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第525話:道は別れる

作:◆eUaeu3dols

最初に佐山が口を開く。
「しかし辿り着いてみればもう引き取られた後とは少し予想外だね」
次に佐山の首に下げられたラジオから、壮年の男の声が響いた。
「手前のやる事は終わったか、茉衣子」
「ええ。……早いですね、もう再会するなんて」
答えてから茉衣子は考える。
本当にこんなにも早く追いつかれるとは思わなかった。
埋葬に掛かった時間も含めれば、小屋を出てから1時間程度は経過しただろう。
その程度の間にあの小屋に誰かが訪れて、兵長を起こして追跡し、発見された。
それはとてつもない偶然に思えた。
「また会ったな、佐山」
ダウゲ・ベルガーの言葉でダナティアも彼らが何者かを理解した。
佐山御言、宮下藤花、零崎人識、オーフェンの4人。
意志を持つラジオにモトラドに、オーフェンのポケットに押し込まれた人精霊。
槍や割り箸が意志を持つ事までは気づかなかったが、その概ねを見て取って。
「あら、これは大層な御一行だこと」
そう評価した。
佐山達は、エンブリオを所持する光明寺茉衣子を間に挟んで大集団の二人と向き合った。
そして宣言する。

「さて、交渉といこう」「さあ交渉を始めましょう」
「………………」「………………」
佐山とダナティアの言葉がハモり、二つの沈黙が訪れる。
「「まずはそちらの条件を……」」
続・異口同音。
佐山とダナティアが睨み合う。
そしてややあって……ダナティアは溜息を吐いた。
「あたくし達に接触したという事は、あなた方は何か目的が有るのでしょう。
 そちらから目的を教えてもらえるかしら」
それが交渉の始まりだった。
「……良いだろう。私達の要求は三つ有る」
佐山は三本の指を立てた。
「一つ目はそこの彼女、光明寺茉衣子君をこちらで預かりたい。
 二つ目はシャナ君にこちらの零崎君が改めて謝る機会と交渉の余地の準備。
 三つ目は君達に、私達と共にこのゲームを打ち破る協力の要請だ」
ベルガーが何かを言おうとするのを制して、ダナティアが答えた。
「生憎ね。すべて『ノー』よ」
――場が張りつめた。

「何故だね?」
「一つ目。彼女はこちらで庇護するからよ。
 そもそもあなた方はどうして彼女を求めるのかしら?」
探るような瞳に佐山は答える。
「彼女が危険だからだよ。彼女は歪んだ思考の末に人を殺めた。
 保護監察が必要だと思わないかね?」
「証人は?」
「俺だ」
その言葉と共に首に掛けたラジオから壮年の男の声が響いた。
ラジオから暗緑色の粒子が湧き出てぼんやりと人の顔を作り出す。
ラジオに宿った幽霊、兵長。
「そいつは……茉衣子は言った。宮野が死んだのはしずくのせいだと」
「ええ、その通りです」
茉衣子が答える。
「彼女が助けを求めなければ班長が死地に赴く事は有りませんでした」
「宮野の奴は自分の意志であそこに行った」
「ええ、班長の性格で有れば行くのは必然でした」
「しずくはおまえをあそこから連れて逃げた」
「ええ、死んだ班長をあそこに残して」
「しずくは気を失ったおまえをよく介護していたな」
「ええ、班長の死とは何の関係も無い事ですけど」
「宮野が死んだのもあいつのせいじゃねえのにだ」
「いいえ。彼女のせいです」
兵長は言葉を止めた。
茉衣子をじっと睨み付ける。
爆発寸前の怒りとどうしようもないやるせなさを篭めて。
怒りで問うた。
「もう一度聞くぞ、茉衣子。
 宮野が死んだのはあいつのせいじゃねえ。
 それでも……あいつがそれを何とも思ってなかったとでも思うのかよ!?」
「…………ええ」
歪み拗くれた憎悪が答える。
彼女は安全な場所で笑っていた。
安全な場所まで茉衣子と逃げ延びて、茉衣子が起きたのを見て笑った。

 彼はあの場所で、もう二度と笑えなくなっていたのに。

その想いが引き金。
兵長は衝撃波を放とうとした。茉衣子は蛍火を放とうとした。
空気が膨張し破裂の気配を見せた。夜闇に現れた蛍火が一直線に飛んだ。
ラジオのスイッチが落とされた。茉衣子の首筋に鈍い打撃が走った。
衝撃は放たれず、蛍火は消えた。
怒りと憎悪が交わることは無かった。

