| 調理用具として、ボール(大サイズ)…1個、ボール(中サイズ)…1個、お玉、スプーン(大)を準備してください。
  【1.キャベツ、玉ねぎ、ねぎをみじん切りにする】
 包丁をさばく個人の技術にもよりますができるだけ細かく切ることでこれら食材の良さは引き出せます。
 野菜類をみじん切りにすることによりエキスがお好み焼きベースの中に浸透して味が追加されます。この野菜から出るうまみに期待!
 
 キャベツはボール(大サイズ)がいっぱいになるくらい必要です。隠し味のねぎ、玉ねぎは大さじ3杯分くらいを目安に準備してください。特に玉ねぎの甘味を具に追加することでお好み焼きが大きく化けます。おいしいお店のほんのり甘いお好み焼きの味はおそらく玉ねぎによるものと考えられます。
    キャベツ、    玉ねぎ、ねぎのみじん切り
 
  【2.お肉を大きさ5〜7cmぐらいに切る】
 スーパーによってさまざまですがお肉はできるだけ薄くスライスされているものがお好み焼きにはほどよい食感を与えるためベストです。お好み焼きでは写真のように油が多く含まれているばら肉を使用すると味が良くなります。値段が高いのですが薩摩の黒豚を使用すると最高の味がでます。
 
 このお肉の油分はおいしいのですが、健康が気になるところ。食後はウーロン茶やジャスミン茶など油を体外に放出するお茶をコップ1〜2杯ぐらい飲むようにするといいですよ。
 
 豚バラの薄切り 
  【3.お好み焼きの粉をボール(中サイズ)に入れて、水を加えかき混ぜる】
 まず、お好み焼きの粉の重さを量ります。粉は日清のお好み焼き粉(写真下)を選び使用しています。
 粉250gに対して水200g を計量し混ぜ合わせます。粉:水=1:0.8がベストです。混ぜるときかなり硬くて、こんなのでいいのかと思われるかもしれませんが、このようになかなか混ぜられないぐらいの粘度と乾燥度が正しい状態です。腕に力こぶをつくりながら、格闘してください。
 【補足説明】
 ここで水を1(同量)以上の割合で混ぜると入れすぎになります。固まらないお好み焼きになってしまいます。後で粉を追加して粘度(硬さ)を調整しようとしても焼け石に水で、この場合は逆に粉っぽいお好み焼きになってしまい惨敗が確定します。粉と水の配分は初めの計量が勝負で、これがおいしいお好み焼きを作る第一関門のようです。
 
 また、だし類は作ったり、入れたりする必要がありません。今回使用する日清のお好み焼き粉(写真下)にはすでにだし類が入っているので、これを使う場合はだしを入れるとかなり濃い味になってしまい味が逆に低下します。
 
 何も入っていない薄力粉からスタートする場合は、だしは非常に重要な要素となるのですが、今回はだれにでもおいしく作れる方法をということで日清のお好み焼き粉を使用しました。とろろ芋もこの中に入っているので準備する必要はありません。
 
 日清のお好み焼き粉 
  【4.具を混ぜる】
 キャベツのみじん切りを入れたボール(大)の中に水で溶かした粉を加え、続けて切った玉ねぎ、ねぎを加えます。さらにこの上から天かす、桜エビ、コーン、たまご2〜3個を入れます。コーンの代わりにビールのおつまみである枝豆をいれても味が良くなりますよ。
 
 家庭で作る場合はこのように大きなボールに一括して仕込むのが関西のご家庭での作り方であり、これを採用しています。
 
 
 
 +        
 これらを粉の上から追加する
 
 
  
 
 ボールに入れたお好み焼きの具 【5.ボールに入れた具を混ぜる】
 
 はじめは、水分がなくこんなのでいいのか?と思われるかもしれません。しかし、がんばって混ぜていってください。水分が少ないためこの作業は5分くらいかかるかもしれません。
 
 混ぜ終わって放置しておくと、下の写真のようにキャベツや玉ねぎなど野菜から出るエキスや野菜を洗った時の水分が出てきて、水分がしだいに増加します。ボールに入れた具によるこの染み出し効果を計算に入れたのが粉:水=1:0.8の比率です。お好み焼きの極意です。
 
 この野菜から出てくる水分に気づくのに過去ずいぶん時間を労費しました..
 
 お好み焼きベースの出来上がり(かき混ぜ後) |