――巨大な十字架の架けられた教会の横を難なく走り抜けて逃げ切った。
偽装は意外な所で効果が出ていた。

「…………あれ?」
林を抜けて教会に着いた時、リナは見事に引き離されていた。
物陰に潜んでいた零崎に気づくことも無く、慌てて千絵を追いかける。
見事な裏目っぷりであった。

     * * *

「ハァ……ハァ……な、なんとか逃げきれたみたいね?」
不安げに振り返りつつもホッと一息を吐く。
千絵は幸運にもリナからの逃亡に成功していた。
林から出た道の向かいの林を、道沿いにそっと歩く。
歩き慣れない林の奥で方向を失うのを警戒しての事だ。
「頭は切れるが早合点で自信過剰、それに頭に血が上りやすい、か。
 助かったわ、馬鹿な奴で」
頭は切れるようだが苦手なフィールドに相手が逃げ込むのを許すようでは油断が過ぎる。
千絵はその後に通り過ぎた教会がリナの作戦だった事までは気づいていなかった。
「でも、そのおかげで面倒事も増えたのよね。
 アメリアを殺したのは聖だろうに、マリア様とやらを元凶にする羽目になったし。
 嘘では無いんだろうけど、聖を切り捨てるのはまた今度かしら」
先ほどまで追われた恐怖と不安を紛らわせる為に独り言を呟き紛らわせる。
それは予想だにしない結果を生んだ。
「まあ、罪をなすりつける相手が居なかったら殺されていたかもしれないんだから、
 マリア様には感謝しないといけないかしら」

「そうか、ならば礼の一つでも言ったらどうだ?」

凍り付いた。

「学生服を着た女で、吸血鬼。血の匂いもする上、ここに現れた。
 ふむ、さっきの男を追っていたのはおまえか? どうも迫力が無いが」
ガチガチと歯が鳴る。
圧倒的存在感が心を圧迫する。
「もう少し遠くから気配が有った気がするが……気配は無いな。
 状況としてはおまえとしか考えられんのう。どうなのだ?」
思考は恐怖に白濁していた。
「まあ、どうでも良いか」
「どうでも良いとは? さっきの男に引き渡すのではないのか?」
宗介が怪訝そうに尋ねる。
「そう思っていたが、やめだ」
美姫は恐怖に凍り付く千絵を見下ろす。
「私は私のものが私に盾突く事を赦さぬ」
千絵は動けない。
間に一人を通したとはいえ血の呪縛と、何より死の恐怖が彼女を縛る。
「別に止めはせぬがな。
 だが、もし盾突いた時は……それなりの代償を払ってもらわねばなるまい」
美姫がゆっくりと手を伸ばす。
千絵は動けない。
その手が千絵の胸へと伸びる。
千絵は動けない。
その指が千絵の胸に食い込み……
「待って!」
横合いから掛かる声がそれを制した。

「かなめ!?」
かなめは動揺する宗介を無視する。
恐怖は有る。目の前の美姫はそれだけの存在だし、何より一度は殺されかけた。
今の千絵と同じように、ゆっくりと。
そして、その危機から救ってくれた少女の名も……放送で呼ばれた。
(…………しずく……)
胸が悲しみで満たされる。だが。
だからこそ、必死に震える足を抑えこんで制止の言葉を投げかける。
「この人、あなたの物じゃないわ」

「ほう。何をもって私の物ではないという?」
「だってこの人、あなたが直接血を吸った人じゃないんでしょ!?」
「私のしもべの物も、やはり私の物じゃ」
傲然と言い放つ美姫にかなめは尚も食い下がる。
「だけどこの人、血を吸った人の物である事も否定してたじゃない」
美姫は笑った。
「ふふ、なるほど。確かにその通りじゃ。
 聖を切り捨てるやらなにやら、聖の僕でもないようじゃな。
 このような輩の血を吸った聖の咎ではあれ、この娘の責任ではないか」
安堵するかなめ。
張りつめた殺気が途切れた事により解放された千絵は膝をつく。
まだ言葉は出ない。思考は白濁している。だが。
「……しかし、ならばこの娘が億分の欠片なりとも私の力を持つのは気に障る」
その言葉の意味を理解し、千絵の思考は恐慌した。
「い、いや! 取らないで……!」
「ふむ、痕が見えなくなったのは数分前という所じゃな。毛穴のような大きさで残っておるわ」
それは最早見えない吸血痕だ。
メフィスト医師すらこの島では治せるかどうか。だが。
「貴様に私のそれは上等すぎる。返してもらうぞ」
主人のそのまた主人である彼女なら話は別だった。