「ありがとう、ベルガー。助かるわ」
「そっちもな」
合図もなく、ダナティアは前に出て衝撃波を防ぐ魔法の準備をし、
ベルガーは茉衣子に当て身を喰らわせて意識を奪ったのだ。
倒れそうになる茉衣子の体をそっと抱き留める。
「なるほど、そちらも見事なチームワークだ」
佐山も咄嗟にラジオのスイッチをオフにし、更に身構えていた。
兵長によると光明寺茉衣子の放つ光は人体に当たっても無害らしいが、
兵長が受けた時はかなりのダメージを感じたらしい。
つまり実体の無い存在にのみ通用する攻撃。そうと判れば払い落とすだけで良い。
しかしその適切な対応すらも不要だった。
両方が有能な動きをみせたおかげで。
彼ら、彼女らは再び見つめ合い、言った。
「さて、交渉を続行しよう」「それじゃ交渉を再開しましょう」
また、二人は露骨に嫌な顔をした。


「なんにせよこれで判っただろう? 彼女は危険性を秘めている」
「ええそうね、ありがとうよく判ったわ。
 それじゃこの娘とそのラジオが暴発しないよう、そちらに置いてはおけないわね」
「私達は信用に価しないというのかね?」
「当然でしょう?」
ダナティアは睨む。まるで親の仇を睨むかのように。
睨む相手は零崎人識。
「あたくし達はあなた達を信用する根拠が無いわ。
 分かり合う材料も無い。
 これが全ての問いの答えよ、佐山御言。
 あなたをシャナに会わせるつもりは無いし、あなたと今、協力するつもりも無い。
 その横の男、零崎はあたくし達からどの位の物を奪ったのかしらね?」
「あ、やっぱりオレのせい?」
悪びれた様子も無く零崎が自分を指差す。
悪びれてはいるのだろうが、彼はそれを表現するのがとてつもなく下手だ。
「そうだね、一つはキミのせいだ零崎君。
 それはつまりリーダーである私が力を貸して交渉してケリをつけねばならない問題だ。
 罪は償わねばならない。罰するのではなく」
「おまえ達は本当にそれを出来るのか?」
響く声は遠雷のように重々しかった。
「坂井悠二を殺した事を。それによりあの子の心を傷つけた事を。
 本当に償えるのか?」
コキュートスから、アラストールの声が響いていた。
「小早川君の付けていたペンダントではないか。ふむ、君にも意志が有ったのだね」
それを聞いてオーフェンも思い出した。
再び着ぐるみを身につける直前、あの太い首に巻かれていたのを確かに見た。
「ええ。アラストールはシャナの……保護者みたいなものよ。
 もちろん……そこの男が殺した坂井悠二の、知己でもあったわ」
紹介をして、言う。
「あなたはそんな彼にどんな言葉を向けられるの?」
ダナティアが。
「何故殺めたとは聞くまい。だが……貴様はどうするつもりだ?」
アラストールが。
「佐山。おまえはこの怒りに、この連鎖に……“答え”を見つけられたか?」
ベルガーが問いつめる。
問いが佐山を追いつめる。
「………………」
佐山は歯を強く噛み締めた。

