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・たまについて
たま

 たま。それは、安国寺の姫君(新右エ門談)さよちゃんの飼い猫である。 たまに関する情報として、特筆すべきものは、その種類、性別、功績、たまに与えられていた茶碗(過去形であることに注意)くらいであろう。

 まず、「種類」である。Dos環境でのブラウズでない方にはご覧になれることと思うが、上の写真から、たまには茶・黒・白の三色の毛が生えていることが見て取れるであろう。つまり、三毛猫なのである。

 次に「性別」である。これはアニメ「一休さん」のなかで言及されていた! 名前からしてオスのように感じる方もおられるかもしれないが、学術的に見ると、、三毛猫は、メスしか生まれないのである。これは猫の常識であり、オスの三毛猫を見つけたら賞金がでるほどである。しかし、最新の「国際三毛猫学会たま部会 in 北九州市」によると、第150話「おひげ騒動と お猫さま」での一休さんの発言により、言及されていることを発見。一休さん曰く、「たまは男の子だから・・・」 なんと!たまは三毛猫にしてオス!これは驚愕の事実であり、世界の猫ブリーダーも生唾ゴックン♪の高価な猫であろう。将軍さまのシャムネコ(島津候よりプレゼントされた)なんかよりもよほど希少であり、学術的にも価値がある猫といえる。

 三番目に、たまの「功績」である。アニメ第2話において、一休さんと柿麻呂のねずみの木彫り対決で、一休さんのつくった鰹節製のねずみにたまがかみつくのであるが、それを皮切りに一休さんのとんちのパートナーとして「陳念さんクラス」の働きをする。 また、安国寺住職・外観和尚によると、たまは一休さんに勝ったさいしょの生物(人間ももちろん含む)である。これは一休さん検定にも必須といわれる重要な事実である。

 最後に、たまに与えられていた茶碗についてである。これは「たま」についてでないので蛇足といえるかもしれないが、あえて筆をとることにしたい。たまの茶碗はそれまでぼろい茶碗以外のなにものでもなかったのであるが、一休さんの手によりその茶碗が義満に一千貫もの大金で売られたのである。しかも「仁徳天皇のおわん」と称して。(当然その後気付いた義満は激怒!) その後たまには、さよちゃんのよりも立派な茶碗があたえられたのである。

 たまはあちこちで(時には金閣寺付近でも!)出没する安国寺のマスコットキャラクターなのだ。  
  


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