     * * *

美姫と一行は道を歩いていた。
アシュラムは無言で主人の先に立ち、その後に美姫、かなめ、しんがりに宗介が続く。
辿り着いた吸血鬼が聖ではなく期待外れだった事に幻滅したのか、
零崎にもう一度会うつもりはないらしく、約束など無視して好きな方向に歩いていた。
いや、おそらく美姫は零崎が教会で待ってなどいない事にも気づいているのだろう。
「市街地の方にはまだ行っておらなんだな。何か愉快な奴に会えると良いが」
からからと笑い道を往く。
「あの……ありがと」
「何がじゃ?」
かなめの声に美姫は疑問の声を返す。
「さっきの人を助けてくれたじゃない」
「助けた? 私がか?」
戸惑いが沈黙となり場に溜まり。
「くくく、面白い奴だ。あれを助けたと思うたか?」
「……違うの?」
「大間違いじゃ」
美姫は笑いながら答える。
「あの娘はな、吸血鬼として人を殺し、血も何度か啜っておる」
「――っ」
言われてみれば当然の事実だ。
外傷も無いのに彼女に付着していた血は返り血に違いない。
「私はその記憶をわざわざ消してはおらぬ。どうなるか判るか?」
「そんな……それじゃ……」
「あの娘がそれを乗り越えられるかは見物じゃな。
 まあ、気分が良く寛大な処置をしてやったのも事実じゃ。
 なにせあの娘には希望も与えてやったのだから」

     * * *

美姫の与えた希望。それは二つの文から構成されていた。
「『次に私に会った時、記憶を失っていれば殺す』」
千絵は呟く。別れ際に美姫に申し渡されたその処遇を。
「『だが、おまえが私を見つけだして望んだならば、再び吸血鬼にしてやろう』」
美姫の与えた希望とは再び吸血鬼になるという道。
「『私の気分を損ねぬよう貢ぎ物を用意するのも効果的やもしれんな』……ですって」
それは本来なら希望になどなりうる筈が無い道だ。だが。
「冗談じゃないわ。あんな……あんな……っ!!」
血の渇きに従い瀕死の男を殺した事。
その血を啜った事。
アメリアに食欲を感じ、更に彼女の大切な仲間をその死をダシに毒牙に掛けようとした事。
「う……お、おえええぇっ!」
酸っぱい物がこみ上げ、たまらず地面にぶちまけた。
その中に有るのはほんの僅かな血だけで、ただ胃液だけが吐き出される。
「うぐ、げえええぇっ」
げほげほと胃液を吐き出す。
自らの行為のおぞましさと罪深さに怯え、この悪夢が醒めて欲しいと切に願って。
だが悪夢が醒める事は無い。これは夢が醒めた後の現実なのだから。
再び吸血鬼になるという選択肢は再び至福の夢へと帰る片道切符……
「イヤ。イヤ、イヤ、イヤ、イヤァッ!!」
どうして良いのか判らず、ただ悲鳴を霧の中に響かせる。
(ごめんなさい……)
罪悪感から謝罪の言葉を浮かべる。
だが、誰に謝っているのだろう? あのトドメを刺して血を啜った青年か?
違う、そうではない。彼にも謝らなければならない。
だが彼女が謝っているのはそれ以上に……
「…………ごめんなさい、アメリア」
一緒にゲームを打倒しようと誓いながら何も出来ず死なせてしまった、
挙げ句に彼女の親友をよりによってその死を餌に毒牙に掛けようとした仲間。
その言葉を最後に千絵の意識は途切れ……

「…………ったく、どうしろっていうのよ」
辿り着いたリナの腕に受け止められた。
「シャナの事も心配だっていうのに、これ以上に問題事を増やせっていうの?
 まあ、吸血鬼の親玉が吸血鬼化を治せるみたいってだけでも儲け物だけど」
しかし結局吸血鬼の親玉にはタッチの差で逃してしまった。
先ほどの放送であげられた死者の名前も悩み事だ。
坂井悠二の事は放送の直前に電話を受けたが、
それに加えてテレサ・テスタロッサ。更にダナティアの親友だというサラ・バーリン。
ダナティアの名は上がらなかったが、ただ事でないのは間違いない。
更にそれらを抜いても……上げられた死者の数がなんと多かった事か。
「……はぁ」
リナは溜息を吐くと、千絵を担ぎ、マンションに向けて足を向けた。