(そうだ、私はまだ答えを見つけていない)
目の前で仲間を殺した殺人者が『さあ仲間になろう』と言い出したらどうするのか。
新庄君を殺した誰かが『さあ仲間になろう』と言い出したらどうするのか。
その時、自分は殺人者を許容できるのか。
「――っ」
新庄運切。
その名を思い浮かべた瞬間、胸に激痛が走った。
掻きむしるかのように胸を押さえて蹲る。
呻き声を、決して弱音を漏らさずに。
それを見たダナティアが言った。
「あなたも、誰かを失ったのね」
それは労りではない。
「言っておくけれど、佐山御言」
ダナティアは彼に言葉を向ける。
「あたくしは先ほどの放送で……大切な親友が殺された事を知ったわ」
「………………」
「だけど。もしその殺人者が仲間になる事を申し出て、それがほんとうに信用に値するなら」
怒りが、凍る。
「あたくしはそれを認めるでしょう」
理性が怒りを凍結する。
「だけど……判っているでしょう? 佐山御言」
凍った言葉が突き刺さる。
「たかだか自分一人がそれを出来たところで、それだけでは何一つ変わらない事くらい」
「当然…………判っているとも!」
痛みを抑え込み、切れ切れの言葉を絞り出す。
例え佐山御言が鋼の意志で新庄運切の殺人者を許容できたとしても、
しずくに逆恨みした光明寺茉衣子や、彼女に怒りをぶつける兵長に同じ事を要求はできない。
誰もが強いわけではない。
誰もが強くなれるわけではない。
例え佐山御言一人が新庄運切の死を受け止めたとしても、それで認められるのはたった一人。
もう死んでいるかもしれない一人を許す事が出来るに過ぎない。
昏き憎しみに澱む光明寺茉衣子も、彼女に怒る兵長も……零崎を怨むシャナも止められない。
だから……そんなものでは何も変えられはしないのだ。
そんな程度では誰にも届きはしないのだ。


「ところで大丈夫かしら? あなた、持病でも抱えているの?」
「いや……別に、何ということはない」
佐山は立ち上がる。
狭心症の痛みは押さえ込める程度にまで収まった。
佐山は今、僅かな時間で痛みをここまで押さえ込める状態にあった。
だが、状況は何ら好転しない。
(私はまだ答えを見つけられない)
分かり合う答えを見つけなければならない。
全ての参加者と交渉しこのゲームを打破するための答えを見つけなければならない。
なのに答えはまだ見つからず、作り出せず、見当すらつかない。

「そう。それじゃ……交渉は終わりよ、佐山御言」
「……ああ。第一回交渉はそうするとしよう」
一見意外なほどにあっさりと、佐山は引き下がった。
(今はまだやむをえまい。シャナ君に会えなかったのは残念だが……)
先ほどのベルガーに加えて一人に会えた事。
光明寺茉衣子がそれなりに信用できる者に保護された事は良しとすべきだろう。
(もっとも、そんな妥協で済ませるわけにはいかないがね)
彼らとの交渉に必要とされる答えは明確になった。
一刻も早くそれを見つけなければならない。
『分かり合うすべ』を。


「待った。ちょっと良いか?」
互いに一度立ち去ろうという所でオーフェンが口を開く。
「まだ何か用が有るの?」
「俺はこいつらとは別件だ。別に組んでるわけじゃねえ」
「……ああ、確かにさっきは居なかったな」
診療所でベルガーが会ったのは佐山と、宮下、それと零崎だ。
この男は見ていない。……それを言うならラジオの幽霊もそうだが。
「おまえは佐山の仲間じゃないのか?」
「違う。俺はあんたが担いでる茉衣子って娘と少しだけ面識が有ったからな。
 ちょっとばかし気になって同行しただけだ」
佐山との関係はその程度だ。
今のところは信用は出来るが、仲間というにもまだ早い。
「知り合いなのか?」
「ああ、知り合いだ。ちょっと同行して話をして別れただけのな」
茉衣子や宮野達との関係も、それだけでしかない。
それでも別れた直後に向かった先で一人死んだとなれば気になるのは当然だ。
「だが、要件はそれとは別だ」
「それじゃ、何だ?」
ベルガーの問いに答えで問う。
「人捜しだ。クリーオウって娘を知らないか? 金髪のじゃじゃ馬娘なんだが」
「クリーオウ……? あたくしは知らないわ。ベルガー」
「俺も知らないが……ちょっと待ちな」
そういってベルガーは懐から携帯電話を取り出した。
佐山がほう、と呟いた。
コール。

「もしもし。俺だ、ダウゲ・ベルガーだ」
……………。
「ああ、迷子の墓掘り娘は保護したよ。ただ、他に来客だ。
 前に話した佐山って奴らと……もう一人、オーフェンって奴が来ていてな。
 クリーオウって娘を捜してるらしいが誰か知らないか?」
………………。
「……そうか、判った」
ベルガーは携帯電話を切ると、オーフェンに答えた。
「残念だが、クリーオウって娘に会った奴は居ない」
「ああ、そうか。……ありがとよ
落胆しながらも礼を言った。
佐山は思う。
(あの携帯電話は支給品か。どうやらマンションの中かどこかにもっと仲間が居るらしい)
佐山の名を知る者、例えば彼の仲間達は居ない様子だ。
だがその内実は気になるところだ。
個々の名前までは教われずとも、例えば……そう。
人数位は聞いておきたい。

