【お好み焼きと焼き方】
餃子やハンバーグなどは焼き方によって味が大きく変わります。お好み焼きもこれらと同じで焼き方が最も重要です。生かすも殺すも焼き方にかかっています。関西では、お客に焼かせてくれないお店が多いのですが、それは味に対する評判を維持するための当然の行為なのです。関西では同業のライバルが多いのでここまでする必要があるのです。
【ホットプレートに要求される条件】
焼くときには家庭用ホットプレートを使用します。その際、ホットプレートは使い込みすぎて表面のテフロンコートがはげてしまったものが実は最適です。家の中に古いホットプレートがあればお好み焼き用として捨てないでとっておきましょう。出力は240℃まで加熱できるものが理想です。それでは、始めましょう。
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ホットプレート
【1.鉄板のスイッチを入れて予備加熱】
鉄板の温度は240℃設定が最適ですが、200℃設定でも可能です。なるべく最大に設定してください。鉄板のコンセントを入れたら最後まで設定は240℃のままで大丈夫です。ホットプレートにはサーモスタット(温度調整センサー)がたいてい付いていますので、次第に設定温度に限りなく近づいていきます。スイッチをいれたら10分ぐらいはそのままにしておきましょう。電気代を節約しようと、ON/OFFを焼く度に繰り返す行為は厳禁です。このような使い方では実際に焼くときの鉄板の温度がかなり低い温度になってしまうためです。
【2.お好み焼きベースと肉を焼く】
鉄板が240℃になったら、サラダ油を鉄板にぬります。まず、5〜6cmに切った豚肉を鉄板にのせ、続いてお好み焼きベースをお玉でのせます。厚さは1.5cmぐらいがベストです。それ以上厚いと家庭用ホットプレートではパワーが小さいのでうまく焼けません。
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肉とお好み焼きベースを焼き始める
(!)お好み焼きやの鉄板は分厚く熱容量が大きいので食材を置いても鉄板の温度は下がりませんが、家庭用ホットプレートでは具をのせた瞬間、ものすごい勢いで温度が下がります。特に初めに焼くお好み焼きはこの傾向が強く、2枚目からのお好み焼きが上手に焼けます。
【3.肉をお好み焼きベースの上にのせます】
肉は30秒ほどで焼けます。次に焼けた面を下にしたままで、お好み焼きベースの上にのせます。肉が焦げ付かないようにてきぱきとやりましょう。お好み焼きベースは肉をのせてから約3分後ぐらいにひっくり返します。
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肉をお好み焼きベースにのせる
【4.裏面を焼く】
ひっくり返した後は3分くらい焼きましょう。裏面が焼けたら、もう一度ひっくり返します。この状態でお皿にもります。配り方は各ご家庭のやり方で行ってください。我が家では鉄板上で切らずに1枚単位で個人に分配します。
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裏返しにして後3分
【5.マヨネーズ、ソース、かつお節で仕上げ】
お皿の上でマヨネーズとソースをぬります。からしを入れる場合はマヨネーズに混ぜて使用してください。からしマヨネーズ味になります。この後、かつおぶしと青のりをふりかけたら、お好み焼きの完成で〜〜す。
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豚玉の完成
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