しばらくしてひょっこりと、茂みから零崎が顔を出した。
「…………あの娘、来ねえなあ」
説得してくれるかもしれなかった美姫も居なくなった事だし、居る意味も無いだろうか。
「医師の机にも三年だね!」
これからどうするか考える零崎を、エルメスが茶化した。


【C-6/道/1日目・18:00頃】
【ダウゲ・ベルガー】
[状態]:平常。少し焦っている。
[装備]:鈍ら刀、携帯電話、黒い卵(天人の緊急避難装置)
[道具]:デイパック(支給品一式(パン6食分・水2000ml))
     PSG−1(残弾ゼロ)、マントに包んだ坂井悠二の死体
[思考]:シャナを追いかけて合流、危なそうなら止める。その後は仲間と合流。
 ・天人の緊急避難装置:所持者の身に危険が及ぶと、最も近い親類の所へと転移させる。
 ※携帯電話はリナから預かりました


【C-6/住宅地のマンション前/1日目/18:00過ぎ】
【セルティ・ストゥルルソン】
[状態]:平常
[装備]:黒いライダースーツ
[道具]:携帯電話
[思考]:静雄の捜索及び味方になる者の捜索。
     すぐ近くに来ているシャナの様子を見て、止める。

【慶滋保胤】
[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は多少回復
[装備]:ボロボロの着物を包帯のように巻きつけている
[道具]:デイパック(支給品一式(パン6食分・水2000ml))、「不死の酒(未完成)」(残りは約半分くらい)
[思考]:静雄の捜索及び味方になる者の捜索。 シャナの吸血鬼化の進行が気になる。
     すぐ近くに来ているシャナの様子を見て、止める。

【D-6/道/1日目/18:10】
【リナ・インバース】
[状態]:平常
[装備]:騎士剣“紅蓮”(ウィザーズ・ブレイン)
[道具]:支給品二式(パン12食分・水4000ml)、
[思考]:仲間集め及び複数人数での生存。管理者を殺害する。
     吸血鬼の親玉(美姫)と接触を試みたい。
     まずはシャナ対応組と合流する。

【海野千絵】
[状態]:吸血鬼化回復(多少の影響は有り?)、血まみれ、気絶、重大なトラウマ
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:………………。
[備考]:吸血鬼だった時の記憶は全て鮮明に残っている。


【D-6/道沿いの森/1日目/18:10】
【零崎人識】
[状態]:全身に擦り傷 疲労
[装備]:自殺志願  エルメス
[道具]:デイバッグ(地図、ペットボトル2本、コンパス、パン三人分)包帯/砥石/小説「人間失格」(一度落として汚れた)
[思考]:これからどうするか考えている。
     事がどう運んでも一旦は佐山たちと合流しようと思っている。
     一応もう一度シャナを説得しようとは思っている。
[備考]:記憶と連れ去られた時期に疑問を持っています。


【D-5/道路/1日目/18:10】
『夜叉姫夜行』
【美姫】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:デイパック(支給品入り)
[思考]:零崎に興味。島を遊び歩いてみる。

【アシュラム】
[状態]:健康/催眠状態(揺らぎ有り)
[装備]:青龍堰月刀
[道具]:冠
[思考]:美姫に仇なすものを斬る/現在の状況に迷いあり

【相良宗介】
[状態]:左腕喪失、それ以外は健康
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:どんな手段をとっても生き残る、かなめを死守する

【千鳥かなめ】
[状態]:健康
[装備]:エスカリボルグ
[道具]:荷物一式、食料の材料。鉄パイプのようなもの。(バイトでウィザード「団員」の特殊装備)
[思考]:宗介と共にどこまでも

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第485話 第486話 第487話
第483話 海野千絵 第492話
第483話 リナ 第492話
第483話 セルティ 第498話
第482話 千鳥かなめ 第492話
第482話 相良宗介 第492話
第482話 アシュラム 第504話
第483話 慶滋保胤 第498話
第460話 ベルガー 第498話
第482話 零崎人識 第524話
第482話 美姫 第492話