「君達はどれだけの仲間を集めたのだね?」
それに対し、ダナティアが答えた。
「生き残っている者だけで10名よ。この娘で11になったわ」
僅かに息を呑む。
もしそれが真実だとすれば、予想よりもかなり多い。

ダナティアは続けて言った。
「そこの男、オーフェンと言ったわね。
 一つ助言をあげるわ。
 あたくし達は時々建物で休んだけれど、仲間集めに奔走していた。
 出会えた参加者の数は、あたくし達全員の倍くらいにはなるかしら。
 それでもクリーオウという少女には出会えていない。
 2時間少し前の放送で呼ばれていない少女にね。
 考えられる最も大きな可能性は、スタート直後から殆ど移動していない事よ」
「俺もあんたらに会ったのは今が初めてだ。偶然って事も有り得るだろう」
「ええ、とてもよく有り得るわ。あくまで可能性の話よ」
オーフェンは考え込む。
(確かに一理ある。
 もしそうだとすれば、誰か仲間と共に拠点となる場所に居たって所か。
 ここのマンションで無いなら城か港周辺、あるいは…………市街地)
確かにその可能性は高い。
捜してみる価値はあるだろう。
「……参考にはさせてもらう。世話になったな」
「ええ、この位は安いものよ」
改めて礼を言うと、オーフェンはその場から立ち去った。
「さて……それでは私達も立ち去るとしよう」
そう言って。
佐山達も立ち去った。
本当にあっさりと。


間。


「……そういえば」
「ああ」
二人はほぼ同時に気づいた。
「エルメス、返せって言っておくべきだったわね」
「今更だ、ダナティア皇女」
失敗があるとすれば、その程度の事だった。
彼らと現時点で組まなかったのは選択だ。
失敗ではなく、それを選んだ。
その選択が正しいにしろ間違いにしろ。
「それにしても、あんたと佐山、妙に気が合うな」
「……まっぴら御免だわ。あんな図々しい男」
ダナティアは心底嫌そうに答える。
(……同族嫌悪だな、明らかに)
そういった点では二人はとても似ている。
ただ、選んだ道が少し違うだけ。
「次に道が交わった時も平和的な出会いになると良いんだがね」
「……あたくしも、それは願っているわ」
その願いが叶うかどうかは、きっと誰も知らない。

【C-6/マンション/1日目・20:20】
【大集団】
【海野千絵】
[状態]:吸血鬼化回復(多少の影響は有り?)、重大なトラウマ
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:行動する事で吸血鬼の記憶を思い出さないようにしたい。刻印解読手伝い。
[備考]:吸血鬼だった時の記憶は全て鮮明に残っている。メフィストの美貌で理性維持。

【慶滋保胤】
[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は大分回復
[装備]:ボロボロの着物を包帯のように巻きつけている
[道具]:デイパック(支給品一式(パン6食分・水2000ml))、「不死の酒(未完成)」(残りは約半分くらい)
[思考]:静雄の捜索及び味方になる者の捜索。 シャナの吸血鬼化の進行が気になる。
    藤堂志摩子に対し『死者の声を聞けるのでは?』『恨まれた?』という疑心を抱いた。

【光明寺茉衣子】
[状態]:体温低下。生乾き。服の一部に血が付着。泥が大量に付着。気絶中でベルガー運輸。
    精神面にかなりの歪み(宮野関連以外はまだ冷静に物事を処理出来る)
[装備]:エンブリオ
[道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml)
[思考]:エンブリオを死守。しばらく大人しく。
[備考]:夢(478話)の内容と現実とを一部混同させています。

【セルティ・ストゥルルソン】
[状態]:平常
[装備]:黒いライダースーツ
[道具]:携帯電話
[思考]:静雄の捜索及び味方になる者の捜索。影でヘルメットを作る。

【ダウゲ・ベルガー】
[状態]:平常。
[装備]:強臓式武剣”運命”、精燃槽一式、鈍ら刀、携帯電話、黒い卵(天人の緊急避難装置)
[道具]:デイパック(支給品一式(パン6食分・水2000ml))
    PSG−1(残弾ゼロ)
    悠二のレポートその1(異界化について)
    悠二のレポートその3(黒幕関連の情報(未読))
[思考]:シャナを助けたいが……/茉衣子をどう扱うか
 ・天人の緊急避難装置:所持者の身に危険が及ぶと、最も近い親類の所へと転移させる。

