作:◆/91wkRNFvY
しずくは心の中で自問する、これはどういう事だろうか。
直属の上司である浄眼機からはこういったミッションの指令は来ておらず、
どう考えても中枢・辺境に相応しくないいでたちをした人物が何人もいた。あれは別の惑星の人間だろうか。
自分がスリープモードの最中に何らかの理由でここに搬送され、同じような方法で彼らも集められたというのか。
何にせよ、現状自分が出来ることは特に無い。
建物の中へ入り、かなめと軽い打ち合わせ(ここから動かず状況を見る、というものだが)の後、
彼女は少し休眠をとると言って眠ってしまった。
かなめが眠っている間にセルフ・モニタを終了させ、異常がないことを確認すると、次は建造物のモニタリングにかかった。
しかしアクティブ・パッシブセンサー共に上手く働かず、せいぜいが40メートルほど先の動体反応を探知できるくらいだ。
センサーに霧がかかっているとしか言えない状態で、完全に反応を捕捉できるのは20メートル、といったところだろう。
かなめと離れてしまうと緊急時に対処できない可能性を考え、その場を動かず、かなめの起床を待つことにした。
【鳥と翼(千鳥かなめ・しずく)】
千鳥かなめ
[状態]健康。睡眠中。
[装備]陣代高校の制服、鉄パイプのような物(バイトでウィザード、「団体」の特殊装備)
[道具]デイバック一式。
[思考]戦う意思は無し、宗介・テッサと合流したい。
しずく
[状態]健康。機能異常は無いがセンサーが上手く働かず。
[装備]上下一体の白いスーツ、エスカリボルグ(撲殺天使ドクロちゃん)
[道具]デイバック一式。
[思考]戦う意思は無し、BBと合流したい。
【残り98名】
【H-1/広大な神社の中、神社の裏手は崖/1日目・05:00】
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