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元型論概説

アーキタイプ(archetype)  元型とも訳す。C.G.ユングがはじめ原始心像ないしは原像と呼んでいたもので、人間の集合無意識にあって、神話的性格を備えた普遍的・人類史的象徴性を備えた心像のこと。(『心理学小辞典』有斐閣)

 元型は無意識内に存在するものとして、あくまで人間の意識によっては把握しえない仮設的概念であり、これの意識内における働きを自我がイメージとして把握したものが元型的イメージ(原始心像)なのである。(河合隼雄『無意識の構造』中央公論社)

 分析心理学の祖・ユングは、精神分裂病の患者の話す内容や一般人の夢を調べて行くうちに、ある一定の共通するパターンがあることを見出しました。更にそのパターンは、神話や昔話にも共通するものだという事が分かりました。ここにユングは人類が普遍的に共有する普遍的無意識(集合無意識)の存在を発見し、その中にある心像を元型と呼んだのです。
 私は神話やその他の文学の研究に役立てればと思い立ち、これを作りました。神話に登場する神々や人間にも、このような元型に当てはまる例が幾つも見られます。探してみると、意外な発見があるかもしれません。
 尚、引用はしても構いませんが、その際には作者名(安澤出海)と、このHP(泉獺の水辺の棲家http://i-otter.hp.infoseek.co.jp)のアドレスを必ず明記してください。又、個別の項目への直リンクや、丸ごとの転載はご遠慮下さい。尚、この頁へのリンクは許可します。
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参考文献


製作・著作 安澤出海(泉獺)(i_kawauso@hotmail.com)

日記に裏話が書いてあるかも…

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