【ダナティア・アリール・アンクルージュ】
[状態]:健康/生物兵器感染
[装備]:コキュートス/UCAT戦闘服(胸元破損、メフィストの針金で修復)
[道具]:デイバッグ(支給品一式・パン4食分・水1000ml)/半ペットボトルのシャベル/メガホン
[思考]:救いが必要な者達を救う/集団を維持する/ゲーム破壊/メガホンは慎重に/茉衣子を風呂に入れる

【藤堂志摩子】
[状態]:健康
[装備]:なし/衣服は石油製品
[道具]:デイパック(支給品入り・一日分の食料・水2000ml)
[思考]:争いを止める/聖を止める/祐巳を助ける/由乃の遺言について考える
    出来るならば竜堂終の心も心配

【Dr メフィスト】
[状態]:健康
[装備]:不明/針金
[道具]:デイパック(支給品一式・パン5食分・水1700ml)/弾薬
[思考]:生物兵器駆除/病める人々の治療(見込みなしは安楽死)/志摩子を守る

【リナ・インバース】
[状態]:精神的に動揺、美姫に苦手意識(姉の面影を重ねています)
[装備]:騎士剣“紅蓮”(ウィザーズ・ブレイン)
[道具]:支給品二式(パン12食分・水4000ml)、
[思考]:仲間集め及び複数人数での生存/管理者を殺害する/刻印解読作業

【竜堂終】
[状態]:打撲/上半身裸/生物兵器感染/メフィストの治療を受けている
[装備]:コンバットナイフ
[道具]:なし
[思考]:カーラを倒し祐巳を助ける/まず生物兵器駆除完了を待つ

※:マンションの中庭に坂井悠二、鳥羽茉理、シズ、宮野秀策の遺体が埋葬されています。


【C-6/マンション周辺/1日目・20:20】
『諦めない孤児』
【オーフェン】
[状態]:疲労。身体のあちこちに切り傷。
[装備]:牙の塔の紋章×2、スィリー
[道具]:デイパック(支給品一式・パン4食分・水1000ml)
[思考]:クリーオウの捜索。市街地など長居に向いた場所を捜す。ゲームからの脱出。
    0時にE-5小屋に移動。
    (禁止エリアになっていた場合はC-5石段前、それもだめならB-5石段終点)

【C-6/マンション周辺/1日目・20:20】
『不気味な悪役』
【佐山御言】
[状態]:左手ナイフ貫通(神経は傷ついてない。処置済み)。服がぼろぼろ。 疲労回復中。
[装備]:G-Sp2、閃光手榴弾一個、兵長
[道具]:デイパック(支給品一式・パン5食分・水2000ml) 、 マジクのデイパック
    PSG−1の弾丸(数量不明)、地下水脈の地図  木竜ムキチの割り箸
[思考]:参加者すべてを団結し、この場から脱出する/これからどうするか
[備考]:親族の話に加え、新庄の話でも狭心症が起こる (若干克服)

【宮下藤花】
[状態]:足に切り傷(処置済み) 疲労回復中
[装備]:草の獣
[道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml) ブギーポップの衣装
[思考]:佐山についていく

【零崎人識】
[状態]:全身に擦り傷 疲労回復中
[装備]:自殺志願  エルメス
[道具]:デイバッグ(地図、ペットボトル2本、コンパス、パン三人分)包帯/砥石/小説「人間失格」(一度落として汚れた)
[思考]:シャナに会えたら説得したい/佐山についていく
[備考]:記憶と連れ去られた時期に疑問を持っています。

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第524話 海野千絵 第531話
第524話 リナ 第530話
第524話 セルティ 第526話
第524話 ブギーポップ -
第524話 藤堂志摩子 第531話
第524話 慶滋保胤 第531話
第524話 佐山御言 -
第524話 光明寺茉衣子 第531話
第524話 ベルガー 第529話
第524話 零崎人識 -
第524話 竜堂終 第530話
第524話 メフィスト 第531話
第524話 オーフェン -
第524話 ダナティア 第529話